小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

福袋

2017-08-25 17:17:36 | 読書

朝、少し前まで

「ひよっこ」が聞こえないくらいクマゼミが

ジャージャーワシワシワシワシと鳴いていました

それが今は夕方ツクツクボウシの鳴き声が

サルスベリの木のほうから聞こえてきます

 

空も高く青く、影も濃くなっています

日差しは焼け焦げそうなくらい暑いのですが

やっぱり季節が動いているのを感じます

 

 

 

朝井まかて著「福袋」読み終わりました

 

連作ではない短編集です

 

先月28日の朝日新聞の「文芸時評」で紹介せれていました

うわ~新刊出たんだと嬉しくなり早速手に取りました

 

 

表題の「福袋」はその中のひとつの物語です

 

でも、この本、8つのお話が福袋の中から

次々に勢いよくとびだしてくるような感じです

 

おもしろいです、文句なく

 

江戸時代のお仕事小説です

へ~こんな仕事もあったんだ

なんて思いながら読み進んでいくと

いつの間に、自分もそこにいるような気がしてきます

 

そして、そこにあるものに触れ

そこの臭いをかぎ

耳をすませて聞き入り

見たくなかったものを一緒に見てしまったり

お腹がはちきれるくらい食べたり

 

と、自分の五感がフル稼働します

 

どのお話も、とにかく女性が元気です

それに比べると男性がいささか・・・

でも仕方ないですね

いつの時代も平和なときは女性がパワフルになりますものね

 

特に好きだったお話は

「晴れ湯」

「莫連あやめ」

「暮れ花火」

でした

 

時間があったらぜひぜひ読んでみてください

 

最初の「ぞっこん」の主人公が・・・

 

あ~言えない言えない

読んで欲しいから

 

 

 

コメント (2)
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