ケンのブログ

日々の雑感や日記

初夏の陽気

2019年04月23日 | 日記
ここ二日くらいラジオで初夏の陽気という言葉をよく聞く。
二十四節気ではあと一週間あまりで
立夏なのだからそのような言葉を
聞くのも自然のなりゆきであるように思う。
三日ほど前、私鉄の駅前広場の桜が
ずいぶん葉桜になったなと思って見ていたら
その木をかすめるようにすばやくつばめが通過した。
そしてつばめは駅前の軒下の巣の方に行った。
駅の改札を潜ったところに
アルミの短冊がいっぱいつるしてある。
昨年駅の構内につばめが巣を作ったので
今年は作らないようにつばめよけに
アルミの短冊をつるしたんだなと思った。
私鉄も駅の外の軒下につばめが巣を作るのは許容できても
駅の構内に巣を作るのはごめんこうむりたいという
ことなのだろう。
気持ちはわかる気がする。
駅の構内で乗客の頭にふんがかかったりしたら
ちょっとまずいし、、、。
昨日横断歩道のところで信号を待っていて
信号が変わったのでわたろうとしたら
おばちゃんが僕の左斜め前方から自転車で
こちらの方に向かってきた。
ずっとこちらの方に向かってくるので
僕の方が先に歩き始めたのにと思いつつも
ぶつかるといやなのでそのまま止まって待っていた。
おばちゃんは「ごめん」と言って僕の前を通りすぎて
また僕の右手の方へふらふらっと進んでいった。
見るとおばちゃんはからだの右側に自転車を構え
左足をペダルにおいて右足で地面をけんけんと蹴る
今時あまり見かけないような昔風の
自転車の発進の仕方をしている。
それはあの構えで自転車を発進させて
あれだけからだが前に突っ込んでしまっていては
人が来ても止まるに止まれないだろうなと思った。
もうただ前進あるのみという感じで、、、。
もし止まったら、また一から構えて
あのけんけんの動作からやりなおさなくてはいけない。
動作のやり直しはきっとおばちゃんにとって
走り高跳びの選手がもう一度、助走から
やり直すのと同じくらいのストレスなのだろうと思った。
もう無事におしりをサドルの上において
自転車の走行が安定するまでは
止まるに止まれないという体勢だった。
しかし、おばちゃんってすごいなと思う。