どこかで小さな声がした。幼い子供の声だったかもしれない。シャガールの驢馬のこえだったかもしれない。 空はどこからはじまるのだろう? その声が問うように言った
長田弘の「虹の木」という詩の中にこう書かれている。オオヨシキリや朝や昼や夜。風や雲や絵描きにハシブトガラスがそれぞれにここから始まると言い募ってるさなかに
虹だ。ふいに雨上がりの空から声が降ってきた。秘密を初めて打ち明けるような幼い子供の声のようなシャガールの驢馬の声のようなその声が言った。空が始まるんだよ。空に虹の木が見えるところから
虹の木が現れるとみんな立ち止まって黙って空を見上げた。 そのとき初めて空を発見したみたいに。
暗示しているものは何でしょうね。人それぞれの受け取り方だと思われますがそこらへんに回答があるような気がします。
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