村上春樹、“たばこポイ捨て”批判にコメント 単行本では「別の名前に変えたい」(ORICON STYLE) - goo ニュース
日本テレビの「明日、ママがいない」に対する批判においても感じたことであるが、
この村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」においても、主人公の感想として
「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と書かれた部分
だけを取り上げて批判するからおかしなことになるのである。これは筋を追って
読まなければ作者の意図は分からないと思う。俳優の主人公が、専属運転手で
中頓別町出身の24歳の女性「渡利みさき」と亡くなった妻の思い出などを車中で
語り合った際に、みさきが同町について「一年の半分近く道路は凍結している」と
紹介し、みさきが火のついたたばこを運転席の窓から捨てた時に、主人公が
思ったことである。主人公が何故そのように思ったのか勘案するならば、一年の半分
近く凍結している道路を火のついたタバコを町民一体となって捨てることで溶かすため
である。この程度のギャグが理解できない大人は何を楽しみに生きているのだろうか