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雑感録

When I’m sixty-four(18)

断定の助動詞
 断定の助動詞「〜のである」「〜なのでる」を使うのがあんまり好きじゃない。どちらも上から目線みたいなニュアンスが感じられて、使うならより口語っぽい「〜のだ」「〜なのだ」にしている。
 僕が専門学校で「日本語表現演習」のテキストの参考に使っている本田勝一著「日本語の作文技術」は長崎のタウン誌時代に当時の編集長に勧めてられて文章校正の参考にしていた本なんだけど、それによると「〜のである」「〜なのでる」を使っていいのは、文頭に(なぜならば)(驚くなかれ)をつけても文が成り立つ場合。例えば「彼は目の前に立っている初老の男を見て驚いた。(なぜならば)死んだと聞かされていた彼の父親がそこに立っていたのである」とか、「彼は目の前に立っている初老の男を見ておどろいた。(驚くなかれ)死んだと聞かされていた彼の父親がそこに立っていたのである」などの場合なのである(これは悪い例)。

日本語の作文技術

(つづく)

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