a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

文化庁公演その6 『セチュアンの善人』

2007-11-28 19:21:57 | 旅公演
高知県大豊町立大杉中学校。
連続高知3日間です。
高知市に程近い山側の小さな町。
小さな大杉駅の駅舎は、
4年前に大杉中学校の子達が設計から、
製作までしたという。
美空ひばりが若き日に、
事故に遭い、瀕死の重傷を追い、
復帰を誓ったのが、
この中学校の由来ともなっている多すぎだそうな。

前日の仕込には、屈強な(?)、
いえいえ、かわいらしい先生たちがたくさんお手伝いしてくれて、
楽しく搬入が出来ました。
天井が高かったので、
少し時間がかかるかな、と思いましたが、
思ったより順調で、何よりでした。

生徒は全校で70名程度。
近所の小学生と、
もう1項ある中学校からも観に来て、
それでも、150名弱。

ただ、
人数に関係なく、
合唱も、『八匹目の象』のうたも、
みんな声が良く出ていて、
気持ち良かった。

途中、舞台中奥の客席から観てたのだが、
向こう側の最前列の生徒たちの顔がよく観えて、
その真剣なまなざしが、
反対側で観ている自分の気持ちも、
なんだか刺激される気分だった。

それがおもしろかった。

バラシは、全校生徒!
これまた、妙にテンションがあがる。
みんてきぱきと働いてくれて、
搬出も、早く終わった。
終了後に、1枚。
劇団員が、どこかに一人います!
写真

トラックやバスを見送るのに、
シュイ・タの格好をまねたり、
写真

道路を先回りして、
陸橋から手を振ってくれたり、
そういうお見送りも、
素直に嬉しかった。

とっても静かな町で、
純朴な生徒たちとの、
短くも濃密な交流となりました。
コメント
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