a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

TEEリレートークVol.22 『染み込んでいる芝居小屋』 正木ひかり

2019-03-02 08:51:07 | 劇団員リレートーク


リレートークを書くことになって、改めてみんなが書いた文章を読んでみた。
そしたら、みんなの芝居小屋に対する想いに「わかる!わかる!」って気持ちでいっぱいになった。
みんな芝居小屋が大好きなんだ!!!

そういえば、芝居小屋への想いに共感するこの感じ前にもあったな〜と思い出した。

それは、音楽劇 はらっぱのおはなしのワークショップオーディションで演出家の関根さん(外部スタッフ)に
「まだブレヒトの芝居小屋のことをよく知らないので、
芝居小屋のいい所を一人ひとつ教えてください」と言われた時だ。



その時も、今回のリレートークのようにそれぞれの芝居小屋に対する想いやエピソードが語られた。

私はその時、
いい所が多すぎてひとつになんて絞れないって悩んだ覚えがある。
そのくらい魅力的なんだ。

そんな私が関根さんに話したのは、
「芝居小屋のいい所は大稽古の床です! この床は、劇団員が張った床なんです。
それこそ汗も涙も、あとは酔っ払った人がこぼしたワインとかも(笑)...
色んなものや、想いがたくさん染み込んだ味わいのある床なんです!」

みんなニコニコ笑顔で、
たくさん「わかる! わかる!」と頷きながらお互いの話を聞いていた。
この時間が、キャスティングを決めるオーディションということなんてすっかり忘れて、
共感し合い、めいっぱい楽しんだ1日でした。



さて、そんなみんなが大好きな芝居小屋とのお別れが寂しいけれど近づいています。

今はブレヒトの芝居小屋最終公演《クラカチット》の稽古真っ只中。

私は主人公の化学者プロコプが長い長い旅へ出るきっかけとなるヴェールの娘。
そして、最後に出会う娘の2人の女性を演じます。

24時間使える贅沢な芝居小屋で早い人は朝から、
遅い人は晩まで...いや、日付変わるまで!?
全力で稽古&舞台の空間作りに励んでいます!

ぜひ、お見逃しのないように...チケットご予約お待ちしております(✽˘▿˘✽)




次回のリレートーク更新担当は、《クラカチット》で私と同じく、
主人公プロコプの旅へ出るきっかけのもうひとつの鍵を握る役を演じる“りゅーちゃん”こと、大橋隆一郎の番です!
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