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小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

あずかりやさん

2023-05-31 22:15:06 | 読書

 

29日

大分、梅雨入りです

 

ペチュニア、カリブラコア系が満開をむかえているのですが

花びらが薄く、雨に弱いので

家にいる時は、空模様を見ながら

軒下に入れたり出したり大忙しです

 

手がかかる子ほど可愛いといいますが

まさにそんな感じです

 

気がもめるのがもう一つ

貯金1で交流戦に入ったカープです

交流戦で又借金を抱え込んで終わらないことを祈るばかりです

今夜はやっとオリックスに14連敗阻止できました

あ~良かった!!

 

あ、読んだ本の紹介がありました

 

大山淳子著

「あずかりやさん」

 

大山さんの本

「牛姫の嫁入り」

を読んで、ああ~この人の文章好きだわ~

どこが好きかと言うと

まずは終わりがハッピーエンド

小難しくないのでサクサクと読める

適度のツッコミどころがある

ホロっとするところがある

等々

 

よって、次はこの本を手に取りました

 

あずかりやさんというお店が舞台

17歳の時に見知らぬ人にあるものを預かったことから

物を預かるという仕事を始めます

預かり賃は一日百円

期限を決めて前払いしてもらいます

期限が過ぎても取りに来なかったら預かりものは店主の物になります

 

彼は子供の時に、失明しています

しかし、他の器官が目を補うようにずば抜けています

 

色んなお客さんが来店します

その内容を語るのは桐島君ではなく

 

お店にかかっている暖簾だったり預かっている自転車だったり

生まれたばかりの子猫を親猫から預かって育てた猫だったり

(勿論100円は置いては行きませんでしたが)

 

色んな話がゆっくりと流れます

 

梅雨の日に読むにはぴったりの本です

 

 

 

 

 

 

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鯖猫長屋 10

2023-03-28 21:22:06 | 読書

 

田牧大和著

「鯖猫長屋 ふしぎ草子(10)」

 

謎解き

人情噺

 

とうとう鯖猫長屋も10まできました

 

やっぱり面白かったです

 

猫好きじゃなくても楽しめる本

猫好きならもっと楽しめる本

 

今回は、拾楽さんが大切に想っているおはまちゃんからのお願いから始まります

 

元盗人だった拾楽さん

最初の頃よりずっと丸くなりました

前は少し影があったのに

 

これも長屋のみんなの人情に触れているせい?

 

サバの妹猫のさくらまで開眼

 

拾楽さん、守らなければいけない人たちがどんどん増えてきてますね~

 

11は余り間をおかずに出してください

え~この人だれだっけ~と復習しないといけなくなりますから

 

 

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黒髪と歯医者

2023-03-27 13:32:37 | 読書

 

坂井希久子著

市松師匠幕末ろまん

「黒髪」

 

駕籠屋の三女おりんは三味線を習っている

三味線の師匠に物凄くあこがれている

何て言ったってこの市松師匠は絶世の美女

と思っていたが

稽古の帰り、忘れ物を取りに帰っておりんが見てしまったものは・・・

 

市松師匠は女性ではなかった

 

しかし、おりんはそのことを誰にも言わずに

師匠に三味線を習い続けます

 

おりんの姉が嫁ぎ先から出戻ってきます

その出戻りには訳があった

 

この師匠が一肌脱ぐことになり

最後はめでたしめでたし

 

しかし、一晩とじこめられていた師匠のお顔のひげは大丈夫なのかと

気が気ではありませんでした

どうやら新シリーズのようです

続きが楽しみ

 

おりんちゃんがとっても元気溌剌としているのがいいし

市松師匠がいい!

 

坂井希久子さんの

花暦居酒屋ぜんやシリーズの新きゃらのお花ちゃんが

どうにもネガティブで読んでいて辛くなります

 

まあ、おりんちゃんはお金持ちのお嬢さんで何の苦労もなく育っているけど

お花ちゃんは実の母に捨てられ食べるのにも困っていた境遇だから

仕方がないか~

 

やっぱり育つ環境って大事ですね~

今更ですが

 

さあ、今日は3時半に歯医者

あ~歯医者って苦手

 

昔、産婦人科と歯医者どちらが嫌かとみんなで話したことがあったのですが、

これが綺麗に半々に分かれたのにはびっくり

不妊治療に通っていた友達が

あれは、慣れ慣れ

って

 

私はどちらも嫌だな~

 

 

 

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読書と洗濯機

2023-03-26 21:35:22 | 読書

 

 

米澤穂信著

「本と鍵の季節」

 

 

 

「栞と嘘の季節」

 

高校二年生の図書委員の男子二人

青春図書室ミステリー

 

性格の違う二人の会話の中にヒントが沢山出てくるので

ぼ~と読んでいては

あれ?

みたいな感じになります

 

松倉君はクールできっともてるな

堀川君は本当にいいやつ

 

本と鍵の季節は短編のミステリーが6編

 

栞と嘘の季節の方は

栞に猛毒のトリカブトが仕掛けられていて

誰が何のために

 

この図書委員シリーズ

まだまだ続きそうです

 

時代小説好きの私が学園ものを読むとは・・・・

時には目先も変わって良かったな~

 

ずっと天気が悪くて、桜の開花も九州の中でも大分が一番遅い

 

そんな中、金曜日に洗濯機が壊れました

直ぐに買いに行ったのですが、この時期配達が込み合っていて

火曜日にしか配達してくれない

 

今日はたまった洗濯物をコインランドリーに持って行きました

ずっと雨の日が続いていて、日曜日だし混んでる混んでる

 

あ~火曜日が待ち遠しい

 

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隠蔽捜査

2023-01-29 21:45:51 | 読書

 

 

今野 敏著

「隠蔽捜査」

 

原作を読んでドラマを観るか

ドラマを観てから原作を読むか

 

これはドラマを先に観ました

 

 

杉本哲太と古田新太w主演

警察の現場で活躍するドラマは多いのですが

杉本哲太演じる竜崎、古田慎太の演じる伊丹俊太郎もキャリア官僚です

 

本を読みながら、二人の顔が浮かんで

本に入りやすかったです

 

正しいことは正しいと絶対に曲げない竜崎

 

仕事人間で家族も顧みず

一に正義二に正義

息子には「東大に行け」と上から目線

 

今一なんかな~と思うのですが

あれよあれよという間に

彼の警察官としての矜持に魅了されていきます

 

「隠蔽捜査2」果断では

息子の不祥事で所轄に左遷になります

 

署長になった彼は、早々に地域の防犯対策懇談会に出席します

そこにはPTA役員や教師たちが出席

彼らは子どもたちの為にもっと警察に頑張ってもらわねばと言います

そして意見を求められた竜崎署長

 

彼はこう言います

 

可能な限りのことはやる

しかし、要求をするなら、皆さんも当然何かの責任を果たして下さい

 

勿論、みんなは、犯罪を取り締まったり、未然に防ぐのは警察の仕事だろと反論します

 

彼は

犯罪や取り締まりや防犯だけが警察の仕事じゃない

多岐にわたる仕事をしている

 

そりゃあ、みんな文句いいますよね

 

税金で働いてるんだから、納税者のために働くのは当然でしょ

 

彼は

納税者のために働けというなら高額納税者によりサービスをしなければならなくなる

 

やっとここで

では、自分たちは警察の為に何をすればいいのかという質問が出ました

 

巡回連絡カードに記入してくれると助かる

プライバシーと治安は無関係ではない

と言い切ります

 

p48から引用

 

「皆さんは、ご自宅のお隣さんがどんな仕事をなさっている方かご存知ですか?

家族構成は?

お隣のお隣はどうです?

近所の方々と普段お話をなさいますか?」

誰もこたえない。

「お子さんとは会話をなさってますか?

お子さんが学校の行き帰りに何を見たか、誰といっしょだったか。話をされていますか?

それだけでも

実は犯罪の抑止に役に立つのです。

危険なものは避ける。

怪しいものがあれば、地域で注意しあう。

そういうことが警察にとって助けになります」

懇談会の出席者は、区の職員も含めて一様に驚きの表情だった。

 

 

少し前に読んだおけら長屋が頭をよぎりました

おせっかいの大安売り

人の子も自分の子もみんなでおせっかいをやく

困っていたら助け合う

 

江戸時代とまではいかなくても、

自分の子ども時代でも、そういう感じだったな~と思います

 

あまりにもプライバシーを大事にし過ぎている気がしますね

 

まあ、この後、事件が起きて竜崎署長大忙しになります

 

ドラマを観てから、本を読む

これは有りでした

 

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本所おけら長屋19

2023-01-28 19:51:26 | 読書

 

 

畠山 健二著

「本所おけら長屋」

19巻

 

た~か~さ~ご~や~

 

ついに松吉とお栄ちゃんがゴールイン!

 

お互いの気持ちは確かめ合ってはいましたが

なかなか前に進まずにやきもきしていましたが

このたびめでたく所帯を持つことになりました

 

この二人の結婚式には、おけら長屋に関わるすべての人が参加

そしてどんちゃん騒ぎ

もう、大爆笑です

その様子は最後の章「はりかえ」にて

 

今回一番よかったのは「せんべい」でした

八五郎と一人息子を育てている浪人さんの話し

この浪人さん、病持ちで先が短い

唯々一人息子の行く末が心配でならない

ひょんなことから知り合った八五郎、捨て置くことはできないと一肌脱ぎます

が、彼の手には負えない

そこで、おけら長屋のみんなが手助けという

いつもの流れ

泣かせてくれます

 

他には「ほろにが」「ぜんあく」

 

本当に文句なく面白いです

笑って泣けて、ストレスなく読めます

お勧めですよ~

 

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マスカレード・ゲーム

2023-01-08 17:14:00 | 読書

 

 

東野 圭吾著

「マスカレード・ゲーム」

 

 

図書館に予約していたのですが

やっと順番が回ってきました

 

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。

共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。

捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、

ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。

警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら

再び潜入捜査を開始する。

累計495万部突破シリーズ、総決算!

 

やはり文句なしに面白いです

勿論一気読みです

 

新田さん、警部になっていました

最後は責任を取って・・・

 

あら~そうきましたか

 

でも、続きますよね、きっと

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吉原と外

2023-01-03 11:11:19 | 読書

 

中島 要著

「吉原と外」

なかとそと

 

 

元花魁と女中が二人暮らし。

出るのは鬼か・・・。

気っ風と純情

江戸の女を描き尽くす著者新境地!

「あんたがお照で、あたしが美晴。

何ともお似合いの二人じゃないか。」

 

お正月にぴったりな華やかな表紙です

装画は 中川学さん

 

18歳で身請けされた元花魁の美晴

その美晴の身辺の世話をするのが仕事のお照は23歳

 

しかし、このふたりに次から次に鬼やら何やらが出てきます

これを3歳で吉原に売られた美晴が

吉原で苦労して身に着けた知恵を働かせて解決していきます

 

それに比べてお照は世間知らずでうぶ

 花魁という仕事に見下している気持ちが根底にありました

 

朝、中々起きない美晴を起こすシーン

「ほら、おつけが冷めちまいます。さっさと起きて食べてください」

「もうちょっと寝かせてよ。昨夜は遅かったんだから」

「同じように遅かった旦那様はとっくにお帰りです。

美晴さんは二度寝したんだし、もう起きられるでしょう」

「まったく、これだから年増の生娘は困るんだよ。

男より女の方が身体にこたえるものなのに」

やけに生々しい言葉を耳にして、お照の顔が熱くなる。

「何だい、真っ赤になっていやらしい。

男と女のまぐわいなんて、あんたが思うほどいいものじゃないよ」

「あ、あたしは別にっ」

「歳だけ食った耳年増ほど、変に夢見がちなんだから。

あたしは金のためでもない限り、男と寝るなんて真っ平御免さ」

 

18歳の美晴にいつもやりこめられるお照

 

しかし、一緒に暮らせば情も移ります

美晴が熱を出せば、おかゆを炊いて親身に介抱し

美晴が危険だと気づけば、身体も張るお照

 

このふたりの掛け合いは中々楽しい

 

最後は色々あって美晴の旦那が亡くなります

この二人どうして生きていくのかと心配になりましたが

 

あたしはあんたがこの世で一番信じられる。

幸い、旦那がくれたお手当はしっかり貯め込んであるんだよ。

あんたの給金くらい一生だって払えるさ。

 

美晴とお照の明日は明るい

ふたりはこれから何をして暮らすのだろうか

美晴の知恵と才覚があればどんな商売でもどんな捕物でもできそうな気がします

多分、シリーズ化されると思います

楽しみにしています

でも早めにお願いします

すぐに内容を忘れちゃいますので・・・

 

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アンソロジー小説

2022-12-19 13:52:13 | 読書

 

 

昨日は、朝起きたら屋根に薄っすらと雪が積もっていました

一日、白いものがふわふわと舞っていました

 

今日は、打って変わって青空が広がっています

 

今年一番読後感のいい本に出会えました

朝日文庫時代小説アンソロジー

「家族」

 

中島要

坂井希久子

志川節子

田牧大和

藤原緋沙子

和田はつ子

 

6人の女性作家が描いた「家族」

大好きな作家さん達です

 

この6人の中の何人かはアンソロジーを読んではまりました

その点、アンソロジーは何を誰のをと思っている時に読むといいですね

好きな作家さんが見つけやすいと思います

 

この6作品はどれも初の書籍化されたもの

一話完結

どの作品も読んだ後幸せな気分になれます

家族っていいな~って

 

しかし、昨夜のM1 絶対 さや香がグランプリだと思ったんだけどな~

 

 

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香君 上 下

2022-10-24 10:46:37 | 読書

上橋菜穂子著

「香君」 上

西から来た少女

 

「香君」下

遥かな道

 

「精霊の守り人」「鹿の王」の著者

 

奇跡の稲オアレ苗で帝国を築き上げたウマール人

香りで万象を知る活神「香君」

そこにひとりの少女が・・・

その名はアイシャ

彼女は並外れた嗅覚の持ち主

人の発する匂いだけでなく植物の香りからも気持ちを感じることができる

 

ファンタジーではあるのですが、本当に存在するかのような錯覚を覚えます

下巻は一気読みしました

 

 

 

著者のあとがきに

この物語には、私が知って驚いた、植物と虫たち、

微生物たちとのやりとりで満ちている世界と、

私たちには聞こえぬ「香りの声」への思いがつまっています。

 

と、あります

 

想像力をかきたてられるとても面白い小説です

只、私の苦手とするカタカナ名には少々手こずりましたが・・・

あ、それと虫が苦手な人はちょっとかな

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