今日の冷え込みはきつかった
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ついに周りに蔓延していた、おなかに来るカゼをもらったようだ。あまり食べられないし、立っているとふらふらする
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盲・聾・養護学校から特別支援学校への発展について講義。この6月におこなわれた学校教育法の一部改正について解説。
(1)盲・聾・養護学校から特別支援学校へ、その目的の整理。
対象児童生徒の増加、重度重複化、学校に関する考え方の転換を要因として、特別支援学校へ発展するという公式的な説明だが、細かく見ると、少々事情が異なっているように思われる。
障害種を越えた学校というが、逆に、障害については柔軟性を欠いた取り扱いとなっているようにも思われる。
(2)特別支援学校の新しい機能として、幼稚園、小学校、中学校、高等学校での特別な教育的支援の必要な子ども達に対する指導・助言に努めるというものが付け加えられたこと。
(3)通常の学校における教育上特別な教育的支援の必要な子どもに対する支援の提供。その上で、特別支援学級の開設。
特別支援教育への転換に向けた各自治体の動向について注意がいる。大阪市では、病弱養護学校の貝塚養護学校の学校指定の停止が発表された。特別支援教育が対象を広げようとしているなかで、特別支援学校が困難で難しい課題をもった子どもたちの受け皿になる前に、そういった要求の芽をつみ取ろうとする動きでもある。こういった観点から見ると、特別支援教育への転換の意味が行政に理解されていないという解釈もできる。しかし、そもそも、特別支援教育そのものが、構造改革の中で出された教育のリストラの性格をもっているので、その動きは加速されているようである。困難をもった子どもたちに向き合い、不登校、そして行動障害のある子どもたちへの特色あるアプローチを展開してきたこの学校の教育実践は、特別支援教育の深みを創るものと思われてきたのだが、しかし教育委員会主導の学校指定の停止の発表はいかにも拙速であり、性急なものといわざるを得ない。
もう一つの講義は、アスペルガーについての生育史的な検討を行っている文献の購読。上に書いたこととの関係で言うと、広汎性発達障害の適切な対応が取れてこなかったケースの2次障害のおこりやすさ、2次障害の複雑さなどが示唆されるので、通常の学校の枠組みを越えて、別の枠組みを提供することが重要だと示唆されるのだが…
学校をめぐって、悲報がたえない。子どもの世界に、お金がかかわるいじめや弱いものに対するたかりの構造がある。学校に渦巻くいじめは、教育委員会からの学校の締め付けによる「いじめ」にも関係するのかもしれない。

ついに周りに蔓延していた、おなかに来るカゼをもらったようだ。あまり食べられないし、立っているとふらふらする

盲・聾・養護学校から特別支援学校への発展について講義。この6月におこなわれた学校教育法の一部改正について解説。
(1)盲・聾・養護学校から特別支援学校へ、その目的の整理。
対象児童生徒の増加、重度重複化、学校に関する考え方の転換を要因として、特別支援学校へ発展するという公式的な説明だが、細かく見ると、少々事情が異なっているように思われる。
障害種を越えた学校というが、逆に、障害については柔軟性を欠いた取り扱いとなっているようにも思われる。
(2)特別支援学校の新しい機能として、幼稚園、小学校、中学校、高等学校での特別な教育的支援の必要な子ども達に対する指導・助言に努めるというものが付け加えられたこと。
(3)通常の学校における教育上特別な教育的支援の必要な子どもに対する支援の提供。その上で、特別支援学級の開設。
特別支援教育への転換に向けた各自治体の動向について注意がいる。大阪市では、病弱養護学校の貝塚養護学校の学校指定の停止が発表された。特別支援教育が対象を広げようとしているなかで、特別支援学校が困難で難しい課題をもった子どもたちの受け皿になる前に、そういった要求の芽をつみ取ろうとする動きでもある。こういった観点から見ると、特別支援教育への転換の意味が行政に理解されていないという解釈もできる。しかし、そもそも、特別支援教育そのものが、構造改革の中で出された教育のリストラの性格をもっているので、その動きは加速されているようである。困難をもった子どもたちに向き合い、不登校、そして行動障害のある子どもたちへの特色あるアプローチを展開してきたこの学校の教育実践は、特別支援教育の深みを創るものと思われてきたのだが、しかし教育委員会主導の学校指定の停止の発表はいかにも拙速であり、性急なものといわざるを得ない。
もう一つの講義は、アスペルガーについての生育史的な検討を行っている文献の購読。上に書いたこととの関係で言うと、広汎性発達障害の適切な対応が取れてこなかったケースの2次障害のおこりやすさ、2次障害の複雑さなどが示唆されるので、通常の学校の枠組みを越えて、別の枠組みを提供することが重要だと示唆されるのだが…
学校をめぐって、悲報がたえない。子どもの世界に、お金がかかわるいじめや弱いものに対するたかりの構造がある。学校に渦巻くいじめは、教育委員会からの学校の締め付けによる「いじめ」にも関係するのかもしれない。