a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

タダモノではない……。

2013-02-27 01:08:54 | 東京公演
アフタートークのお知らせ

3月6日(水)19時開演終演後 かとうかなこ(音楽・クロマティックアコーディオン)
3月7日(木)19時開演終演後 高橋啓祐(映像・nibroll)
3月8日(金)19時開演終演後 富沢真理(福島県双葉町にあった富沢酒造店の娘さん)

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マウトナー医師=伊藤克(いとうかつみ)



言わずと知れた東京演劇アンサンブルの重鎮。
主演として、バイプレーヤーとして、
多くの舞台を支えてきた。
客演数の多さも群を抜き、
その実績からも多くの演劇人から愛されていることが分かる。

舞台上だけでなく、
稽古場で、
居酒屋で、
常にその存在感はタダモノではない雰囲気を醸し出す……。
浅草生まれで、
元プロボクサーと、
プロフィールのおもしろさもさすが。

劇団の若手(と言っても、克さんから見たらほとんど若手だが)に対する気配りもさすが、
彼を慕う後輩たちは多い。
一見、近寄りがたくもあるが、
まったくそんなことはなく、
飲み会では、
若者たちと一緒にはしゃぎながら、
自分の夢を語る姿を良く見かける。



今回の稽古場では、
この芝居を、ものすごく楽しんでいる克さんの姿がある。
浅草生まれの芸人堅気、なんて言ったら怒られるかもしれないが、
これまでにないほど、
遊び心にあふれた克さんの姿がそこにある。
もう楽しくって仕方がない、そんな感じだ。

演出の公家義徳は、
克さんの教え子でもある。
いまだに彼は克さんを「先生」と呼んだりする。
成長する教え子を、舞台で大きく支えている姿は、
情に熱い克さんにとって当然あるべき姿だ。
御歳80歳。
まだまだ進化する俳優の姿がそこにある。
やはり、タダモノではない・……。




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東京演劇アンサンブル公演
忘却のキス -赤色のガラスケース-

作  ボートー・シュトラウス
訳  大塚直
演出 公家義徳
音楽/かとうかなこ
舞台美術/池田ともゆき
照明/大鷲良一
映像/高橋啓祐
衣裳/稲村朋子
音響/勝見淳一
宣伝美術/本多敬+奥秋圭
舞台監督/入江龍太
制作/小森明子 太田昭

2013年3月1日(金)~10日(日)
ブレヒトの芝居小屋
全席自由(予約時に整理番号発行)

3月1日(金)19時
3月2日(土)14時
3月3日(日)14時
3月4日(月)19時★
3月5日(火)19時★
3月6日(水)19時☆
3月7日(木)19時☆
3月8日(金)19時☆
3月9日(土)14時
3月10日(日)14時


前売一般:3800円
前売学生:3000円
当日:4500円

★=4日・5日=Low Price Day = 2500円

☆アフタートークあります。
詳細はwebにて

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