かなり寒さが厳しくなっている。
もう気温が10度を切ることは珍しくなくなった。
セーターを出してみたら 虫が食っていない。
防虫剤を入れるのを忘れていたのでラッキーと思った。
ところが 洗濯機のおしゃれ着洗いモードで洗い 干してみると 穴が空いている。
おしゃれ着洗いモードで洗って穴が空いたわけではなく ちょっと見て気づかなかった穴に洗って干すことで気づいたというわけだ。
僕もこの年まで生きているので 虫食いの穴とそうでない穴とはなんとなく区別がつく。
やはり 虫が食っていたか、、、。
まあ 防虫剤も入れずに つくねておいたら虫が食わない方がおかしいけれど。
それでユニクロにまたセーターを買いに行く。
斎藤佑樹君がユニクロのセーターのモデルになっていた。
やっぱり斎藤佑樹君 結構胸板も厚いし 骨太の身体に見える。
そうか このセーターのロールモデルは骨太かと思った。
それで 僕は もっと細身のラテン系の男の人がモデルになっている方のセーターを買う。
何となく そちらは 綿とポリエステルの合成で 虫に食われる確率も低いと思ったし、、、。
綿でも油断すると虫が食うけれど、、、。
その足で 牛丼チェーンで牛丼を注文。
先に来たお客さんがタブレットで注文していたのでこの店はそうなのかと思い僕もタブレットで自動注文した。
座席にもっていって 食べようとすると 店員の女の子が 「座席で食べると消費税が10パーセントになります」という。
「じゃあ勘定やり直してください」と僕。
すると 女の子は店長を呼んできた。
「お客さん ここは テイクアウト専門店なので 機械で注文すると自動的に軽減税率が適用されます。でもお客さんに損はさせません」と店長は言った。
損って どこが損なの と 僕は思った。
10パーセント消費税を払うところを8パーセントしか払ってなかったら僕は2パーセント脱税したともいえるし また2パーセントの不当利得を得たともいえるだろう。
その2パーセントの税金を払ってもそれは損にはならない。
払うべき税金を払ったことになるし 不当利得を得ている状態を解消したことにもなる。
どの角度から考えても 損とは言えないように思う。
僕が そんなことを考えながら 不思議そうな顔をしていると 女の子の店員さんが「お客さん どうぞ 座席でこのまま 召し上がってください」と言った。
やはり お店としても このまま 勘定しなおして 2パーセントの税金を払わせるのは気が引けたのかもしれないし それをすると 機械の操作が煩雑になるのかもしれない。
後者の可能性が圧倒的に高いと思うけれど。
こういう時に 関西人ならば大概は 「お客さん もう 今回は このままに しておきますわ。次からは中で食べるときは 10パーセント払ってくださいね。 今日はお勉強しときます」という発想になるはずなのだけれど、、、。
長年 関西に すんでいたので こういう時に 僕は ドーっと心が落ち込むほどのカルチャーショックを受けてしまう。
やっぱり ここは 田舎なんだなと思って。
それで僕は食事の途中でもう一度店長さんを呼んでもらって 「次からは 中で食べるときはあらかじめ申告して 10パーセント払いますのでね」と言った。
すると 店長さんは「そうです だから 自動で注文すると機械が8パーセントの消費税でカウントしてしまいますので、次回からは 直接カウンターで口頭で申し出てください」と言った。
何か 変な店長さん と思った。
損はさせない という店長さんの言葉が気になったから 払うべきものは払うと申し出たのに もう 損はさせないと自分がいったことは忘れているか 普段から店長さんはそういう物言いが習慣になっているから 僕は 次回からは払うと言った意図に気付かなかった可能性が高いと思う。
「電気とガスとまとめてお得」とかそんな言葉ばかりが頭にインプットされていて 納税は憲法に記された国民の義務ということは インプットされていないか あまり意識していないので こういうことになると思う。
国民の教育水準がさがっているとよく言われるけれど 教育水準がさがるとモラルも下がるのだなと思う。
民主主義が成り立つためには教育水準の高さを保つことが必要という話を聞いたことがある。
教育水準が低いと 国民のひとりひとりが政治的判断をできないから、、、。
本当におかしな世の中になってしまっているような気がする。
それはともかくいちにち いちにち 無事に過ごせますように。それを第一にねがっていいきたい。