たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第209沼】Auto-Takumar 55mm F1.8 前期型、ゼブラなTAKUMARです。

2013-06-30 01:53:22 | PENTAX

 

Auto-Takumar 55mm F1.8 の前期型です。MF単焦点 5群6枚構成 絞り羽枚数10枚 最短撮影距離0.55m F値F1.8-22 フィルター径46mm 最大径×長さ56X33mm 重量174.8g実測 1958年の発売です。

ゼブラなTAKUMARです(^o^)このレンズがAuto-Takumar 55mm F1.8の前期型モデルのはずです。TAKUMARの中ではゼブラなのはこのレンズだけだと思うんですが・・・どうでしょう?55mm f2は、普通に黒いレンズだから、高級感を出す為に塗装後加工を追加したんでしょうか?フリマで前から欲しかったんですが 迷ってて今回、思い切って買いました。一見綺麗なんですが、やっぱり前玉、後玉ともにカビがあります。

 

まず化粧リングを外して前玉から分解です。化粧リングを外すとカニ目溝のあるレンズ押えのリングが見えます。カニ目ラジペンの先が入れやすい内側のリングを回して外します。このリングが一番前のレンズを押さえていたリングです。

 

一番前のレンズを押さえていたリングを恥した状態です。タコ棒でレンズを外します。

 

一枚レンズを外すと前玉群全体を回すカニ目溝にレンチの先が当てやすくなるので、ここもカニ目ラジペンで回して外します。外れた前玉群です。前玉群が外れて絞り羽が見えます。10枚の絞り羽です。

 

外した前玉群の裏のレンズにカビがあるのでここを綺麗に掃除します。前玉がきれいになったので順に組戻して後玉の分解に映ります。後玉部のカニ目溝のある押えリングが見えます。

 

カニ目溝を使って回して後玉群全体を外します。外した後玉群です。ここで絞り羽直後のレンズにあるカビを掃除しておきます。

 

一番後のレンズを押さえているリングを外します。タコ棒でレンズを外します。このレンズの裏にカビがあります。カビキラーで清掃します。綺麗になったので組戻して完了です。

綺麗になった後玉です。右に前期のAuto-Takumarの象徴セミオート絞りのレバーがあります。

プリセット絞りで素早く絞り羽が開閉する必要はないので、このころのレンズは皆絞り羽の枚数が多く円形絞りを実践しています。

1950年代の一眼レフ創世記のころのレンズです。絵になる雰囲気があって逆に被写体になるかっこよさです。

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【第208沼】NIKKOR-Q Auto 135mm f2.8です。

2013-06-29 00:40:25 | Nikon

 

NIKKOR-Q Auto 135mm f2.8です。古い古いNIKONのレンズですよね。MF単焦点 4群4枚構成 絞り羽7枚 最短撮影距離1.5m フィルター径52mm 最大径×長さ72.5 x 104mm 重量620g フード内蔵式のレンズです。

キタムラのジャンクコーナーで見つけました。かなり太いレンズです。見つけたときは、ジャンクコーナーですからそれなりに汚れてましたが外側を掃除してやったら内側にはカビや曇りもなくて分解清掃しなくても綺麗でした。

開放f2.8です。銀色の帯がかっこいいです。

 

爪がついてますけどAiだとか非Aiとか良くわかりませんがこれはもともとは非Aiレンズだと書いてありました。

レンズ自体はとっても綺麗でした。

SONY NEX-C3で撮影しました。絞り開放2.8です。最短距離1.5mで撮影してます。

SONY NEX-C3で撮影しました。絞り11です。最短距離1.5mで撮影してます。絞ったので暗くなって1/15秒、ISO1600になって多少荒くなってます。


【第207沼】NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5です。かっこいいです。

2013-06-28 00:35:52 | Nikon

 

NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5の紹介です。キタムラで見つけて購入しました。MF単焦点 3群4枚構成 絞り羽6枚 最短撮影距離1.5m フィルター径 52mm 外径x長さ 66x93.5mm 重量460g フード、フロントキャップ、リヤキャップ付です。このレンズもNIKON-Fと共に生まれたレンズですが設計の基礎はもっとさかのぼるようです。3群4枚のレンズ構成は変わりませんが、絞りリングとフォーカスリングの間のシルバーの部分が狭くて絞り羽が6枚の前期型と絞りリングとフォーカスリングの間のシルバーの部分が広くて絞り羽が7枚の後期型に大別されるみたいですが、PENTAXのSUPER-TAKUMARのようにちょっと仕様が違うものはかなり存在するようです。この個体は前期型の末期ってところでしょうか。

 

後玉は外の汚れをエタノールで掃除して綺麗になったけど前から2番目のレンズがかなり曇っている。化粧リングをゴムで回そうとしたらかなり長い前玉群がごっそり外れました。

 

前玉群の裏側です。エタノールを付けて接着部を溶かしてからゴムで回して押えリングと1枚目のレンズを外して曲率の大きな2枚目のレンズの前側をエタノールで掃除します。傷がつかないように気をつけながら強く拭くとなんとか曇りは取れました。

前玉群が綺麗になったので組戻して終了です。

SONY NEX-C3で撮影しました。絞り開放3.5です。最短距離1.5mで撮影してます。PENTAXのレンズはだいぶ覚えてきましたがNIKONのレンズはなんにもわかりません。がこのレンズは古いけどかっこいいです。AI改造ってのがなにかもよくわかりませんがSONY NEX-C3でバッチリ撮れますよ。NIKON Fの時代のレンズだそうです。フードは逆にしてもネジがついていて本体に固定しやすいです。

SONY NEX-C3 1/250秒 ISO200 

SONY NEX-C3 1/2000秒 ISO200

SONY NEX-C3 1/500秒 ISO200

SONY NEX-C3 1/3200秒 ISO200  開放でもしゃんとした写りで好印象です。でも絞っても当然ピントの会う範囲は広がりますが解像感はあまりかわらないような・・・・


【第206沼】SMC PENTAX 50mm F1.4 PK  分解清掃

2013-06-22 21:16:44 | PENTAX

 

SMC PENTAX 50mm F1.4です。MF単焦点 6群7枚構成 絞り羽枚数8枚 最短撮影距離0.45m フィルター径52mm 最大径×長さ63×42mm 重量265g 多分SMC TAKUMAR 50mm f1.4と同じ構成なんだと思いますが、あまり黄変とかしてないんでトリウムレンズを使っているのかどうか・・・

藤枝のフリマでPENTAX KXについた状態で購入。前玉にも後玉にもカビがある感じだったので分解掃除しました。

 

例によってゴムで化粧リングを外します。そのまま、ゴムでレンズ群を回すとごっそり前玉群が外れました。

 

外した前玉群です。前玉群の内側にカビがあったので一番前のレンズを押さえているリングがなかなか取れません。仕方がないのでカニ目レンチを注意して使います。

 

なんとか外せました。ここまでの分解で前玉は綺麗になりました。

 

次に後玉です。黒い樹脂部分を外します。

 

一番後のレンズを外せました。この奥のレンズもすべて外して掃除しましたが・・・絞り羽直後のレンズが合わせレンズでどうやらこのレンズの合わせ部分が汚れ風になってることがわかった。軽度のバルサム切れです。takumar時代の50mm f1.4は同じ構成で同じように合わせレンズを使ってるのにkマウントになってからのレンズがバルサム切れになる確立の方が全然高い。コストダウンで安価な接着材に変えたためだと言われてるけどほんとなんだろうか?いずれにしても、これはたっちゃんでは直せないので組戻します。まあ、使って使えないことはないと思うので・・・

 

後玉も綺麗です。まっすぐ見るとバルサム切れがわからないんです。

かっこいいですよね。SMC PENTAX

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【第205沼】super-multi-coated Takumar 135mm F3.5なのです。

2013-06-22 01:16:27 | PENTAX

 

super-multi-coated Takumar 135mm F3.5です。MF単焦点 4群5枚構成 絞り羽6枚 最短撮影距離1.5m フィルター径49mm 最大径×長さ58×88mm 重量343g SMC takumarって書く人もいるけどSMC takumarってレンズ名のレンズは別にあるし、super-multi-coated って方を前期型って人もいるけど、たっちゃんにとっては、pentaxがわざわざ表記を変えたんだから別のレンズだって思ってます。

キタムラノジャンクコーナーで見つけて購入しました。

 

前玉には前のレンズの裏側周囲にびっしりと酷いカビがあります。後玉にもカビがあるので、掃除ですね。自作カニ目ラジペンで後玉のカニ目溝のある、筒を回す。この筒が外れるとその奥にまたカニ目溝のある後玉群が見える。

 

これもカニ目ラジペンで回して後はタコ棒でレンズを吸い付けて回す。タコ棒を使う時はレンズにキズがつかないようにエタノールでゴミや埃をとって綺麗にしてから吸い付けるようにします。外れました。この奥のレンズも露出した時点で清掃しておきます。後玉群の裏側はカビがはびこってます。でもカビキラーですんなりカビは消えました。ただいつものことですがカビがなくなった後、拭きムラなく拭き上げるのが実は大変。この辺は経験と我慢としつこさが必要です。

 

後玉が綺麗になったので前玉を分解します。まずはゴムで化粧リングを回して外します。化粧リングの下のレンズ押えリングもゴムで回して外します。

 

外したレンズの裏表、そしてその奥のレンズも拭けるところは皆拭いてきれいにします。組戻して出来上がりです。

 

f3.5、距離目盛り窓周辺です。マニュアル、オート切替レバーです。

super-multi-coated Takumarになるとレンズ側の絞り情報をカメラがわに伝達する仕組みが追加されてます。

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