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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』

2014-01-03 22:46:31 | goo映画レビュー

原題:『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』
監督:金子文紀
脚本:宮藤官九郎
撮影:山中敏康
出演:岡田准一/櫻井翔/岡田義徳/佐藤隆太/塚本高史/内村光良/ユンソナ/古田新太
2003年/日本

余命の限定で輝く青春について

 世紀が変わった後に、改めて青春映画を撮ろうとする時に、既成の作画を試みても既成の感動しか得られないということぐらい宮藤官九郎ならば十分に承知しているはずで、それならば敢えて「野球の試合」というフォーマット内で過去の作品の引用に徹する中、まさに「弾ける」ものこそが感動につながる可能性に賭けているように見える。
 木更津キャッツアイのメンバーたちが相変わらずふざけている「裏」で、死んだはずのホームレスだったオジーに特殊メイクでなりすまし、刑務所から出所して来たばかりの「微笑みのジョージ」は自分の偽札作りの邪魔をする木更津キャッツアイのメンバーたちの殺害に暗躍する。孤島にアマゾネス軍団を登場させ、ラストで出現する「ゴミンゴ」は『ゴジラ対ヘドラ』(坂野義光監督 1971年)のヘドラをモチーフにしたものであり、 船越英一郎が演じたモー子の父が笛を吹いてゴミンゴをコントロールするシーンはウルトラマンタロウの笛吹き怪獣「オカリヤン」がモチーフなのだろうか? 散々な目に遭いながら余命半年を過ごしてしまった「ぶっさん」こと田渕公平が主治医に再び「あと半年」としか言われないのであるが、あやふやでありながらこの余命の限定こそ青春を謳歌する唯一の方法ではないのだろうか。


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マンネリ感が漂う『ガキ使』

2014-01-03 00:03:17 | Weblog

【紅白】視聴率 関東で後半44.5% 都市部で上昇傾向(ORICON STYLE) - goo ニュース
ガキ使大みそかSP 歴代最高19・8%!(スポニチ) - goo ニュース

昨年大みそかに放送された日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで大晦日

年越しSP 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」はシリーズ歴代最高を記録した

らしいのであるが、個人的にはマンネリ感は否めなかった。前半から「遠藤ファミリー」や

蝶野正洋を登場させていたために、かなり面白い新ネタがあるものと期待して見ていたが、

結局、マツコ・デラックスの寺内貫太郎とエマニエル坊やのモノマネと(3日に放送された

未公開のシーンでは、女子高生にまで扮していたマツコの奮闘だけが目立っていた)、

浜田雅功に似ている、「ウルトラQ」に出てくる人工生命M1号ネタが傑出していただけで、

後半の方はちょくちょくNHKの方を見ていた。最も他の民放は端から諦めていたのだから、

事実上、NHKと日テレの一騎打ちで、紅白は『あまちゃん』のヒットがあったおかげで、

『半沢直樹』の猛追をかわしたといった感じだろうか ダウンタウンは体力の限界を訴え

ていたが、視聴率が良いとなると今年もやらざるを得ないかもしれない。


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