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 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ROCK&RULE/ロックン・ルール』 0点

2010-12-21 22:27:57 | goo映画レビュー

ROCK&RULE/ロックン・ルール

1983年/カナダ

ネタバレ

‘ロック’と‘ルール’の相性について

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 1982年に制作された『トロン』(スティーブン・リズバーガー監督)が世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックスを導入した映画として話題を集めたほどには、1983年の『ROCK&RULE/ロックン・ルール』がカナダで英語により制作された最初のアニメーションとして話題になったわけではなく、却ってアニメーションとは子供が見るものという(当時の?)固定観念がドラッグや悪魔崇拝やセックスが絡んでいる本作を不遇に追いやってしまった面があったとしても、現在改めて観るならば傑作といえるかといえばいえないと思う。
 完全なアニメーションではないとしても、既にイギリスで1982年にロックバンドのピンク・フロイドの『ザ・ウォール』がアラン・パーカーによって映画化されており、この作品も傑作とはいえないまでも十分、カルト映画としての素質を孕んだものである。
 更には、1985年にスターシップというロックバンドのミッキー・トーマスとグレイス・スリックのデュエットによる「We Built This City」(作詞は Bernie Taupin )がビルボードで一位を獲得して‘現実化’してしまい、この作品のクライマックスで描かれたオマールとエンジェルの感動的なデュエットは現実の前に雲散霧消してしまった。
 ロックがテーマでありながら、物語は予定調和的であり、キャラクターには特別な魅力が無く、参加ミュージシャンは豪華でありながら曲がそれほど良いわけでもなく、残念ながら劇場まで足を運んで観る価値を私は全く見出せなかった。


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