先日 ある 飲食店で 「ラーメンセットと焼きそば単品で一人前 それに お稲荷さん一個」 という感じの 注文をしたら 仲居さんに「そんなに 全部 食べれるの? 一個 一個食べ終わってから 注文したらどう?」と言われて 大きなお世話だと思ったことがある。
メニューの写真をじっくり見て この 盛り付けサンプルなら このくらい頼んでも大丈夫と判断して頼んでいるのに ほんまに大きなお世話や と思った。
僕は 学生のころから 一人の生活が 長いので 餃子の王将に行ったときは こう すきやでは こう ココ壱番屋では こうなどと どの店でどういう注文の仕方をしたら 大体 自分にとって適量か わかっているつもりだ。
でも その 飲食店の 仲居さんは 僕が メニューを じっくり 時間をかけて 見ているので この人は メニューを 読むのが おそい あほの人や と思った可能性が高いと思う。
なぜなら 僕が メニューを 読んでいる途中にも 僕のところに来て 「何を 悩んでおるね? ええよ ゆっくり読んだらいいからね」と言いに来たからだ。
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どうも 字を じっくり 読んでいると のろまの人とか あほの人と思われる 可能性も高くなる傾向にある気がする。
先日 ドラッグストアで のどの薬のコーナーをじっと見ていたら 善良そうな男性の店員の方が 「何をおさがしですか?」とたずねてこられた。
「粉の龍角散です」と僕が言うと。
「粉の龍角散は品切れです」と店員さんはおっしゃった。
「まあ こういうご時世ですから品切れもやむをえませんね」と僕は言った。
すると店員さんは「こういうご時世じゃなくて 中国でも まだ コロナは流行っているし 製造が 需要に追い付いてないということなんです」とおっしゃった。
「だから そういう状況を こういうご時世と 言うんですよ」と僕は店員さんに言おうと思ったけれど もう あほらしくなって 黙っていた。
無駄に せっかく声をかけてくれた店員さんの機嫌をそこねたくなかったし、、、。
よさそうな感じの店員さんだったから、、、。
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また 過日 ドラッグストアで 女性の店員さんに
「消毒用のスプレーは あそこの 端に ありましたが 除菌用のスプレーはありませんか ちょっと安いのを探しているので」と僕は言った。
すると 女性の店員さんは 驚いたような顔をして
「除菌用のスプレーって何に使うんですか?」と聞いてこられた。
そんなスプレーの用途までなんで答えなあかんの と 僕は思ってあっけにとられた顔をしていると その店員さんは
「除菌用のスプレーは せいぜい キッチンを拭くくらいにしか 使えませんよ」と言った。
「まあ キッチンを拭く程度です」と僕は言った。
除菌用スプレーでキッチンを拭いたことなんてめったにないけど、、、。
すると 店員さんは 除菌用のスプレーのある場所を教えてくれた。
その スプレーのパッケージには 「台所まわりの除菌 消臭」と書いてあった。
まさに 「キッチンを拭く」と店員さんがいったそのまんまだ。
もう 本当に 大きなお世話はやめてほしいと 思ってしまうのだけれど 例えば 僕が 飲食店などを経営していて トイレなどに その 除菌スプレーを置いていたら それこそ コロナのこのご時世に お店の 信用問題にかかわってしまう。
あそこの お店は コロナ対策ができていない などと、、、。
そういう意味で 女性の店員さんの アドバイスは 無駄では ないかもしれないけれど
「何に使うんですか?」って 子供相手同様の質問を店員さんに投げかけられると ムッとなってしまう。
「消毒用ではなく 除菌用」 と僕が質問した時点で この人は 消毒と除菌の区別がついているのだから 余計なことは 言わない方がいい と判断してくださると ありがたいのだけれど お店の中を サンダル履きで 買い物している おじさんたちを見ていると 確かに 除菌と 消毒の違いなど 考えたこともない という 感じのおじさんが 多いことも事実であるように感じる。
大阪で こういう とんちんかんな 対応にあったことは ないというと ちょっと大げさだけれど この手の 大きなお世話 という 感じの 対応に会うことは 総じて田舎の方が多いように思う。
大阪に いたころも 梅田や 河原町よりも 高槻などで それも 駅から遠くて 地元のおじさん おばちゃん相手の店の方が こういう目にあう 確率は高かったように思う。
あと 京橋のドラッグストアにも ヨードがコロナに効くとか言う噂を聞いて 人が殺到していて ヨードは あっという間に売り切れ 店員さんはヨードの代わりと言ってアズレンのうがい薬を売っていたのに遭遇したこともあるけれど、、、。
でも 除菌用スプレーの用途を 僕に聞いてこられた女性の店員さんに 「靴の消臭 足の裏の消臭。 かゆいところに ちょっとスプレーすると ユースキンやオロナインより効果を感じる場合がある」 などと 僕の 本当の用途を話したら 店員さんは 目玉が飛び出すような勢いで怒り出すのではないかと 思ってしまう。
大体 男女の喧嘩の ひとつの原因は こういう 衛生管理に関する 問題である場合が多いように思う。
ただ、 コロナのおかげで 衛生管理の問題は ますます複雑になってしまったように思う。
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このように 女性の店員さんに 余計な世話をやかれる というケースが 僕の場合 比較的 多いような気がする。
いつか 百貨店に 母と行ったときに 僕が 床にしゃがんで 母の荷物の整理をしていたら 女性の店員さんが 飛んできて 「転びましたか 大丈夫ですか? あら 荷物こんな床の上に置いて 荷物 ここの 棚の上に置きますね」と言って 僕と母の荷物を商品の棚の上に移してしまった。
後で 僕が 「本当に あの店員さん 何を勘違いしたか知らんけど まったく 大きなお世話やわ」と言ったら 母は 「でも そんな風に 女性に飛んできてもらえるということは 本当になにか急病で倒れたときにも 女性に助けてもらえる可能性が 高いということだと思うよ」と言った。
まあ そういわれればそうかもしれない。
なにごとも プラスの側面を見るようにできれば いいとは 思うのだけれど、、、。
でも 本当に なにかと ややこしい 世の中 そして 規則や マニュアルに従うことが先行してしまって 何気ない 人と人との つながりが 薄れてしまっている時代でもあるな と思う。
ある方の本に (防犯ということばかりに意識が行ってしまって)「知らない人に声をかけられたら 無視しましょう という世の中もまた殺伐としている」という主旨のことが書かれていた。
それを読んだとき 本当にその通りだなと思った。
また さらに 次の世代の人が 今の世の中のシステムに 疑問を感じて それを 変革していってくれるといいな と思うし そうでなければ ならないようにも思う。
それは ともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。