こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
「かながわIT経営塾(2)」ではU-Kanagawa協議会主催の勉強会の様子を紹介します。
「かながわIT経営塾」では、経営視点からITの価値を理解しやすくすることを目指しています。講師の先生方もユニークで、ケーススタディを基にした面白い議論の場になっています。
■経営課題の整理と経営戦略の策定
筆者自身そうですが、中小企業の経営は、目の前のことに追われ、体系的に自社の経営を見直すチャンスはなかなかありませんし、その整理のフレームワークを思い出す機会は少ないとおもいます。その為、客観的な判断が難しく、大きな流れの中で自社の位置づけを見直すタイミングが遅れがちです。大企業なら耐えられることも、中小企業では耐えられません。
勉強会の第一回で「経営課題の整理」、第二回で「経営戦略の策定」を演習しました。「うちは、こうだよなぁ。」と思いつつ取り組んでいます。
今回の勉強会を通じ、改めて、整理のフレームワークを理解し、実践しようとしています。丁度、自社のホームページを作り直そうとしているので、良い機会になります。
■懇親会
勉強会で楽しいのは「懇親会」です。第二回勉強会終了後、懇親会がありました。講師の先生方、事務局の方、受講者の方と、親しくお話ができるようになりました。この「かながわIT経営塾」では、第二回終了後に懇親会が設定されており、緊張をほぐす意味でもとてもよいタイミングだと思います。これまでの懇親会は、中盤から後半、あるいは打ち上げてきなタイミングだったのですが、むしろ前半の早い時期の方が、早く打ち解けることができ、今後の参加が楽しみになります。
■今回の講師の方々
「ものづくり応援隊 in 大田区」の方々です。
ものづくり応援隊 in 大田区のページへ
ホームページの中で「ものづくり応援隊 in 大田区」の活動が紹介されています。「なんとなくIT」の中小企業のよき相談相手になっていただけそうです。
私も典型的な中小企業の経営者です。中小企業の経営者は何処に相談すればよいのか判りにくいと思います。私は、最初に経営の相談をしたのは「川崎商工会議所」でした。今でも、お世話になっていますし、その広がりから「かながわIT経営塾」を知ることになりました。
「ものづくり応援隊 in 大田区」の方々はITコーディネータの集団なので、どうしても「ITを売り込まれるのではないか?」と心配しそうですが、大丈夫です。既にその活動は経験終了され、これまでの社会経験を中小企業経営に生かそうという志のかたで「ITを便利に使う方法」を知っているかた方です。東京都大田区がうらやましくなりますね。
主な講師をしていただいている方は「自動車部品メーカーのエンジニア」を経て今は大学のドクターコースに在籍し、経営を科学することに取り組んでいらっしゃいます。受講者からの突っ込みも「柳に風」で、受け流しつつ対案を示し、議論を盛り上げられます。
「ものづくり応援隊 in 大田区」の発起をなさった事務局の方は、何と丁度20年前に仕事でお世話になった大企業の通信ネットワークの統括の方でした。当時私は駆け出しのUNIXプログラマでしたから、当然存じ上げなかったのですが、20年を経てお知り合いになれるとは驚きです。
■「かながわIT経営塾」主催
U-Kanagawa協議会へ
■NTT東日本の皆様
ヤマハルータの販売側の技術部門を立ち上げた関係で、NTT関連企業様には何度も伺いました。しかしながら、地域担当の方とお話しする機会はたいへん少なく、県単位の事業所と、ご一緒することは殆どありませんでした。
この度の「かながわIT経営塾」を事務局として支えてくださっているのがNTT東日本神奈川支店の方々です。光ネクストの導入が川崎でも始まっており、インテグレータがどう活用すればよいのかを相談させていただくことになりました。
(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。
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