MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ナイル殺人事件』

2022-04-02 00:54:45 | goo映画レビュー

原題:『Death on the Nile』
監督:ケネス・ブラナー
脚本:マイケル・グリーン
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
出演:ケネス・ブラナー/トム・ベイトマン/アネット・ベニング/ガル・ガドット/アーミー・ハマー
2022年/アメリカ・イギリス

続編を撮る意義について

 前作の『ナイル殺人事件』(ジョン・ギラーミン監督 1978年)では上手く描写されていたのに、本作においては上手く行っていない点が一つある。それは容疑者とされる人々が事件当時に滞在していた部屋の位置がよく分からないところである。事件の性格上、事件現場からそれぞれの部屋の位置は本作においてとても重要なはずなのだが、ブラナーはあまり興味がなかったようだ。
 しかし勿論収穫もあって、作品の冒頭で主人公のエルキュール・ポアロが何故髭をはやすようになったのか描かれており、ブラナー監督がシリーズとして撮り続けることで、明かされてこなかったポアロの半生が語られることになるならば今後の続編にも期待が持てる。

 デペッシュ・モードの「ポリシー・オブ・トゥルース」を和訳しておきたい。因みにこの曲は「真実の方法」を否定的に捉えている。真実は人それぞれだから法治があるのである。

「Policy Of Truth」 Depeche Mode 日本語訳

君は何かを隠していた
君にとっては隠すべきものだったんだろう?
でも今の君は貫き通していることに満足していない

まさに代償を払う時だ
アドバイスを聞かずに
若い頃に真実の方法を決めたことに対して

物事というのは全く違ったものにもなり得る
すっかり社会に溶け込むことだってあるんだ
君は絶えず生じる疑問に悩まされるだろう
嘘をつき続けていたらどうなっていただろうかと

起こってしまったことを変えるには遅すぎる
証拠を真実の方法に引き渡すことで
結果と対峙する時が来たようだ

「二度とやらない」とは君の誓いの言葉だ
前回も言っていた
「二度とやらない」とは君の誓いの言葉だ
前回も言っていた

君は口ごもったままそこに立っている
君は今までの教訓からより良く学ばなければならないんだ
隠すべきことは隠して
言うべきことは言うんだ

もしも君が断固として真実の手段を
追求すると引き続き決心するならば
抱える問題が増殖するのを君は目の当たりにするだろう

「二度とやらない」とは君の誓いの言葉だ
前回も言っていた
「二度とやらない」とは君の誓いの言葉だ
前回も言っていた

Depeche Mode - Policy Of Truth (Official Video)
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_65046


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