先週忙しくUPしていなかったお寺の仕事の紹介です。
親父様のデジカメを借り何枚か写しましたので。
9月1日から始めたお寺さんの仕事は土日を除き12日に作業の方を終わらせる事が出来ました。
庫裏から始めた仕事ですが9尺の床の間の修正(すのこ部分)があったのですが残念なことに写真を取ることが出来ず残念なことに。
庫裏の仕事が終了し今度は本堂。
最初の本堂



普通、お寺の本堂ではない敷き方が気になり寸法を取り直し直すことに。
外陣の畳との関連もあり見通しを合わせながら相対の丈幅約1寸違う寸法を何とか修正しながら、


縫い方も普通とちょっと違う親方から引き継いだ技術なのです

大きく寸法を出す場合カイゴモをつくり縫い付けるのですが今回はゴザと藁で

本来なら寸法修正代を頂くところですが自分が気に入らず勝手にやったこと。
もちろん御代は頂きません。
新畳にすれば楽なのですがそこは腕の見せ所!
ご同業の方ならこの苦労、解って頂けるはず。
本堂の工事をやっていると気になる不思議な事を発見。


普通大工さんなどが床下を点検するため釘を打たずタルキの上に板を置く事がありますがこれはタルキにそって床板がスッャ株イけています。
しかも人ひとり通れる位に。おまけに床下から切ったと思われる畳の裏にも電ノコで切った跡まで・・・これはもしや・・・。
3~4年前泥棒が警察に捕まり、ここのお寺にも縁の下から入ったと自供したと言う話を聞き、やはりなと思いました。

もちろん床直しもしました
そんなこんなで寸法修正しながらの工事終了!
本当はすべて黒無地縁だったのですが、自分がやったついでに正面だけ白中紋をつけ紋縁に(もちろん御代は頂いておりません)




手間が鰍ゥり大変でしたが住職にもお喜び頂き良い仕事が出来ました!
合掌!有難う御座いました。