私の生まれた年、1953年にホンダからベンリーJ型が発売された。 これは、忘れ去られたバイクの1台で、未だに私が入手できない希少種です。 この路線のバイク達は、何処へいってしまったのだろうか。 探しても探しても、現れない。
ベンリイJ型[編集]
ベンリイJ型
ホンダ・コレクションホール所蔵車
ベンリイJC56型
1953年6月発売。最高出力2.7949kW[3.8ps]/6,000rpm・最大トルク0.4kg-m/4,000rpm・排気量89ccの空冷4ストロークOHV単気筒エンジンは、前進常時噛合式3段トランスミッションと組み合わされ公称最高速度は65km/hをマークする。
車体面での特徴として、フロントブレーキ・クラッチレバーはハンドルバーのグリップエンドに支点を持つオポジット型・24インチホイール・サドルシート装備するほか、ドライブチェーンが全て右側に装着される。
さらに最大の特徴として、通常はフレームに固定されるエンジンをクッション機構内蔵にスイングアーム前方に固定した独自のシーソー式リヤクッションを採用した。
この翌年1954年にジュノーが発売された。 これはホンダの最初の水平対向だったろうか。 これはわたしの元に3年居て、現在は友人がナンバーを取得し、走っている。
なかなか大変なエンジンで、ミッションがリンゴ箱ほどの大きさだ。 この時代はトヨタのパブリカもヨタ8も空冷水平対向2気筒を載せていた。 私はダイハツのクロガネ号をモデルに、この水平対向800ccをメグロS3のフレームに載せ、トライクにしようと自動車部の仲間と奮闘していた・・・。 クロガネ号は解体屋にゴロゴロ有って、何時でも手に入ったが、なんで私はクロガネ号をのこさなかったんだろうか。 バイクではなく、3輪自動車だったからかなあ。
クロガネ号(3輪車・トライク)
鉄馬たちは、1台1台性格が違い、機械ではなく相棒でした。 古き良き時代です。 今のハイテクマシーンには、魅力が無い。 心が通わないから?
昔の思い出です。