フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

草之丞

2010-05-07 10:29:18 | Weblog
雨で木々の緑があんまり綺麗だったから草之丞の話を思い出した。元和八年五月七日壮絶な斬り合いをして果てた侍の話だ。女優をやって女手ひとつで一人息子の風太郎を育てているいささか能天気なれい子さんとあの世かられい子さんの芝居を見て一目惚れをしてしまいこの世に紛れ込んで風太郎という子までもうけたゆうれいの話だ。会話というか設定と言うかおもしろくてちょっと哀しいそれでいて時代劇になっているという不思議な物語だ。江國香織さんの本だけどべたっとして面白い。それでいてありそうでなさそうな話だから雨上がりに読むのにちょうどいい。・・・・おふくろは、毎年5月になると鯵をかかえて八百屋の前で手を合わせてる・・・・・昨日パンプの具合があまり良くないからと病院から電話がかかってきたので医者の話を聞きに行ってきた。熱が少しあった。顔色はよさそうだったけどご飯を2日食べてないとのこと。このまま食べないでいると歳だから衰弱が早くなると言ってた。少し点滴をやって元気が出たらまた食べだすだろうと僕はまだ楽観的に考えている。そういえば、昨日は、親父の命日だった。連れに来てたのかな。
コメント
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