a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

文化庁公演その7 『セチュアンの善人』

2007-11-29 19:14:32 | 旅公演
高知県室戸市立吉良川中学校。
移動が2時間半で、
けっこう遅くなる覚悟でのぞんだ。
行けども、行けども暗い道。
右側には真っ暗な太平洋。
最後のスーパーから、30分。

到着すると、小さな体育館。
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たくさんの大人が待っていた。
身体はいよいよ疲れていたけど、
先生だけでなく、

たくさんの父母の方々が荷降ろしのお手伝いに来てくれてた。
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これは、テンションあがる!!

小さい体育館なので、
縦に飾るバージョン。
座席部分にござが敷かれて、
まさに芝居小屋気分の再現。
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ワークショップで来た竹ちゃんが、
ずっと気にして、
うたのリハーサルで、声が小さいのに、
「ここの子はね、けっこうシャイだから」
なんて言ってた。
ところが・・・。

この日のソングは、
生演奏。
先生3人が、弾きたい!
ということで、挑戦。
ピアノ、トロンボーン、アルトサックスの編成。
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ちょっとしたジャズアレンジ風に聴こえなくもないが、
良い!
やっぱり、生は良い!

リハーサルでは、1回目は録音したBGMで練習したけど、
2回目は本番同様生演奏で。
そしたら、
声が出る出る。

客席には、
地域の方々も集まってきて、
けっこうな満席状態に。
いよいよ開演。

通行人役の子たちと、教頭先生。
みんな芸達者。

そして、いよいよ生演奏での合唱。
感無量。

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バラシも全校で、
ということだったので、
舞台にみんな残ってもらって、
記念撮影。

せっかくなんで、ね。
俳優も、観客も、
みんな良い顔。
一緒に空間をつくった、って顔してるでしょ?
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まもなく室戸岬。
コンビニなんてないけど、
それには変えがたい人たちがいる。
そう実感できた公演となりました。
コメント
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