雑感録

五輪の書

2020年オリンピックの東京開催決定、まずはめでたい(これで福岡五輪はまた遠のいてしまったなあ)。
トルコのみなさん、祝福ありがとうございます!
ユーロ2020、がんばってください。

まあ、これまで言われてきた「五輪開催よりまず復興」という話も尤もなんだけど、開催が決まった以上、五輪開催までに復興を全力で進めて、国内の憂いがなくなった日本に世界中のアスリートや観客をお迎えするというふうにできればいいんじゃなかろうか。

とはいえ原発事故問題。
話が複雑で理解が足らないし、何より被災した人たちの気持ちはわからないのであんまりどうこう言いたくはないんだけど、報道を聞きかじった範囲で思うに、国や電力会社の事故後の対応はずさん過ぎ。
両親とも被爆者の純然たる被爆者二世であるオイラ(別に自慢することではないけど)からみて、原発反対派のみなさんの原発拒絶はいささか過剰反応のような気もするが、賛成派のみなさんの微量の放射線は無害というお話も、だからといって放射線が漏れててもOKということではあるまい。
中には放射線は微量ならむしろ体にいいとか、まるで放射線漏れ歓迎!と言わんばかりの論調すら見受けられる。

とにかく、原発は自然界にある放射線じゃなく人為的に放射線を出してしまう施設なんだから、不測の事態への備えは過剰なぐらいであるべきなのに、不測の事態を可測レベルでしか想定していなかった。
百歩譲って事故そのものは仕方のないものとしても、その後の対応のお粗末なこと。
汚染水漏れの問題にしても、軽く考えてるとしか思えない。
汚染水の放射線レベルではまったく無害だから問題ないという話もあるが、それは純水よりも多少汚れた水の方が魚が育つから汚れた水を垂れ流ししてもいいと言うようなもので、周りが許したとしても当事者は責任をもって対処しなければならないはず。
せめて、これを教訓というか反面教師として、他の原発も真摯に取り組まなきゃいけません。

さらに言えば、資源問題やCO2問題から言っても、人間が現在の便利な生活を棄てない限り核エネルギーは必要なんだろうけど、だったら危険な核分裂はやめて核融合(重い原子核を分裂させるのの逆で、軽い原子核を合体させる、太陽と同じ原理)にシフトすればよろし。
核融合の実用化はまだまだだと思うけど、期限を切って国を挙げて核融合発電を実現し、今の原発は安全なものだけを期限まで稼働させておしまい(原子炉の寿命もそんなもんじゃないのかな?)。
2020年までの実現は無理だろうが、まずは世界に向けて宣言してみてはいかがだろう。

核融合の話は先日お話させていただいた某お家元の受け売りなんだけど、筋の通った話だと思いませんか?

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