たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第431沼】 konica L 1961年(昭和36年)発売の昭和レトロなカメラです

2015-01-05 23:51:26 | アンティークカメラ

35mmフィルムコンパクトカメラのkonica Lです。昭和36年製なんですがいかにも昭和レトロ感満載なとこと、あるポイントで気に入ってフリマで買っちゃいました。シャッターはちゃんと切れます。

幅128X高さ83X奥行き62mm実測 質量459g実測 小ぶりな割には、ずっしり重い感じです。

特徴のある個性的ものが好きで、このカメラは変わったとこが多いんです。グレーのちじみ塗装(結晶塗装とも言います?)の外観は小学校の理科室にあった顕微鏡みたい。

ひとつは、この巻上げレバーの本体にまとわり付いたような形かな。巻き上げ構造自体は普通なんですけどね。背面は極めてさっぱりしてます。

おしゃれな女性向けを意識した商品だったらしいです。セレン露出計は軍幹部もファインダー内上部のものもちゃんと見えます。正規に動いてるかどうかは疑問ですが・・・(2015/1/18追記:実は半信半疑でしたが、露出計は死んではいないようです。粗完動品です。)

セイコーの簡易シャッター「セイコーシャL」を使っています。底面の後ろ側の大きな蝶番がこのカメラで最も気に入った特徴的構造の肝です(笑)

 

ペトリV6みたいな位置にあるレリーズボタンです。これが二つ目の特徴です。

フィルム巻上げレバーとカウンターです。

 

レンズはKONISHIROKU HEXAR 40mm f2.8 (3群4枚)です。セイコーの簡易シャッター「セイコーシャ L」を使っています。このSEIKOSHA-Lの”L”がカメラの名前の”L”なのか、女性向けだからの”L”なのか分かりませんが。

 

絞りとシャッター速度を連結した露出リングってのは、これのことでしょうか?セレン露出計の指針が中央に来るように露出リングを操作すると露出が合う仕組みってのは良く分からんです。(2015/1/18追記:レンズ部のグレーの部分を回して調整可能でした。)マニュアル撮影が不可ってことですが(2015/1/18追記:マニュアル撮影も可能です。セレン光露出計が壊れても使えます。)、一度フィルム入れて撮影に挑戦してみようかなと。シャッターは切れてるし写ると思うんですよね。

 

底面もなにやら高品質(笑) この背中の真ん中のopenと書かれたレバーを引くと

ばっくりと背中が縦方向に開くんですよねぇ!面白いですよね。使ってるフィルムは35mmの極々普通のものだし、巻き上げ構造も普通なんですけどこの蓋の開き方で主張してます(笑)セレンを使ったカメラは完全マニュアルな機械式と違ってほんとに写真撮れるかどうか分かりませんから1本無駄にするつもりで撮ってみましょう。でもほんとに昭和レトロ臭ぷんぷんなんです(笑)このグレーっぽい色も昭和レトロ感を強めているのかもしれないですね。小西六製ですから、SAKURA FILMを入れてってことですね。

(2015-01-11追記)

konika L No.118169  実はこのカメラは露出が特殊な方式なので、今一自信なし。シャッターがどのくらいのスピードで切れているか分からないので 多分1/100くらいだと仮定して絞り値らしきものだけ合わせて撮影。でもなんとか撮れてました。

目測のフォーカスなのとレンズも少し汚れているからなのか、甘甘でフレア気味だけどこれも50年前のレンズの味と思えばいい感じ。この絵ではKONISHIROKU HEXAR 40mm f2.8の背景ボケが若干ぐるぐるボケ的ですね。

味がある感じに写るときもあるし

はっきりした色で明るければデジカメで撮ったような絵も撮れるかな。