情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

遠隔接続:リモート支援装置で通信機器のシリアルポートを操作

2024-02-01 09:15:40 | ヤマハ通信機器
リモートの通信機器のシリアルや、リモートのLANに接続して課題の調査と解決を行ってきました。その遠隔支援ツールは弊社で開発しています


リモートの通信機器のシリアルや、リモートのLANに接続して課題の調査と解決を行います

昨年は、お客様のネットワークを変更する事前環境の構築にも、このリモート接続の技術を応用し、現場対応時間を大きく削減しました

弊社の遠隔支援システムは、既設のファイヤウオールに影響を及ぼさないようにしています。状況によりつながらないことが予想される場合は、モバイル網での接続をします

これまでは、接続装置としてRaspBerryPiを応用していましたが、半導体不足で入手困難になったこともあり、近年はMiniPC+Linuxでの実装に変わりました



近年のネットワーク構築では、弊社から遠隔接続できるようにしています。つながっていれば駆けつけるより速いのです。もちろん、例外的な事態もあり、現場入りすることもあります

いつもアクセスありがとうございます。今回は弊社の遠隔支援について共有します。通信機器は、現地現物を確認しないと、本当のことは判りません
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ヤマハNVR/SWX/WLXでのWi-Fi実装:NVR700W+SWX+WLX222のLANマップ

2023-11-19 08:20:10 | ヤマハ通信機器
ヤマハの無線LAN機器でWi-Fiネットワークを構築している
ヤマハのWi-FiアクセスポイントWLXシリーズは、何といっても使いやすいことが特徴だろう

ヤマハのRTX/NVRルーター、SWXスイッチとWLXアクセスポイントでネットワークを構成すると、ルーターのGUIから各機器を統合管理できる。これは構築時に加え、長期に渡る運用でもとても便利だ

実は、ヤマハWLXだけでも、複数台のグループ管理が可能で、設定を一箇所に集約して管理することができ、とても便利に使うことができる


使用機材
ルーター:NVR700W(LAN/WAN/WWAN)
スイッチ:SWX2110P-8G(PoEx4)
アクセスポイント:WLX222(3台)

上流から各機器工場出荷状態のまま接続。管理するための設定はとても簡単。NVR700Wのヤマハ独自のL2MSによる管理機能をONにすることで、自動的にこの画像のようにつながる。NVR700WのGUIから見えてしまえば、各機器のGUIを呼び出すことができ、稼働確認はとても簡単だ。

今回の機器選択のポイントは、
- ルーター上流はLANのみではなく、モバイル網接続も考慮した
- 無線LANアクセスポイントにはPoE給電する
- 無線LANアクセスポイントはグループ化して一括管理する

これに加えて弊社から遠隔支援を行う自社開発のEasyRASで遠隔接続しており、困った時のサポートを可能にしている

いつもアクセスありがとうございます。ヤマハルーター、スイッチとアクセスポイントの統合管理機能を共有します。
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現場に行くことなく、ヤマハ通信機器の導入を行います

2022-12-19 17:53:10 | ヤマハ通信機器
ヤマハ通信機器、RTX、NVR、SWX、WLXシリーズを使ったネットワークの設計、事前設定、事前動作試験、現地調整、そして運用支援を現場に入ること無く実施しています

ご依頼は、インテグレータ様です。ヤマハ通信機器は設定が簡単な方です。ただ、設定項目の論理的な整合性を理解していないと、ちゃんとしたネットワークにはなりません。これはどのメーカー製品でも同じです

中堅企業の本社新築に伴うネットワークの新規構築では、以下の流れでした。
遠隔でつないで見ながら調整する環境ごと納めます

1. 機器の選択
2. 事前設定(プリコンフィグ)
3. 弊社内テスト
4.現地設置(SIer様)
5.遠隔現地調整(弊社から)
6.カットオーバー(SIer様)
7.遠隔支援(弊社から)

現地の調整は、弊社開発のEasyRASを使い、ネット経由でVPN接続し、遠隔で各機器の設定を最適化します。現場では、設計時点では洗い出しができなかった調整事項が必ず出てきます。そこに柔軟に対応します

弊社開発のEasyRASは、ファイヤウオールやルーター設定に影響を与えないVPNリモートアクセスサービスです。遠隔支援をするために、ポートを開放する必要が無く、安全性を維持したまま接続します

EasyRASを使うことで、通信機器のGUIをそのまま活用して調整を行います。まさにライブな環境です

■EasyRASのプロトタイプ
これは、モバイル接続できるタイプです。ネット開通前から支援ができます

■ヤマハ通信機器のGUI
判りやすい表示が特徴です


いつもアクセスありがとうございます。弊社は現場に行かない形で、ヤマハ通信機器の導入を行います
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ヤマハRTX810のVRRPで回線を冗長化

2022-10-11 17:55:26 | ヤマハ通信機器
ヤマハRTX810を二台使い、インターネット回線を二重化しました。VRRP機能機能は、代表IPを提供し、その配下に複数の異なるIPと連携することができます。

代表IP:192.168.100.1
主系統:192.168.100.2
副系統:192.168.100.3

のように。主系統の異常を検知したら、代表IPは副系統につながります。
こうすることで、通信しているPCはルーターが切り替わったことを、ほとんど知ることなく通信を継続することができます。

今回の実装は、主系の電源を突然落としても、配下のPC上からネットへのPingのパケットロスが一回のみと、極めて良好です。

主系統ルーターの電源を投入し、起動後に主系へ自動復帰しますが、配下のPCからネットへのPingは、欠落がないほど迅速に回復します。

ひかりネクストのマンション型と、設備として備わっている、マンション・インターネットの二系統の回線を使っています。

いつもアクセスありがとうございます。VRRPでの回線冗長化の様子を共有します。引き続きよろしくお願いします。
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ヤマハRTX1300が販売開始に-10GbEx2+1GbEx8対応ルータ

2022-08-31 14:25:12 | ヤマハ通信機器
ヤマハの企業向けルーターRTX1300が販売開始とのことです。
今後一般化する、10GbEインターネット接続に適しています。


1GbE x 8(RJ45)
10GbE x 2(RJ45/SPF+コンボ)
を備えています

これまでのRTX1200シリーズと異なり、LANポートはグルーピング自在とのこと。いわゆるポートVLANでポートを使い分けるイメージ。任意のポート数でリンクアグリゲーションが可能です


背面には、これまで無かったファンが二基セットされています。


下が前方向ですが、これまでの機種より長い胴です。
設置スペースは、RTX1200/1210/1220より奥行きが深いのですが、フロントの横幅は同じです。


ヤマハRTX1300の速報です。これから普及する10GbEインターネット接続に最適です。引き続き、よろしくお願いします。
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ヤマハSWXシリーズで100MbpsのLANを見つけ出す

2022-01-20 18:48:21 | ヤマハ通信機器
早くからLAN導入に積極的だったお客様には、100MbpsのLANが残っています。

こちらのお客様では、LAN高速化の見直しに当たり、まずSWXシリーズのスイッチを導入。LANケーブルのリンク速度を洗い出しました。
ヤマハSWXシリーズでは、LANポートのリンクスピードが一目瞭然です。

SWXシリーズのLANマップ機能で、接続関係も明確に。重要なLAN配線は100%把握できています。

現状把握も、これからの改善も、そして障害対応もとても楽になります。
明確に把握ができているLANは、ほとんど障害は起きません。

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ヤマハ通信機器の遠隔技術研修を始めました-研修環境をつなぐ

2021-05-18 19:16:57 | ヤマハ通信機器
今回は「ヤマハ通信機器の遠隔技術研修を始めました」についてです。
ヤマハ通信機器の代表である「ヤマハルーター」の設定研修を昨日行いました。

技術テーマ:本社とVPN接続する自社事業拠点の追加

前半:設定に登場する仕組みと技術用語の説明
後半:実設定から新拠点追加のための設定作成
演習:参加者側ルータに設定を投入し動作確認

参加者側には、匠技術研究所内にある研修用ネットワークに接続するための接続キットを届けています。そこに参加者のお手元の研修用RTXを接続し、弊社内にいるかのように、閉域の研修用のネットワークを使います。研修用のネットワークの中では、お試し、失敗ともにOK。実際に動いている、自社ネットワークへの影響はありませんので、安心して研修することができます。

■遠隔研修キット
匠技術研究所が開発したヤマハVPNルーター設定研修キットです。
参加者にはこのキットが届けられ、ヤマハルーター2台を接続してPPPoE/IPv4でのVPN接続を演習いただきました。

いつもアクセスありがとうございます。いよいよ、技術研修を再開しました。今回は大阪のお客さまが対象でした。
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ヤマハルーターのVPN接続研修を「遠隔で再開」します

2021-05-16 13:48:01 | ヤマハ通信機器
コロナの感染拡大の中、弊社主催の集合技術研修は実施しておりません。ただ、技術研修をご希望の声はいただき続けています。

そこで、ご要望の多い「ヤマハルーターのVPN接続研修を遠隔で実施する仕組み」を開発しました。

インターネット上に仮想的に閉じられた研修ネットワークをつくり、研修講師と研修参加者が同一のネットワークに研修で用いるRTXシリーズを接続しVPNの設定演習を行います。

2021年5月より、少しづつ始めていきます。

目標の例:
- ヤマハルーターによるインターネットVPNを使った事務所間接続をこれから構築する
- ヤマハルーターによるインターネットVPNを使った事務所間接続を拡張する

受講者の方準備:
ヤマハルーター設定用PC
講師とのZOOM接続用PC
研修用ヤマハルーター(RTXシリーズ)
接続用LANケーブルなど

匠技術研究所準備:
ヤマハルーターVPN接続研修環境
参加者用ヤマハルーターVPN接続研修接続キット(写真、要返却)

費用:ご希望内容を打ち合わせた上でお見積り
VPNに関わらず、ヤマハ製通信機器を使ったネットワークの設定演習が可能です。

■ヤマハルーターVPN接続遠隔研修キット

ヤマハ通信機器の技術研修を再開します。様々な技術要素を遠隔で実機を使って習得できるように、だんだん機能を拡張していきます。
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ヤマハSWXでVLANの設定-ポートのモードとは

2020-06-02 21:02:09 | ヤマハ通信機器
今日から「ヤマハSWXでVLANの設定」で、設定した時のポイントを時々投稿します。第一回目は「ポートのモードとは」です。

VLANを始めるときに判りにくいのが「ポートのモード」です。
VLANスイッチのポートには以下の種類の設定があります。




キーワード:タグ無し VID=1 UnTag アクセス

これは一般に、PCなどいわゆるLAN上の端末をつなぐモードです。
全てのLANポートのデフォルト状態で、デフォルトVLANです。
PCや、さらに分岐するスイッチを接続します。「VLANを意識せず普通に使っているハブの状態」です。
もしTag有の通信が来ても、Tagの解釈はせず、透過的に流します。同じセグメントのポートをまとめるので「ポートVLAN」と呼びます。

キーワード:タグ有りのみ VID=2..4094 Tag トランク

タグあり、即ちVID=1以外の通信を行うモードです。VLANスイッチ同士、VLANを設定したサーバとVLANスイッチ区間で使います。
通信可能なTagをポートに複数設定することで、複数のネットワーク=セグメントを一本の通信路に集約することができます。TagVLANですね。
このポートにPC(即ちVID=1)を接続しても、タグ無し通信はできないので、リンクはできても通信はつながりません。同じように誰かが設定以外のTag付通信を試みても通信はできません。

キーワード:タグ有り無し混在 すべてのVID Untag+Tag ハイブリッド

デフォルトVLANと指定のTagの通信ができるモードです。VLANスイッチでは意識的に設定しないとこのモードにはなりません。
通過するTagはVLANスイッチで設定したものだけです。「デフォルトVLANも通過するトランクポート」ですので、用途が限られます。TagVLANですね。

キーワード:普通のハブ=ただのスイッチ
VLANスイッチの工場出荷状態はこの状態で、先のアクセスポートもこの状態です。

VLANの概念がなく、Tagを解釈せず全てのLAN通信を透過的に流します。Tag無しで使う場合がほとんどですが、Tag付通信を流し込んでも「透過的に」通信をおこないます。VLANから見たら何でもあり、無節操状態です。
パケットが到着した先がTagを解釈できれば、Tagに基づく通信が確立します。
ただこの状態をもってVLANと呼ぶことはありません。

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