a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

佐世保市立黒島中学校

2010-11-23 07:53:22 | 旅公演
11月21日―22日

移動、休息日を終えて、
佐世保の相浦港から、黒島へ移動。
今日は多くの難関がある。
非常に小さなフェリーで、
潮の都合で桟橋の条件が大きく変わる。
特にうちの4tロングトラックが無事に体育館に辿り着き、
佐世保の相浦港に戻れるか……。

まずフェリーに乗るか?
フェリーは島に降りれるか?
島の狭いポイントを通れるか?
Uターンスペースのない中学校まで上がれるか?
そして帰りのフェリーに乗れるか?
さらに相浦港に降りれるか?

多くのチェックポイントをクリアしないと、
どれも大ごとになってしまうのでが、
まずは無事フェリーに乗船。
マイクロバス組より先行する貨物で出港したトラック班から、
無事島の体育館に上がった報告。

ほっと一息。
とりあえず、問題なく仕込みを進めることができる。
待ち構えているのは中学校のバドミントン部の精鋭たち。
おかげで仕込みも順調に終わりました。

夜は、黒島の味覚で士気を高めました。
20人一度に泊まれる宿がなく、
男と女に分かれて分泊。
こういのも、“小さな島”ならでは、でした。

さて、いよいよ公演。
中学生13人、小学生26人、
先生、保護者、保育園の子たちと、島の皆さんが集まって、
80人くらいの客席。
朝から降っていた雨も、
公演時には上がり、どうやら運はついているようだった。


ほとんど微動だにしない客席。
ピクリとも…。
なんというか、緊張している感じ。
保育園の子たちまで、静かに観ている。
舞台で何が起こっているのか、
見ようとしているようだ。
お芝居に慣れてないと言えば、そうだけど、
こういう真剣さを受け止めるのは、
またおもしろい。
それでも、先生出演の1シーンは、
かなり、ウケテましたけど。

終演後は記念撮影をして、
中学生はバラシのお手伝い。










全校生徒13人というのが、
またちょうど良く、そして、良く動いてくれる。
先生たちも、良く手伝ってくれました。
校長先生も♪


シャイな中学生たちは、
言葉少なくおもしろかったとの感想をちらほら。
学校出るときには、
みんなでお見送り、
けっこう感動的でした。
なかなかこういう場所での、
こういう公演は、
この仕事でしかできないけれど、
やはり貴重な出会いは、大切にしたいといつも思い返すのだった。

コメント
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