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幻の県道走破計画

2015-01-28 17:00:01 | アウトドア

津軽にも「幻の県道」が存在する。 歴史は古く、14世紀まで遡るとも言われる。 十数年前にTLR200Rで何度か分け入ったが、絶対的な孤独感に対する恐怖心からその度に断念していた。 その異様な恐怖感は、法峠寺と法峠という修験者がかかわる異界に踏み入る事から来るものだろうか。 当時はGPSを持たなかったため、コンパスを頼りに進んでいたが、磁場の関係か精神的な弱さかコンパスさえ信じられなくなる。

 

近年、NPOなどが主催する「徒歩で縦走するイベント」などが行われるが、二年ほど前には、4名の山岳会員が遭難し、県警の救助ヘリの世話になっている。

http://www.aotoyo.com/maboroshi.html

トライアルマシーンでの走破は、県境越えなど単独での経験はかなり多く、実績も有る。 しかし、このルートは人によりコースが変り、現在聞いているだけで、5つのルートが有るようだ。 法峠から沖上平を目指すのだが、地図に無い林道が縦横に交差し、方向感覚を狂わせる。 どちらに行っても行止りなのだ・・・。 その先、熊笹に分け入り、道を探す。 幸い、バイクや自転車の乗り入れは規制されてはいない。

 

時代は便利になった。 グーグルマップやマピオンの航空写真でルートを辿る。 「え、こんな道が出来たの?」「こっちに行けるのかなあ?」など、パソコン上で記憶を辿りながら、アクセスとアタックを繰り返す。 また春になったら、ダイソウの滑車を探さないと。 100kg程のTLR200は2個の滑車で25kgの力で引き上げる事が出来る。 最初の難所は、バイクを5m下の地面に降ろさなくてはならない。 昔の記憶が甦る。 沢沿いの道は羽虫とアブが避けられない。 ヘルメットを取ると、羽虫が目や鼻穴や耳穴に入ってくる。 巨大なアブがいつの間にかジャージの上から血を吸っている・・・。 普通の林道や田舎道では無縁な事だ。 しかし、ここは野生が支配する場所なのだ。

 

「一人で、よく行くねえ。」と言われるが、私なりに楽しんでいるのだ。 無理せずに。 走破した後、白地図にマーキングしてからののコーヒーは格別なのだ。 

 

で、バイクに乗れない今日も、グーグルマップとにらめっこ。 ♪

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追記 : TLR200の代わりに、XL250Sトライアルバージョンを完成させます。  フロントフェンダーを変えれば、それらしくなる。 TLRだと、移動が大変だし高速も辛い。

コメント (6)
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