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ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

附属学校園

2017年05月22日 17時05分42秒 | 大学
 この度、近畿国立大学附属学校連盟の会長の重責を担わせていただくことになりました。社会のグローバル化が進み、しかし、同時に不寛容で排外的な国際社会の動きもあり、不透明な社会の中に学校はおかれています。そのような中で、これまで国立大学附属学校の果たしてきた役割は、ますます重要なものとなっています。近畿国立大学附属学校連盟と近畿国立大学附属学校PTA連合会も、それぞれの府県にとって、そして全国の教育にとっても、これまで以上に重要な役割をもつものとして期待がかけられていると思います。会長を拝命し、身が引き締まる思いです。皆様のご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
 今年度は、憲法・教育基本法のもと、学校教育法が公布・施行されて70周年目を迎えます。6-4-3-4制の新しい学制が発足し、敗戦後のあらたな学校づくりがはじまり、70年を経たことになります。附属学校も、特に、中学校は新制中学校としてはじまってから、今日、創立70周年を迎えることになります。奈良教育大学の附属中学校も、本年、創立70周年記念事業をおこなったところですが、そのはじまりは、1947年4月、奈良師範学校附属中学校として創立されたものでした。この70年にわたる附属学校園の歩みは、戦後教育の歩みそのものであり、多くの試みの蓄積であったといえます。附属の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、また、中等学校など、それぞれの附属学校が個性を輝かせて、子どもたちとともに歩み、保護者とともに協力し合い、そして、地域にねざし、そして全国にも教育のあり方を発信してきた歴史でもありました。そして、附属の豊かな人間形成の環境と教育にはぐくまれ、巣立っていった多くの子どもたちが、多く仲間とともに社会を形成してきたことを誇りとしているものです。
しかしながら、社会の変化は大きく、少子高齢化の加速する中で、子どもたちや家庭をめぐる状況、そして学校教育をめぐる環境も大きく変化をしてきています。すでに、新しい学習指導要領の告示があり、教育内容・方法なども大きく変化する予兆をみせています。このような中で、附属学校園が追求してきた教育の課題への挑戦も、新しい教育課程のもとで探求することになろうかと思います。あわせて、大学の附属学校ということで、法人化された国立大学のおかれた状況も厳しさをましています。昨年(2016年度)より、第3期中期目標計画の期間が開始され、同時に2016年9月から「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」が発足しました。その審議の中では、附属学校の役割なども議論され、教育学部・教員養成大学のあり方が問われています。大学と一体となった附属学校園の役割も新たな局面を迎えるものと思われます。
 附属学校と大学は、人を育てる知恵と経験、科学と学問、そして教育の蓄積をもっています。附属学校を介して、大学とも連なり、学びをすすめ、それぞれの附属が特色と個性を発揮しあうことが期待されています。附属学校園は、子どもたちと教員、そしてPTAの皆様方のご理解ご協力なしには成り立ち得ません。それぞれの附属学校園とPTAとが、附属ならではの創意工夫をおこなうことはもとより、情報交換を密にして、切磋琢磨しあっていきましょう。みなさんの英知をあつめていただき、その創意と取り組みを近畿附属学校連盟と近畿附属学校園PTA連合会に集約していただき、ともによりよい附属学校園にしていく努力をお願いする次第です。