a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

救世軍黒麦藁隊

2014-03-19 02:34:15 | 東京公演


武蔵関にアイドルあらわる。
MSS48か、
SekimachiクローバーZかわかりませんが……。

資本家がその手に入れた既得権益を維持するために、
ありとあらゆる方策を取りますが、
宗教もまたその一つ。
貧しき人たちに施しをし、
権力者への反骨心を骨抜きにする。
世の中が良くならないのは、
祈りが足りないからであり、
決して、邪な人間が何か企んでるわけではない。
貧しさから抜け出せないのは、
お布施が足りないからであり、
どこかの誰かが、搾取しているせいではない。



そしてまた、
アイドルがもてはやされることで、
物事の核心は遠ざけられていく。
国際会議のオープニングで、
ナントカ48や、
ナントカザイルが歌い、
それがニュースで流れている。
この国はすでに骨抜きにされている。

神の兵と呼ばれる黒麦藁隊。
はたして時代の救世主たりえるのだろうか……?




そんな黒麦藁隊のヨハンナに次ぐナンバー2。
天利早智。
選挙で決まったわけではありません。
なんだか、わりと暗い表情の役が多く、
そんな写真が多いのだが、
普段は笑顔が多いんですけどね。




永野愛理は、
このチームのソングを支える一人。
彼女の歌声は、好き。
公演前のアップなんかの声を聴いてると、
いいー。
要注目。




山智子は、
『忘却のキス』での主演が記憶に新しい。
彼女はとにかく馬力がある。
しっかり地面を踏みしめて、
キッチリそこに存在している。
若いのに頼りがいがあるんだよね。




渡邉みゆきは、
稽古場のマスコットガール、みたいな。
今回芝居で使われる広告は彼女のデザインが多い。
絵心もあり、昨年夏の『はらっぱのおはなし』のイラストも彼女。
好奇心旺盛に、これまで以上にどんどん飛び込んで、
いろんな経験をしてほしい。




正木ひかりは、
ムードメーカー。
何かと声が聞こえてくる。
ダンスタイムには張り切っている姿が目に浮かぶ。
ただ、お腹がすくと、
すぐ不機嫌なるとか、ならないとか……。




時間の流れとともに、
変わっていく彼女たちの姿も、見逃さないでください。




そして、
この麦藁ちゃんたちを率いるのは、
ポーラス・スナイダー少佐=公家義徳。
予期せぬ出来事で急遽の参加。
とにかくがんばっています!!
おそらく本人、ご案内を出せずにいます。
どうか公家ファンのみなさん!!
公家が不安なみなさん!!
とにかく応援に来て下さいまし―。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


TEE東京演劇アンサンブル公演 創立60周年記念公演Ⅰ
屠畜場の聖ヨハンナ

作 ベルトルト・ブレヒト
訳 加藤衛訳
演出 小森明子
構成 庭山由佳・小森明子
音楽 かとうかなこ
装置 池田ともゆき
衣裳 稲村朋子
舞踊 明樹由佳
照明 真壁智恵子
効果 勝見友理
歌唱指導 菊池大成
舞台監督 入江龍太
宣伝美術 スズキコージ・奥秋圭
制作 太田昭

2014年
3/20(木)19:00
3/21(金)14:00
3/22(土)19:00
3/23(日)14:00
3/24(月)19:00☆
3/25(火)休演
3/26(水)19:00☆
3/27(木)19:00
3/28(金)19:00
3/29(土)14:00
3/30(日)14:00

前売(一般)=3,800円
前売(学生)=3,000円
☆=Low Price Day = 2,500円
当日=4,500円

全席自由 申込順に整理番号を発行

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線 武蔵関徒歩7分)  


東京演劇アンサンブル TOKYO ENGEKI ENSEMBLE
〒177-0051 東京都練馬区関町北4-35-17
TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433

作品詳細

東京演劇アンサンブル webチケット
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