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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

“復帰”なの?

2009-03-06 19:11:19 | Weblog

M・ジャクソンさん、7月にロンドンで復帰コンサート(読売新聞) - goo ニュース

 マイケル・ジャクソンが「キング・オブ・ポップ」と異名を取れていた理由は、例えば

『Thriller』、『Bad』、『Dangerous』とアルバムタイトルを見れば分かるように、どれも

マイケル自身のことを指しており、彼の楽曲は全て彼の経験に基づいて作られて

いるために力強さがあったからだと思う。少年虐待罪に関して裁判上無罪になって

いる。しかし彼が書いている歌詞を聴いていると、彼自らが自分は“スリラー”で

“バッド”で“デンジャラス”なんだと告白しているように聞こえる。今回のコンサートは

“復帰”コンサートと伝えられているが、正確に言うと“引退”コンサートだと思う。


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コミットメントの仕方

2009-03-05 00:06:27 | Weblog

深澤真紀の社会の“正しい歯車”として生きる! 【9】村上春樹の「卵と壁とシステム」 聞こえのいい言葉より、覚悟ある言葉を語ろう(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

 何故村上春樹はいつも過大評価してもらえるのだろうかといつも不思議に思う。

例えばこの「卵と壁」の話はそんなに優れた比喩だろうか? 彼は現実に関わる話

になる時は『アンダーグラウンド』にしても『約束された場所で』にしてもまず自分の

安全地帯を確保してから発言しているように感じるし、今回のスピーチにも同じこと

を感じる。村上春樹が好きな作家だと思われるフランツ・カフカの言葉に「君と世界

との戦いでは、世界に味方せよ」というものがあるが、「卵と壁」の話と比べてみれば

村上の第三者的な目線に対してカフカはより深く世界にコミットメントしているように

感じる。村上はガザ地区にも足を運んだのだろうか?


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素直な育ち方

2009-03-04 00:05:50 | Weblog

「好かれたことあんまりない」麻生首相、低支持率問われ(朝日新聞) - goo ニュース

 麻生は支持率低迷について「どうしてかと言われると、なかなか返答に窮します」

と述べているのだが、答えは既に本人が言っている。「子供の時から人に好かれる

努力もしなかったし、好かれたこともあまりなかった」からである。何故麻生が人に

好かれる努力をしなかったのかといえば、吉田茂元首相が祖父という“肩書き”を

持っているため、努力をしなくても人が近づいてくるからである。麻生は「そういう

環境に育った割には素直に育ったと思っている」と自画自賛しているが、素直に

育ったというのは、例えば竹下登元首相の孫のDAIGOのような人に対して使う

フレーズであり、麻生は素直に育ってはいないからこの低支持率なのである。


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『7つの贈り物』 50点

2009-03-03 20:18:38 | goo映画レビュー

7つの贈り物

2008年/アメリカ

ネタバレ

重い‘正義’

総合★★☆☆☆ 50

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品の原題『Seven Pounds』はウィリアム・シェークスピアの喜劇『ヴェニスの商人』のシャイロックが切り取ろうとするアントーニオの肉体の‘1ポンド’が由来らしいが、むしろ物語の内容はオスカー・ワイルドの短編小説『幸福な王子(The Happy Prince)』に似ている。
 この作品で最も引っかかる部分はベン・トーマスが自分の‘贈り物’を提供する相手が良い人間か悪い人間か事前に調査しているところにある。人の善し悪しなどはそれほど単純に決められるものではない。例えば目の不自由なピアニストの性格が悪かったとしても、目が見えるようになることで性格が良くなる可能性もあるし、その逆の可能性もある。話が難しくならないように単純にしたのかもしれない。それならばあれほど緻密な調査ができる頭に良いベン・トーマスが携帯電話を見ながら車を運転して事故を起こすようなヘマをするだろうか? つまり登場人物の造形の仕方が統一されていないように見えてしまうのだ。
 ベン・トーマスは実はベン・トーマスではない。ベン・トーマスと名乗っている人物はティム・トーマスである。多分ティム・トーマスは‘事実上’死んだことにして、彼の臓器を捧げる決心をしたのだと思うが、演出は終始重い雰囲気で『幸福な王子』のようなファンタジー感がないため見終わっても気分が重いままである。


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やっぱり

2009-03-03 00:09:56 | Weblog

さもしい撤回?「いえ。目的が変わりました」2日の首相(朝日新聞) - goo ニュース

 首相が定額給付金を受け取ることは誰もが分かっていた。実は麻生も含めて。

麻生によれば定額給付金の目的は生活支援から消費刺激へと変わったらしい。

それならば当然配分も変えなければならない。65歳以上と18歳以下が2万円で

それ以外の者が1万2千円であるが、消費刺激であるのならば逆にしなければ意図

が通じないであろう。それに振込みというのではわざわざ引き出して使うほどの額

ではない。期限付きの商品券にでもしなければただ貯めこむだけになるのではない

のだろうか? 金持ちである麻生が2万円ごときに一喜一憂している有様こそが

さもしいというのである。景気対策はこれで十分だそうである。


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面白みの無い男

2009-03-02 00:00:13 | Weblog

麻生さんは「強い日本…」好き?2か月ぶり書店でまとめ買い(読売新聞) - goo ニュース

 恐らく麻生は本を買っても読んではいないんだろう。「この本(『小泉純一郎と竹中

平蔵の罪』佐高信著)を買ったら面白いんじゃない。」と記者団に笑いかけたが、

同書は購入しなかったそうである。ウケを狙うのではなくて本当に購入して小泉に

対してメッセージを送ればいいのにそのような心理戦を思いつくこともなく、その上

購入しないからウケさえも狙わないのである。つまり麻生は『マキアヴェッリ語録』

など購入しているが、目的のためには手段を選ばない権謀術数“マキアヴェリズム”

とは全く無縁の男なのである。


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『オーストラリア』 0点

2009-03-01 23:30:18 | goo映画レビュー

オーストラリア

2008年/オーストラリア

ネタバレ

差別の解消による新たな差別

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品の意図はオーストラリア原住民アボリジニをはじめ女性や子供や黒人に対する人種差別の存在を明確に示してそれを克服するという物語であろう。だから作品前半はアメリカのテレビ西部劇『ローハイド(Rawhide)』のクリント・イーストウッドが演じていたような役をニコール・キッドマンに演じさせて男性に劣らない強い女性を描いたのであろう。
 しかしこの作品には瑕疵があると思う。作品後半に日本軍がオーストラリアのダーウィンを空襲するシーンがある。その空襲は事実であり、多数の犠牲者を出したのだが、作品内で描かれているように日本軍が上陸して抵抗しないオーストラリア人を銃殺したりはしていない。
 2008年、オーストラリア政府がアボリジニに対して公式謝罪したという字幕でこの作品を終わらせるということは、この作品はフィクションではあっても事実に基づいていることになる。そうなると当時日本の軍人は‘無差別’に人を殺していたというような印象を与えてしまうであろう。
 もう一度確認しておきたい。この作品はアボリジニをはじめ女性や子供や黒人に対する人種差別の存在を明確にしてそれを克服する物語である。ナラの最後のセリフは「物語が人と人の絆を強める」というものだったはずである。しかしこの‘物語’は‘日本人’を差別することでオーストラリア人とアボリジニたちとの差別を解消しようとする歪んだものであり、そのような‘間違った物語’こそが今日まで続く差別を放置した原因となったのではないのか? 作品の出来自体が良いだけにこの差別は看過できないのである。私は今この作品の興行収益に貢献してしまった自分を恥じている。1000円返して!
 差別に関しては映画評論家の中では人一倍敏感なはずであるおすぎ氏がこの作品を高く評価しているのが不思議である。
 2009年3月6日の読売新聞夕刊(P.12)で、日本軍のダーウィン侵攻の場面に関してヒュー・ジャックマン氏が以下のようにコメントしている。
 「激動の時代の豪州は、あくまでも物語の背景。あの場面でバズが描く本当にショッキングな悪は、当局が、目標となった島にアボリジニの人を置き去りにしたということ。本当の悪が浮き立つように日本軍侵攻が描かれているのだと思います。」
 事実なのだから日本軍侵攻を描くことに問題はない。問題なのは描かれ方であり、あのような描かれ方では本当の悪が浮き立つどころか霞んでしまうことくらいは理解して欲しいものである。


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引退の勧め

2009-03-01 00:01:41 | Weblog

中川前財相、地元でおわび 支援者は「団結して支える」(朝日新聞) - goo ニュース

 本会議には出席できないけれども地元に戻るのは良いリハビリになる中川の病気

とはいったい何なのだろうか? 極めて中川に都合に良いこの病気は限られた情報

から判断するのならば精神に関するものである。「悪い時に支えるのが後援会」では

あっても精神を病んでいる国会議員を支えるというのは本人に酷なのではないのだ

ろうか? ただの地元の恥であるのならば勝手にすればいいとも思うが、今や中川

は日本の恥である。あの醜態は今後ネット上で永遠に流れるのである。以上を勘案

するならば支援者は中川自身のためにも引退を勧めるべきであろう。判断を誤れば

取り返しのつかないことにもなりかねない。


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