MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『レインマン』

2014-06-20 22:10:17 | goo映画レビュー

原題:『Rain Man』
監督:バリー・レヴィンソン
脚本:バリー・モロー/ロナルド・バス
撮影:ジョン・シール
出演:ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/ヴァレリア・ゴリノ/ジェリー・モレン
1988年/アメリカ

『レインマン』と『アナと雪の女王』の比較考察

 改めて今本作を観なおしてみる価値があるとするならば、本作のストーリーの骨格が『アナと雪の女王』(クリス・バック/ジェニファー・リー監督 2013年)とそっくりで、姉のエルサの魔法で妹のアナに危害が及ばないように2人が同じ城の中で触れ合わないように育つように、本作において幼い頃にサヴァン症候群のレイモンド・バビットの「特別な才能」で弟のチャーリーに危害が及ばないようにレイモンドが施設に預けられて別れて暮らすことになるからである。ただチャーリーは幼かったために自分に兄がいたことを父親が死ぬまで知らなかったために、レイモンドを財産や驚異の記憶力による「金づる」としか見ていなかったが、自分が幼い頃に歌を歌って心を和ましてくれた「レインマン(Rain Man)」が「レイモンド(Raymond)」であることをレイモンド自身から教えられ、別れる時も「Bye bye Rain Man」と言いながら手を振っていたことも教えられる。
 ようやく本当に心を許せる親族を見つけたチャーリーがレイモンドと一緒に暮らしたいという思いは本物だったと思うし、レイモンドがチャーリーを「親友(Main man)」と認めた気持ちも本物だったと思うが、2人はそれぞれの人生を歩むことになる。
 同一のストーリーの骨格をベースに、「雪」や「雨」の中、似たような境遇の、「病気」の兄と弟を「実写」で「魔法使い」の姉と妹を「アニメーション」で描き人生の選択も対照的なところも興味深い。


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「ブラック企業」の東京都議会

2014-06-20 00:02:11 | Weblog

女性都議に「産めないのか」 自民?議員席からヤジ(朝日新聞) - goo ニュース

 日刊スポーツによるならば、「東京都議会定例会の一般質問で18日、女性議員に

対するやじで議会が混乱した。みんなの党・塩村文夏議員(35)の女性の晩婚化問題に

ついて質問中、男性議員から「自分が早く結婚した方がいい」「産めないのか」などの

やじが飛んだ。塩村議員は「自分が悩んでいる当事者として言葉にならなかった」と涙した。

同党の両角穣幹事長によると「あいつ不倫してるんだぜ」などのやじも聞こえたという。

両角幹事長は「こんなセクハラ発言、首都の議会として恥ずかしい」と怒り心頭だった。

24日の議会運営委の理事会で正式議題に上げるよう働き掛ける。」これだけの暴言に

対して自民の吉原修幹事長は発生源が自民かどうかは「わからない」としながらも、

「各会派が品位を持って臨むべきだ」と話すに留め、発言者を特定するまでの熱意はない

ようである。自民党議員が座っている方向から聞こえてきたことは分かっているようで、

それならば他党の議員に言う前に、自身の党首の妻に同じことを訊ねてみればいいのだ。

自民党にとっても他人事ではない問題のはずなのだが、全く緊張感が感じられない。


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