たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第442沼】SUN ZOOM MC 35-140mm F3.8-5.3 MACRO PK用 

2015-01-31 18:24:49 | SUN

 

SUN ZOOM MC 35-140mm F3.8-5.3 MACRO PK 826904
レンズタイプ  直進zoom 開放F値 F3.8-5.3
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント PKマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 62mm
焦点距離 35-140mm 最大径×長さ 65X96mm実測
最短撮影距離 2m 重量 549g
最大撮影倍率   発売 *

 

2012年12月にオークションで落札したものです。でもやっぱりレンズが内部でかなり汚れてるものでした。前玉を外して掃除しました。次に後玉をゴムで外します。

 

外した後玉群です。後玉群の見えてる部分にカビがあって、カビキラーで綺麗になりましたが、内側に汚れがあるので分解します。後玉を外して見えるレンズも汚れていたので掃除しておきました。

 

押さえリングをカニ目ラジペンで外します。タコ棒でレンズを外します。このままスペーサーとその奥のレンズも外れますが綺麗だったので外しませんでした。問題は外したレンズの裏側でカビキラーや他のものを付けてふいてもまったく綺麗になりません。残念ですが、カビではないようなのでそのままにします。組み戻して試撮りしてみます。

PENTAX K100D Super 絞り開放F3.8 1/45秒 ISO-200  焦点距離35mmでマクロ撮影  汚れのある分、白っぽくコントラスト低めですがそんなに酷くはありません。140mmにしてしまうとマクロにしてもあまり寄れないので使えない感じです・・・・

PENTAX K100D Super 絞り開放F3.8 1/8秒 ISO-200  焦点距離140mmで通常撮影。MACROじゃないと最短撮影距離2mって寄れなさ過ぎだし。背後に明るい部分があるので余計に白っぽくなってますが、嫌なかんじじゃないです。

サン光機のレンズは3本しか紹介してないと思います。ネットで調べるとサン光機有限会社という会社が、2015年現在も長野県小諸市に存在してるようですが、SUN  ZOOMを製造していたサン光機とは関係ない会社みたいですね。サン光機は千葉県市川市にあった会社のはずですから。オールドレンズと呼ぶには新しい時代のレンズでサン光機自体ズームレンズのAF化の流れについていけなかったのかAF化が始まる以前に力尽きたのか・・・・

 


【第441沼】SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 MACRO PK用 ジャンクコーナー常連の実力

2015-01-31 14:41:33 | SIGMA

 

SIGMA ZOOM 28-80mm F3.5-5.6 MACRO PK
レンズタイプ  回転ZOOM 開放F値 F3.5-5.6
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 7群7枚 対応マウント PK
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 55mm
焦点距離 28-80mm 最大径×長さ 69.5x70.5 mm
最短撮影距離 0.5(0.25)m 重量 272 g実測
最大撮影倍率   発売  

 

キタムラのジャンクコーナーでよく見るジャンクじゃない(壊れてないのに捨てられてる)レンズのひとつですね。人気ないのかもしれませんが意外に使いやすくて、案外良く写るんですよ。他マウント用は紹介したことありますが、PENTAX用はまだだったので紹介です。シリアルNo1******のものとシリアルNo3******のものとでズームリングのデザインが変わってます。

おなじみのMACRO切り替えです。焦点距離80mmの時だけ切り替えができます。MACROからNORMALに戻すときはフォーカスが0.5m以上になってないと切り替わらないんですよね。

 

Kマウントはちゃんと金属製で安っぽくないですよ。フォーカスリングにはゴムの滑り止めがないです。

 

樹脂カバーや絞り連動レバーの部分も安っぽくないです。

ASPHERICALって書いてあるので非球面レンズを使ってるってことなんですが、案外開放できりっとしてるのは、このせいでしょうか。前玉群に非球面レンズを使ってるのが外から見てもよくわかります。

PENTAX K100D Super 絞りF5.6(80mm時の開放値) 1/30秒 ISO-800 NORMAL時最短撮影距離0.5m コントラストは低いけどしゃきっと写ってます。まあ味とかとは無縁ですが(笑)

PENTAX K100D Super 絞りF5.6(80mm時の開放値) 1/60秒 ISO-800 MACRO時最短撮影距離0.25m ここまで寄れるのが、びっくり。まるで接写リングをつけたときみたいに寄れます。このレンズ、すごく使いやすいし写りも悪くないのになぜやたらとジャンクコーナーに転がってるんでしょう? この前の世代のシグマレンズが他のマウント用は動作に問題ないのにEOS用がROMの問題で動作しなかった影響が大きいんでしょうか。

 


【第440沼】RICOH RIKENON P ZOOM 35-70mm F3.5-4.5 MACRO

2015-01-30 20:31:58 | RICOH

  

RICOH RIKENON P ZOOM 35-70mm F3.5-4.5 MACRO
レンズタイプ  ZOOM 開放F値 F3.5-4.5
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 55mm
焦点距離 35-70mm 最大径×長さ 63.5x68mm
最短撮影距離 0.9m 重量 366g
最大撮影倍率   発売  

 

たぶんフリマで見つけて購入したと思いますが、記録がないこのレンズ。ズームレンズにはあまり期待してないんですが、これは良かった。

RIKENONのPレンズは接点の位置がPENTAXのKマウントのAFカポラーの穴に引っかかって外れなくなる伝説があるので怖かったんですが・・・

案外この接点押すと軽く引っ込むのでPENTAXのデジカメにつけても全然大丈夫でした。傷とかもマウントについてません。

RICOH RIKENON のレンズと言えばXR 50mm f2が有名で実際よく写るんですが、このズームレンズも負けないくらいいいです。だだ風景は撮ってないからわかりませんが・・・

PENTAX K-7 開放F4.5 焦点距離70mm通常域 1/125秒 ISO-800 最短撮影距離撮影

PENTAX K-7 開放F4.5 焦点距離70mmMACRO域 1/20秒 ISO-100 最短撮影距離撮影 寄れるし描写はいいし、これいいねです。

 


【第439沼】MINOLTA MD W-ROKKOR 28mm F3.5 後期型

2015-01-24 01:24:42 | minolta

 

MINOLTA MD W-ROKKOR 28mm F3.5 後期型
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5-22
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 5群5枚 対応マウント MD
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 49mm
焦点距離 28mm 最大径×長さ 64×41mm実測
最短撮影距離 0.3m 重量 166.6g 実測
最大撮影倍率   発売 1978

SRT-101とセットでオークションで落札しました。MD W-ROKKOR 28mm F3.5には、はっきり前期型と後期型があります。

 

ほとんど同じレンズ構成なのに、フィルター径が55mmから49mmになり全体の感じも随分小さくなります。後期は樹脂部品化も進んでくるので軽いんです。この個体はフィルター径49mmで質量も166.6gなので明らかに後期型です。

 

ただ、小型化、軽量化してても、このレンズに安っぽさは感じません。なぜかといえば・・・

NEX-5 縛り開放f3.5 1/50秒 ISO-200

なぜかといえば・・・写りが圧倒的にいいんです。MINOLTAの単焦点レンズはほんとにハズレがないんですが、このレンズは一際です。

 

 


【第438沼】Meyer Domiplan 50mm f2.8 駄メイヤーのゴミプラン??

2015-01-22 00:55:08 | その他ブランド

 

Meyer  Domiplan 50mm f2.8
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8-22
フォーカス  MF 画角  
レンズ構成 3群3枚 対応マウント M42
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 49mm
焦点距離 50mm 最大径×長さ 59x 32mm
最短撮影距離 0.75m 重量 144g実測
最大撮影倍率   発売 1960年ころ

オークションで落札下カメラについてきました。興味があって欲しいと思ったのはドイツ製Praktiflex FXというカメラ。カメラの方はまた改めて紹介するとしてついてきたこのレンズは・・・・見た感じ、触った操作感ともに安っぽさばりばりなこのレンズ。ただPraktiflexにMeyerのレンズの組み合わせ自体はありらしいです。

 

レンズの拭き傷は仕方ないですが汚れもあったので分解して掃除します。でもその前にフォーカスリングの一部が凹んで回らなくなっているのを直しました。後玉は3本の芋ネジで斜め後方から押さえられていたので芋ネジ3本を緩めます。後玉を外します。でもこれレンズは一枚のようです。

 

後玉が外れて絞り部分が見えます。外した後玉です。

 

ゴムで化粧リングを外すと絞り機構を動かす絞りリングが外れます。この部品の側面に絞りリングのクリック感をだすバネと玉が付いています。気をつけていないと玉が落ちてしまいます。実は落としてしまい探すのに苦労しました。

 

前玉群が見えます。この前玉群も、かに目レンチで外したのですがネジがかなり傷んでいて再度組み付け時、ネジが噛まず大変でした。

後ろ側のカバーを回して外すと絞りピンとの連動機構が出てきます。分解して再度組み戻したら動かなかったところも普通に操作できるようになってラッキーです。フォーカシングは絞り部分も含め光学系全体を動かして合わせるようです。

このレンズがついていたのは、ドイツ東部の街、ドレスデンのカメラ・ヴェルケ(KW)社製35mm一眼レフ。当初はM40マウントのカメラだったのですが、1947年の最終モデルでM42マウント に 変更されたそうです。この個体はM42マウントなので最終モデルということになります。ただ、このカメラにはMeyer  Domiplan 50mm f2.8のピンに対応する機構がありませんからこの組み合わせで使われたわけじゃなさそうです。安そうなレンズですからマウントキャップの代わりにつけてあったのかもしれません。

NEX-3 絞り開放f2.8 1/30秒 ISO-400 最短撮影距離0.75mの画像 甘いことは甘いですが、割と素直に写ります。色も素直に出ていますし、嫌味な感じはないですね。ぐるぐるボケで有名みたいですが、室内の小物撮影だとよくわかりません。前の隅のレンズはかなり流れてます。傷だらけで3枚しかレンズがなくて安っぽいレンズですが、そう酷くもなさそうですよ(笑)

このレンズ、ドミプラン50mmf2.8ってことでかなりネット上でも紹介されてるみたいです。製造元は東ドイツのMeyer-Optik Görlitz (マイヤー光学)です。マイヤー光学は東ドイツ、ゲルリッツにあったそうで、その筋では有名なメーカーみたいです。駄メイヤーのゴミプランとか罵られてるようですが・・・・・

NEX-3 絞り開放f2.8 1/30秒 ISO-400 ヘリコイド付きのアダプターで接写してみました。ありゃっ!ボケも素直になっていい感じじゃないですか?少なくとも、言われているほど悪くはないような・・・