
UbuntuをSDHC/USBメモリーからブートしNetBookをLinux化
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
匠技術研究所ではホスティングサービス分野や通信システムの分野でLinuxを標準のシステムOS(基本ソフト)として使っています。近年はほとんどのパソコンでLinuxをハードディスクやUSBメモリーおよびSDHCカードにインストールすることができています。
Ubuntuでは、もうだいぶん前からWubi(Windows-based Ubuntu Installer)を使ってWindowsのハードディスクの上にUbuntuをインストールすることもできるようになりました。この方法ではWindowsで使っているハードディスク=ファイルシステムはそのまま残し、Windowsのディスク上にUbuntuをインストールし、起動することが可能で、頭の痛いハードディスクのパーティションの切り出しは不要です。この方法を使わない場合は、Windowsのハードディスク領域からLinux用のハードディスク領域を切り出す必要があり、インストールまでに一仕事あります。
一方、USBメモリーやSDHCカードの大容量かつ低価格化が進み、4G程度でも無理なく購入できるようになりました。Linuxはディスク容量4Gもあればインストールすることができます。即ちLinuxをUSBメモリーやSDHCカードにインストールし、起動することができれば、ハードディスク上のWindowsに一切影響することなく、パソコンをLinux化することができるのです。
実際「ヤマハルーターRTX810自力でVPNセミナー」や日経BP様主催の「ネットワーク構築実践講座」等で疑似インターネット網を作る為のPPPoEサーバーはASUS S101 NetBookをSDHC上のUbuntuで起動しLinuxサーバーとして利用しています。もともとこのNetbook機はSSD機なのですが、小容量SSD 16G機なので内蔵のSSD上にLinuxをインストールする余裕がありません。そこでSDHCスロットに4GのSDHCカードを入れ、そこに全てのLinuxをインストールしています。BIOS画面で起動デバイスの優先順位を調整し、SHDCスロットから先に起動するようにしておけば、SDHCカードを挿したときはLinuxが起動し、挿してなければWindowsが起動します。
初期のNetBook機なので決してCPU(Atom N270/1.6GHz/1C)は高速ではありませんが、Ubuntuの日本語デスクトップGUIを立ち上げ、PPPoEサーバーとして機能させても講義用として充分な性能が得られています。GUIを起動することなく使っても良いのですが、RAMは2G搭載しているので、難しいことは考えずにGUIで使っています。PPPoEサーバー以外の用途では、ネットワークの調査に使いますが、性能には不満はありません。
今後USB3.0の普及が進めば、USBでも充分なアクセス速度が得られるので、基本ソフトはUSBやSDHCにインストールすることが一般化するかもしれません。
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