たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第264沼】Nikon NEW Nikkor 50mm F1.4 前期型の分解清掃

2013-11-28 23:09:26 | Nikon

 

Nikon NEW Nikkor 50mm F1.4 です。MF 単焦点 レンズ構成5群7枚 絞り羽枚数7枚 最短撮影距離0.45m フィルター径52mm 最大径×長さ65 x 49mm 重量311g 1974年発売。フリマのおじいちゃんから購入。めっちゃ中の方カビてます。

後玉から分解します。とりあえずマウントを外します。固定ネジ3本を外します。見た目は同じネジがもう一本ありますがバネをかけているものなので、これは外さないようにします。

外したマウントです。組み戻す際は、かなり奥にある1mmくらいの高さの突起に噛み合っているだけなので、少し浮いてる時は、噛み合っていない状態です。また、ネジを締める前に絞りが開閉することを確認した方がいいです。

後玉群には径の大きなフランジ部があり、そこにカニ目用らしい穴が2個開いています。ただ、穴の間隔が広く持っているカニ目レンチもカニ目ラジペンも両方の穴に同時には届かなくて仕方なく片方の穴で力が入るようにレンチを使ってなんとか回せました。ところがフランジの径の方がマウント取り付け部の径よりも大きいので外せません。

いろいろやって、後玉のフランジとマウント取り付け部の隙間が大きくなるように最短距離撮影側にフォーカスリングを回しておいてネジから浮いた後玉群を傾けてマウント取り付け部の切り欠き部分を通すように抜いたら外れました。

後玉群が外れて絞り羽部分が見れます。この段階で反対側のレンズのカビをカビキラーで撃退です。実は最初、前玉から分解しようとしてカビまでたどり着けなかったのでこれで前玉も綺麗にできそうです。

外した後玉群です。裏の絞りバネの後のレンズのカビも酷かったのでカビキラーで掃除しました。

この中のレンズにもカビがあったので外れそうな方のレンズを回して外します。

中のレンズを掃除して後玉は掃除完了。組み戻します。

一度分解してあきらめた前玉をもう一度分解して掃除します。

外せなかったレンズは反対側から綺麗にできたので一番前のレンズを外してその奥のレンズを掃除して出来上がりです。このレンズ、化粧リングの文字は他のNikkor 50mm F1.4 と同じなので大きさや、重さ、カニ爪の形からNEW Nikkor 50mm F1.4後期型だと判断しました。Ai-s Nikkor 50mm F1.4 と比べるとずっと大きくて、重いです。

NEX-C3 絞り開放F/1.4 1/160秒 ISO200 最短撮影距離

このカメラとセットで購入しました。カメラ本体は汚れてましたがミラーもファインダーも綺麗でシャッターも調子よくきれます。


【第263沼】 super-Takumar 35mm F3.5 (後期型)です

2013-11-17 23:23:25 | PENTAX

 

super-Takumar 35mm F3.5 (後期型)です。MF 単焦点 レンズ構成4群5枚 絞り羽枚数5枚 フィルター径49mm 最大径×長さ57×34mm重量 147.3g実測。 前に紹介したsuper-Takumar 35mm F3.5は前期型ということになります。フロントレンズキャップ、リヤレンズキャップ付、キタムラで購入しました。最初からカビなしの良い状態でした。

 

この個体は前の個体より新しいので55mmや50mmみたいに化粧リングのレンズ銘の文字の順番が違うというような違いはありません。絞りや最短撮影距離も変わりません。ただし絞りオート、マニュアルの切り替えレバーの文字の違いがあり、後期型のようです。super-Takumar 35mm F3.5にも前期型、後期型がありました。

 

裏側も違うようなので比べてみます。右が後期型です。絞りオート、マニュアルの切り替えレバーの裏も後期型には番号の刻印があります。前期型にはこの刻印はありません。

フロントキャップも違うみたいです。古い型に新しいものがついている場合もあるので確実ではないですが、たぶん右が後期型のキャップじゃないかと思います。

super-Takumarは製造期間もながかったのかシリーズの同じ名前のレンズにも前期型後期型が大体存在するみたいですね。50mmや55mmは数も多いレンズなので前期型、後期型だけじゃなくて初期型、や前期型と後期型の中間の中期型みたいのもありますからね。

NEX-3C 補正-1 絞り開放F/3.5 ISO200 1/80秒 最短撮影距離画角。広角なんで人形撮影には向いてないかな?


【第262沼】super-multi-coated Takumar 55mm F1.8 再々再登場!

2013-11-09 18:54:20 | PENTAX

  

super-multi-coated Takumar 55mm F1.8です。何回目の登場でしょうか?MF 単焦点 レンズ構成5群6枚 絞り羽枚数6枚 フィルター径49mm 最大径×長さ58.5X37.5mm重量 202g 。 55mm F1.8 はもう買わないことにしてたんだけど、フロントキャップ付いてるしsuper-multi-coatedだしジャンクカゴから購入しました。前回投稿【第171沼】 super-multi-coated Takumar 55mm F1.8の分解清掃

 

後玉に汚れがあるようなので分解して掃除します。カニ目ラジペンで回して外します。絞り羽の向こう側のレンズも良く見ると少し曇りがあるのでエタノールできれいにしておきます。super-multi-coated TakumarはM42マウントですが従来からある絞り連動ピンに加えてマウントされていないとマニュアルとオートの切り替えが出来ないようにするため?の小さな突起や絞りの状態をカメラ側に伝えるレバーが付いています。デジタル1眼につけて使う場合は関係ないですけどね(笑)

 

外した後玉群です。絞り羽の後のレンズのカビを掃除しましたがまだレンズ群の中に汚れたレンズがあります。押さえリングをカニ目ラジペンで外してレンズを取り出します。

このレンズが汚れてたみたいです。エタノールで掃除して綺麗にします。これは、トリウムレンズですよね。少し黄色っぽいですし。組み戻して出来上がりです。

PENTAX *ist Dにアダプターでつけた姿です。*ist D最高でしょ。

PENTAX *ist D 絞り開放F/1.8 ISO-800 1/1000秒 最短撮影距離のルパン。*ist Dの絵はなんか違うってか好き。ちなみにM42を使うときは、今までMマニュアルでハイパーマニュアルの緑ボタンを押してシャッタースピードを決めてシャッター押してたけど、どうせ絞り系は連動してないからAvモードで撮ったほうが楽みたいですね。いつもシャッタースピードが適正に変化しててくれるから。

 


【第261沼】MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4 再登場

2013-11-09 00:30:47 | minolta

 

MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4です。MF 単焦点 レンズ構成5群7枚 絞り羽枚数6枚 フィルター径55mm 最大径×長さ65×46mm重量 305g 1973年 。フロントキャップ、リヤキャップ両方揃ってたので、たぶん持ってるなとは思いながら購入しました。でも思いっきりカビてます。

 

ゴムで化粧リングを外します。

 

一番外側のカニ目溝をカニ目ラジペンで回してはずしました。一枚目のレンズの緑のコーティングが印象的ですね。前玉群の後のこのレンズがカビだらけでカビキラーで掃除してこんな感じに。

 

絞り開放にして向こう側のレンズを見ると超カビだらけだったのでこちら側から、綿棒とカビキラーで掃除して綺麗にしました。後玉は分解する必要ないですね。組み戻して出来上がりです。最短撮影距離0.5mです。

NEX-C3 絞り開放f/1.4 1/500秒 ISO-200  緑のジャケットのルパンです。

レンズのコーティングの魅せる色は不思議な気分になりますね。

 


【第260沼】smc PENTAX-M 50mm F1.7の再登場

2013-11-03 23:49:02 | PENTAX

 

smc PENTAX-M 50mm F1.7の再登場です。前の記事はこちら【第199沼】smcPENTAX-M50mmF1.7分解清掃・MF 単焦点 レンズ構成5群6枚 絞り羽枚数6枚 フィルター径49mm 最大径×長さ63×31mm重量 185g 。キタムラのジャンクカゴで発見です。

 

前玉にカビがあるようなので分解して掃除します。ゴムで化粧リングを外します。

 

カニ目溝のあるレンズ群の一番外側のカニ目溝で回して前玉群全体を外します。絞り羽の向こう側のレンズもかなり激しくかびてます。綿棒とカビキラーで掃除します。

 

外した前玉群の後の凹になっているレンズもかなりカビてたのでカビとりしておきます。一番前のレンズの裏にも湿った感じのカビがあったので押さえリングを外してレンズのカビを掃除します。これですべてのレンズが綺麗になったので組み戻して出来上がりです。

PENTAX K100D  絞り開放F/1.7  ISO-200 1/4000秒 開放だと1/4000秒でも明るすぎなので露出オーバーの状況です。ジジですね。

PENTAX K100D  絞りF/5.6  ISO-200 1/4000秒 ラグナシアの象徴的ドームですね。

PENTAX K100D  絞り開放F/1.7  ISO-3200 1/180秒 ISO-3200はやはり粗くなっちゃいます。湯ばあばです。怖い。

PENTAX K100D  絞り開放F/1.7  ISO-3200 1/90秒 あしたかの顔が見えません。

PENTAX関連の沼一覧はこちら【PENTAX INDEX】