布団カバー作ってます、ちくちくと手で縫って呆れるほどのスローペース

・・・どんなに真面目に作っているかを頼まれてないけどお知らせするわ。睡眠や生活の向上に微力を発揮すると経験しているから。

私には超新鮮だった栃ノ心平幕優勝

2018年01月29日 | お相撲について好きにしゃべってます 
大相撲初場所が終わりました。

初日には日馬富士不在で気の抜けたサイダーのよう・・と思ったけど、
終わってみたら、私が初めて目の当たりにした平幕優勝は新鮮そのものでした。

14日目に松鳳山に勝ち優勝を決めた直後、栃ノ心は何度も小さく頷いた、ウンウン。
あれはどんな心理からの頷きだったのか?

いつだったか、浅田真央さんもやっていた。
トリプルアクセルが不調で封印したプログラムでも高得点を得た時に、ウンウン。

大きな目標に向かい努力を重ね、挑み納得の結果を得ることが出来た。
私のやってきたことは間違っていなかった、そんな時「ウンウン」と人は自分を肯定するのかも。

私はしたことがあっただろうか?
無かったなぁ・・とボヤく前に努力せんといかんよね。

栃ノ心×松鳳山戦が終わった後の館内の脱力感がテレビからも伝わったのには、
これから取り組む方達に失礼と思いつつ笑ってしまった。

そして超珍しい場面。
取り組みを終えた栃ノ心が国技館から部屋に帰るのですが、
周囲をメディアの記者やファンに取り囲まれながら歩を進めている。

栃ノ心へのインタビューやら握手やらサイン攻めやら拍手を送るやらで、
楽し気なぐちゃぐちゃの団子状態がわずかづつ動いている。

高い場所からのカメラで写されているのですが、
まぁ、良くしたもので主役の栃ノ心が山のように大きいから存在が一目瞭然。
これが小柄な人(爆問のT中さんとか)だったら探せないよ。

横綱、大関の優勝だと国技館では地下駐車場から車で帰っちゃうし。
14日目の決定と言うことも、楽しきぐちゃぐちゃ団子状態誕生の要因でもありました。

千秋楽の楽しみは相撲中継ラストのエンディングムービー。
スタッフは時間との闘い、怒号が飛び交う中(想像)作って間に合わせる。

ところが土俵の進行が遅れたりすると、過去にはこのムービーの時間が無く流れなかった。
あの時は呆然自失、後からネットで見たけれど感動が違うのよ。

昨日はちゃんと流れた。
優勝が前日に決まっていたこともあってか丁寧に作ってあったね。(そんな気がした)

秀逸なカットは、土俵から転がり落ちた力士に押されて吹っ飛んだ呼び出しさんが、
手桶の水を座布団にザバ~!っとぶちまけた場面。(←そこかい!)
お客さんが座っていなかったのが残念、幸いでした。

栃ノ心が平幕とあって取り組みは早く済み、大銀杏を整える準備も終わっていた。
なので結びの一番後に間を置くことなく表彰式へ。

そんなこんな、とても新鮮でした。


大相撲は不祥事が止まりません。
これからも出てくるでしょう。(オマエは預言者か?)

だってさ、ワイドショー大好物の大相撲不祥事ネタ。
土器の欠片が出たら壺になる。

今日もピーチク騒がしい。
そんな中、爽やかな一陣の風を吹かせてくれた6年ぶりの平幕優勝。

今場所は攻めも早かったし、ゆるフンもなかったし良かったよ。

栃ノ心関おめでとう!



私には気の抜けたサイダーのようだった初場所初日

2018年01月15日 | 日記 
大相撲初場所が始まりました、昨日が初日。

私は自分がどんな風に見るんだろうか?と思っていました。
日馬富士が土俵に上がることはない本場所を。

国技館での本場所開催初日では、前二場所の優勝者掲額の除幕式が行われます。
短いが壮大な音楽に乗り「アーーーアーーーーー」のコーラスと共に額に掛けてあった幕が落とされる。

昨年九月場所優勝の日馬富士の額も対象だったのですが、
除幕式を辞退と言うことでひっそりと掲げられ済みだった。

テレビ中継中、引退した日馬富士を振り返るビデオが流れました。
少年の細いハルマは「フトレナイ」と言っていた。
・・・その後はあっという間に終わってしまった、小匙一杯の短いビデオ。

除幕無しでも掲額はしてくれた、短くても振り返ってくれた。
そう思えばいいのかな?

日本に来て17年の努力、70代横綱を務めた功績、
それを貴ノ岩を暴行し、略式起訴罰金刑を受けた擁護できぬ事実がかすかな痕跡を残し消した。

お相撲中継を見終わった後、
すっかり泡の立たなくなったサイダーを飲んだ思いがした。








雪原の 機影呑み込み 着陸す

2018年01月07日 | 日記 
昨年12月30日に北海道に行きました。

正午を跨いでの飛行、私が窓にへばりついて白い大地を見つめていると、

飛行機の小さな影を雪原に見つけた










少しづつ大きくなる時間が長かった、次に見る見るうちに大きくなって、
5枚目の写真の直後の瞬間に機体が影を呑み込んでド~ン!!と衝撃、あっ、着陸した。

動画撮れば良かったなぁ・・と後で思ったけど、
スマホ歴の短い私は動画を撮ったことがないのです。

写真を撮るのも忘れて見入った光景にも出会いました。

遙か向うに雲海の上の青空を反対方向に飛んで行く飛行機。
ジェットを雲に変えながら、もの凄い早さで滑空する飛行機。

空の上ですれ違った短い時間、あっと言う間に視界から消えた。

ジブリのアニメのような場面でした。
あぁ・・写真撮ったら良かったのにと痛恨。

でも、ね。
「写ルンです」が全盛の頃、虹が空に出ていて道で見上げていたら、
すぐ傍で「カメラ、カメラ・・」とバッグの中を探していた女性がいました。

やっと見つけて取り出したけど、虹はかなり薄くなっていた。
一番美しい時をあの人はバッグの中を見ていたんだなぁ、
と何故か私が残念な思いを抱いたことがあります。

きっと私もスマホ操作に慌てて写真もうまくは撮れず、
あの不思議な光景をじっと見ることも出来ずに終わったでしょう。

飛行機の影の写真も、眼下の幾何学模様のような風景を撮ろうと思い、
スマホをカメラにして構えていたから撮れたんだしね。


オマケ