車で大学にいって、研究室にいったんいってから入金にいってくる。
卒論の検討の1日目で、卒論を読む。長い。資料がばらまかれている。いろいろ読んで、赤を入れてみるが、全体の構造を再度、頭に入れないとわからなくなる。
大切な観察の記録なのだが、それをまとめきれていない。
1時間ほど、学生さんと話をする。
その後、また、明日の分の卒論を読む。これまた難物。長い!
結局、読み切れなかった。
家に帰ると『日本の科学者』がきていた。特集は、「競争的環境は大学に何をもたらしたか」
和田肇「大学への競争的環境はどのようにして持ち込まれたか」
牧野篤「競争的環境で大学生はどうなっているのか」
宮田和保「競争的環境下の北海道教育大学における再編-「差異化」の虚構」
それぞれおもしろかった。大学生の生態は、身にしみてわかるが、それが競争的環境でそうなっていると言うことではないように思える。「解離」体験が25%あるとはビックリ(病理レベルは10%)。北海道教育大学の実態は、同じ教育大学で仕事をするものとしてひしひしとわかる。
高等教育全体の政策が悪いのであって、大学が悪いわけではないのだが、しかし、文科省に追随せざるをえない、あるいは積極的にそうしていく大学人の姿もある。悩みは深い。
コンピューターの設定がようやく分かった。時間がだいぶかかったので、明日の卒論の検討ができていない。