たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第540沼】PENTAX *istD 再評価!

2016-03-05 23:53:57 | PENTAX BODY

PENTAX *istD 3回目の紹介です。しつこいと言えばしつこいですが、好きなんで。また、リコーからPENTAXブランドのフルサイズ一眼レフが出そうな発表があったようなのでまたこいつを紹介したくなりました。なぜかと言えば、前にも紹介した通り PENTAX *istDはミラーからメカニカルシャッターまで撮像素子を除いてフルサイズに対応したというより35mmフィルムフィルムカメラそのものの部品で作られてた一眼レフたったんですよね。

PENTAX *ist D基本仕様
タイプ 一眼レフデジタルカメラ レンズマウント ペンタックスKマウント
画素数 631万画素(総画素) 撮像素子  APS-C(CCD)
610万画素(有効画素)   23.5mm×15.7mm
高感度(ISO感度) ISO200~3200 記録フォーマット JPEG/RAW
連写撮影 約2.6コマ/秒 シャッタースピード 1/4000~30 秒
液晶モニター 1.8型11.8万画素 ファインダー形式  ペンタプリズム
視野率100%
ファインダー視野率 95% ファインダー倍率 0.95倍
電池タイプ 単三x4 専用電池型番  
セルフタイマー 記録メディア コンパクトフラッシュ
インターフェース USB、AV出力 内蔵フラッシュ
幅x高さx奥行き 129x94.5x60 mm 重量 550 g(電池別)

 

そうです、いままでのPENTAX デジタル一眼レフカメラで唯一35mmフルサイズのメカニカル系を持ってたんです。だからなのか、たっちゃん自身も感じましたし多くのユーザーがそう感じたようにこの35mmフルサイズのメカニカル系のシャッター音はなんとも言えない深さがあります。デジタルカメラなのにアナログ感満載のメカニカルな音なんです。ただ、ペンタプリズムはAPS-Cサイズ専用でちょっと残念・・・K-1はすべての機構が35mmフルサイズ用の初のPENTAXデジタル一眼レフだってことです。レリーズソケットのゴムカバーがなくなっているのが残念です。

小さくても600万画素でも当時のPENTAXのフラッグシップです。質感高く凝縮感がすごいです。このまま新機種だと言われても納得してしまうようなデザインだと思いませんか?PENTAX上級機の証、前面電子ダイヤルも既にちゃんとありますよ。

 

最新のモデルと比べると若干ポップアップストロボの位置が低いようです。ミラーに移ったスクリーンがフルサイズのミラーに比べてめっちゃ小さいのがわかります。ペンタプリズム系はAPS-Cサイズ専用なんですよね。

右肩部の液晶表示部の形状は、この機種だけのもので前にも後にもありません。操作系もですが、PENTAX *istDだけのものが多く、ほんとに孤高の初代だったんですね。

 

このWBの絵文字表示が*istDの目印ってくらい目立ってます。表示は無いんですが一番左にするとAWBになります。左肩のファンクションダイヤルも立体的で高級感あるものです。シーン選択とか無いのも、この機種が上級者向けを意識していたことをものがたっています。電源SWとセットのレリーズボタンは最新K-1でも変わらないPENTAX機の特徴です。右肩のグリーンボタン。発売時は今となってはPENTAX一眼レフの象徴のような機構、ハイパーマニュアルがなかった*istDだけど、ファームウェアのバージョンアップで、使えるようになった。使い方は撮影モードをMにセット。レンズの絞りリングを使いたいF値に合わせて、グリーンボタンを押せば一瞬、絞り込まれて適正露出となるシャッタースピードにセットされる優れもの。要するに瞬間的に絞り込み測光を行う機構なんです。

底面の丸い蓋は設定データ保存用のボタン電池のためのものです。主電源は単三電池4本使用ですからいつまでも電池には困りません。たっちゃんは当然エネループを使っています。

 

単三電池4本はこの後の普及版シリーズに受け継がれましたが、この四葉のクローバーのような電池の配置は*istDだけ。単三電池を二つ並べたようなCR-V3という充電式電池が使えるようにしたためらしいです。蓋で隠されている底面の専用バッテリーグリップ用の接点部です。使う予定はまったくないですが(汗)

発売当時は標準的だった1.8型の背面液晶モニターも今となってはアンバランスに小さく見えますねぇ。それに解像度も低いので撮れたかどうか、露出はどうかくらいしか分かりません。でも十分です。後でPCで確認するまでのお楽しみです。

この背面の方向キーが使いにくいんですよね。前から見ると最新機種とそれ程違いがあるようには感じませんが、後ろ側は時の流れの速さをつい感じちゃいます。わずか13年足らずですごい過去形のカメラになっちゃってる感じで、デジカメの進化と時間の移り変わりの速さはびっくりです。数も少なくなってるのか機能的に現役でいられないのか、たっちゃんが欲しいなって思って探した時点でずいぶん貴重な存在になってたみたいで今じゃ中古とかでも見かけませんよね。

見慣れた表示マークの多い中で、見慣れない「DPOF」の文字がありますが、多重露光ボタンだそうです。ちなみに・・・使ったこと無いです。

 

意地のガラスペンタプリズムでっせ。PENTAX *istDの有効画素数610万画素、23.5×15.7mmのAPS-CサイズのCCD撮像素子ですが、前にも書きましたが絵としての映像を現実から切り取るにはベストじゃないかと思っています。そしてCCDだってことが重要で、なんでか画像があったかで生気が感じられます。数字以上に高感度に強いのも良い特徴のひとつだと、たっちゃんは思っています。

PENTAX *ist D 1/60秒 ISO-3200 ISO-3200でも意外にちゃんと撮れるし粗さもそこそこです。

PENTAX *ist D 1/30秒 ISO-1600 1600は完全に使える領域だと思います。PENTAX最初のデジイチは高感度性能的にがんばってるという感じです。そりゃ最新型のCMOS撮像素子と映像エンジンにはかなわないですけどね。

PENTAX *ist D+tamron SP 35-80mm F2.8-3.8 CF MACRO MC 01A  1/250秒 ISO-800 フリマのフィギュアを屋外で撮ってます。PENTAX *ist Dの画像は色があったかで絵みたいなんです。

PENTAX *ist D+tamron SP 35-80mm F2.8-3.8 CF MACRO MC 01A  1/50秒 ISO-800 目で見えている光景よりも数倍インパクトがあって非現実の匂いがします。

PENTAX *ist D+tamron SP 35-80mm F2.8-3.8 CF MACRO MC 01A  1/1000秒 ISO-800 現実を目で見たように撮るスマホのカメラの親分みたいな高級デジタル一眼レフなんてくそ食らえです。

PENTAX *ist D+super-multi-coated Takumar 150mm F4   1/3200秒 ISO-200 現実を切り取りながら非現実的な香りを添加するそんなデジタルカメラがPENTAX *ist D!

PENTAX *ist D+super-multi-coated Takumar 150mm F4   1/500秒 ISO-200 やっぱりPENTAX *ist Dは永遠にたっちゃん的に名機です。

 

 


【第539沼】PENTAX K200D愛機K100Dの後継機は防塵防滴

2016-03-05 12:32:12 | PENTAX BODY

久しぶりにデジタル一眼レフカメラを購入しました。中古のPENTAX K200Dです。たっちゃんの愛機K100Dの後継機です。ここで買っておかないと手に入らなくなってしまいそうな気がしたんでね。レンズ無しのボディのみでの購入ですが、以前入手してたSMC PENTAX-DA F3.5-5.6 18-55mm ALをつけます。これが標準だったような・・・

PENTAX K200D 基本仕様
タイプ 一眼レフ レンズマウント ペンタックスKマウント
画素数 1075万画素(総画素) 撮像素子  APS-C CCD撮像素子
1020万画素 23.5mm×15.7mm
高感度(ISO感度) ISO100~1600 記録フォーマット JPEG/RAW
連写撮影 2.8 コマ/秒 シャッタースピード 1/4000~30 秒
液晶モニター 2.7インチ ファインダー形式  ペンタミラー
23万ドット
ファインダー視野率 96% ファインダー倍率 0.85
電池タイプ 単三x4 専用電池型番  
撮影枚数 *1 730 枚 記録メディア SDカード
手ブレ補正機構  ゴミ取り機構 
PictBridge対応 内蔵フラッシュ
バルブ  防塵・防滴
RAW+JPEG同時記録  起動時間 0.3 秒
セルフタイマー 12/2秒 インターフェース USB2.0、AV出力
幅x高さx奥行き 133.5x95x74 mm 重量 630 g

後継機だと思ってたのでボディーも共通かと勝手に思い込んでましたが、実際手に取ってみると全然違うじゃないですか!画素数も1020万画素に増えてるし形も似てはいますが違います。若干大きくなってるんですが、それ以上に驚いたのは防塵防滴構造になってたことです。上級機種の構造だと思っていたのでまさかK200Dが採用していたとは!

それに、K10Dと同じく1020万画素だけどCCD撮像素子なんですよね。ただ気になるのはK10Dの高感度性能が画素数が増えたせいかK100Dより劣るような気がしたことかなぁ。

K100Dより一回り大きくなった背面液晶モニターが最近のデジイチっぽくていいんじゃないですか。思ってたより、たっちゃんに馴染みそう。早速使ってみましょう。

 

接点がマウント内にあります。これはK100D superに装備されてたものと同じで試してみたら超音波モーターのレンズはちゃんと動作しましたが、パワーズームは動きませんでした。パワーズームレンズはパワーズームが効かないだけで普通にAFは使えてマニュアルでズームも出来て使えますよ。これもK100D superと同じです。ISO-1600設定時の画像をK10D,K100Dと比べてみました。

 

PENTAX K10D f/5.6 1/100秒 ISO-1600 55mm

 

PENTAX K100D f/5.6 1/90秒 ISO-1600 55mm他の2台と設定は同じなのにやっぱり濃いです(笑)

 

PENTAX K200D f/5.6 1/45秒 ISO-1600 55mm 室内撮りだと、やっぱりK10Dに似てるのかなぁ。ちょい心配。ISOの設定範囲もK100Dは200~3200なのに対しK10DとK200Dは100~1600 高感度域は数字上も実際に撮った感じもK100Dの方がいいようですね。

PENTAX K200D+smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL f/8 1/180秒 ISO-100 35mm

PENTAX K200D+smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL  f/8 1/60秒 ISO-200 55mm レンズがレンズなんでインパクトなくてすいません。シャッター回数を確認したら。なんとびっくり942回って略新品じゃん。ファームウェアはV100のままだったんでV101にバージョンアップしました。中古のデジカメはほとんどバージョンアップしている個体はないんですよね。評価としては、使いやすさ上々です。でも画質はK100Dの方が正直上、さすが愛機K100D(ジャンク救出品)です。

 


【第328沼】PENTAX *ist D vs [PK_Tether ]

2014-05-17 00:11:25 | PENTAX BODY

PENTAXデジタル一眼レフカメラのティザー撮影や機能コントロールが可能なフリーソフト [PK_Tether ] ロシア発と言われるこのソフト、日本語版も現れてます。さてPENTAX最初のデジタル一眼レフ*ist Dにも使えるか試してみました。

結果はさすがの [PK_Tether ]も*ist Dとは相性が悪いのか*ist DをPCが認識している状態で起動するとERRが出て停止。 [PK_Tether ]を起動させておいてから*ist DをPCに接続してもERRが出て停止。ダメでした。

*ist Dの裏メニューに入るには・・・

ボタン操作で裏メニューに入ります。

 

通常ファームウェアのバージョン表示は「MENU」ボタンを押した状態で電源ONですが、裏メニューに入る場合は「INFO」ボタンと「AE-L」ボタンを押したまま電源ONするとバージョン表示の画面になるのでバージョンが表示されている間にすばやく「MENU」「MENU」「INFO」とボタンを押します。

成功すれば、裏メニュー画面になります。失敗した場合は、最初からやり直しです。DEBUG MODEに入るにはDEBUG MODEを十字方向キーの右を押して

 

DEBUG MODEに変えて「OK」を押せば

WAIT HS・・・の画面になります。この状態で「MENU」ボタンを押すと

 

通常のメニューにテストメニューが3項目追加されています。Capture Test VIDEO Test System Testですが残念ながらAF Testはありません。

Capture Test を選択すると

 

VIDEO Test を選択すると

System Test を選択すると写真のような画面になりますが使い方が分かりません(泣)

 

メニュー画面を閉じるとWAIT HS・・・の画面になり、この状態で撮影可能なのですが撮影した画像を背景になにやら怪しげな数字がいっぱい並びます(笑)

電源OFFしてもDEBUG MODEのままです。DEBUG MODEから通常モードに戻るには「INFO」ボタンと「AE-L」ボタンを押したまま電源ONすると二行のバージョン情報の画面になるので二行のバージョン情報の画面が表示されている間にすばやく「MENU」「MENU」「INFO」とボタンを押します。成功すれば、裏メニュー画面になります。DEBUG MODEを十字方向キーの左を押してDEBUG MODEに変えて電源OFFすれば通常モードに戻っています。

でも使い道ないからお遊びですね(笑)

 

 


【第326沼】PENTAX K100D の分解 液晶表示パネル交換

2014-05-10 09:50:47 | PENTAX BODY

PENTAX K100D の肩にある液晶表示部の交換をしてみました。液晶といっても撮影した画像を表示するカラー液晶ではなくてK100Dの右肩部分の撮影情報表示窓の液晶パネルの交換です。実は液晶が壊れているK100Dと*istDLのシャッターが切れなくなった個体が手元にあったので完全体にしようと言うことです。*istDLもシャッター以外は壊れてません。表示されてる情報も大きさも同じです。だから同じ部品を使っているはず。

 

上部だけ外せば液晶パネルの交換は出来るのではということで、まずファインダーのアイカップゴムを外します。これがなかなか外れなくて・・・

アイカップの裏に上部の固定ネジが2本隠れてます。これをドライバーで外します。このネジは、少し長めです。

 

バッテリーが入ってる状態で電源をONにして内蔵ストロボをポップアップさせます。ここにも固定ネジが2本あって電池を外しちゃうと開けられないので最初にネジをはずしておきます。

電池を抜きます。

 

バッテリーボックスの奥の隅にきらっとネジが見えます。これも外します。

左側部分のネジも2箇所外します。上部カバーの取り付けも裏側で共締めされているので、ここ外さないと上部カバーはとれません。

 

右側のこのネジも外します。滑り止めのゴムは壊れて見苦しい液晶を隠すために貼ってあったものです。

これで上部のカバーがダイヤルとかついたまま外せます。配線がつながってるので切らないように注意します。

 

壊れた液晶パネルが顔をだしました。

押さえ金具をマイナスドライバーで外します。

 

壊れた液晶パネルを外します。*istDLから外した液晶パネルと同じです。外すと言っても押さえ金具を外した後は簡単に取れます。

 

液晶パネルを外したところは、配線もフレキもなにもないです。透明なゴムの細い短冊みたいなのがあるだけです。

右の写真は*istDLの液晶パネル部分についていたゴムです。

 

*istDLの液晶パネルを置いて押さえ金具を取り付けました。向きを間違えないように注意して。

上側カバーをもとに戻すときは、右の方に見えるコードを噛み込んでしまいやすいので細いドライバーなどでペンタ部に寄せておきます。

 

組み戻して電池を入れて電源を入れてみると、きちんと表示されます。もう隠す必要ないからゴムの目隠しは剥がしてあります。キタムラのジャンクコーナーにあったK100Dが完全復活しました。今回は、たまたま上手く行きましたが、保証外の精密機械の分解ですからあくまでも自己責任で。また、作業中の感電にも要注意です。電池が外れていてもコンデンサーに蓄電されています。実はたっちゃんも痛い思いをしました(笑)


【第300沼】PENTAX K100Dの許せちゃう限界、in TAIWAN

2014-03-12 20:45:10 | PENTAX BODY

PENTAX K100D F5.6 1/125秒 ISO1600 40mm AVモード smc PENTAX-F 35-80mm F4-5.6 ISO1600だと粗いです。

PENTAX K100D F4 1/30秒 ISO1600 40mm TVモード smc PENTAX-F 35-80mm F4-5.6 背景が既につぶつぶ状態ですが、これはこれで許せちゃうたっちゃんです。

PENTAX K100D F5.6 1/45秒 ISO1600 68mm TVモード smc PENTAX-F 35-80mm F4-5.6 台南のナイトマーケットは電球の明かりで、この手の光で黄色っぽくなるK100DのAWBですが、これもこのままの方が雰囲気出てます。

PENTAX K100D F4.5 1/45秒 ISO200 35mm TVモード smc PENTAX-F 35-80mm F4-5.6 この肉買って食べたら冷えてました(笑)

PENTAX K100D F4.5 1/45秒 ISO400 35mm TVモード smc PENTAX-F 35-80mm F4-5.6