先日、TVが故障した。
ネットに繋がらなくなった。
そこでルーターの電源を切って立ち上げなおした。
それでも直らない。
それでは、TV側の問題だろうか?
TVの設定→通信設定→ネットワーク設定→Wi-Fi、で確認すると、近所のWi-Fiを拾っているのに、自宅のルーターを認識していない。(不思議なことに、スマホ、パソコンは従来通り使える)
行き詰まったので、電話をかけて、TVを買った電気店が営業しているのを確認して、相談窓口に行った。事情を説明すると、窓口担当者も「分からない」、と。
とりあえず、出張修理担当者に来てもらって現物を見てもらうことにした。
結果を言うと、直りました。
最近のTVは、Androidが入っていて、パソコンに近い。
だから、ときたまソフトの不具合が起きるそうだ。
今回、TVを再起動してもらったら直った。
昔は、写りが悪いと「ぽんぽん」とTVを叩いて直したが、そんな時代ではなくなった、ということだ。(いつの時代だ?)
【備考】
このTVは、2019年11月に買ったもの。
地デジ機能は、ほとんど使っていない。
使うのはもっぱらネット。
買った当初は、こんな使い方をするとは思ってもみなかった。
コロナのせいだ。
韓国ドラマ「製パン王 キム・タック」をU-NEXTで観た。
2010年作品、全30話、1話63-67分
出演:ユン・シユン、チュウォン、ユジン、イ・ヨンア
脚本:カン・ウンギョン
脚本が、「家族なのにどうして」と同じカン・ウンギョンなので、観てみた。予想通り、よく出来ている。「チャングム」同様、次の3要素がしっかり押さえられている。(師弟愛も描かれている・・・これもチャングムと同じ)
①出生の秘密
②復讐
③成長&成功
時代背景は、次の通り。(ドラマ内容からの推測)
第1部 1964年―1976年 主人公1歳から12歳
第2部 1988年―1990年 主人公24歳から26歳
この時代背景にしたことにより、登場人物たちに携帯を使わせず、「すれ違い」を可能にした。携帯があると、簡単に出会ってしまって、物語を盛り上げられず、終了となってしまう。よって、この時代設定が、成功の鍵だった、と思う。
なお紹介文によると、『韓国でのTV放映時、高視聴率を叩き出し、今なお絶大な人気を誇る韓流ドラマ』、とある。
【蛇足】
毎度のことながら、タイトルがサエないのが残念。「製パン王 キム・タック」のタイトルをみて、「ぜひ観てみよう」、と思うだろうか?(よほどのパン好きだ)まだしも、「製パン王」を取って「キム・タック」としたほうが良いように思う。
韓国ドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」をU-NEXTで観た。
2009年作品、全20話、1話63-67分
出演:キム・ナムジュ、オ・ジホ、イ・ヘヨン、ユン・サンヒョン
脚本:パク・ジウン
脚本が、「棚ぼたのあなた」と同じパク・ジウンなので、観てみた。タイトルからちょっと軽めのコメディ、と思うと裏切られる。実際は、想定以上にシリアスに展開する。期待以上の面白さだった。(タイトルがサエないのが残念だ)
韓国で高視聴率を記録し大ブームとなった話題作、だそう。
キム・ナムジュが主演しているが、「棚ぼたのあなた」同様、「内助の功」の妻役を演じて泣かせる。
#「人生を例えるといくら誘惑しても落ちない男みたい」
#11、失業していた夫が正社員となり、初給料をもらうシーンがいい。
【字幕】1
字幕の誤植をよく見かける。配給するのに時間がないのでしょうか?大急ぎで字幕作成するのか、漢字誤りをよく見かける。校正とかしないのでしょうね。(出版界でも、校正がゆるいのか、誤植を見かけるけど)
【字幕】2
あと、誤植と関係ないけど、キマリがあるようだ。
登場人物が「お前はチャングムか!」と言ってるのに、「宮廷料理人」と字幕で変えていた。米ドラマでも、「ポルシェ」と言ってるのに、「ビンテージカー」と変えていた。( Porsche :pɔ́ɚʃ、ポーシ、のように聞こえる)また、別作品で、「トヨタ」と言ってるのに、「日本車」と変え、「ニンテンドー」と言ってるのに、「TVゲーム」と変えていた。
韓国ドラマ「棚ぼたのあなた」をU-NEXTで観た。
2012年作品、全58話、1話62-64分
出演:キム・ナムジュ(ユニ)、ユ・ジュンサン(テリー/グィナム)、ユン・ヨジョン(母)、チャン・ヨン (父)、ヤン・ジョンア(長女)、チョ・ユニ (次女)オ・ヨンソ(三女)
脚本:パク・ジウン
韓国ドラマは奥が深い。掘っていたら、また秀作を発掘した。
「黄金の私の人生」(2017)、「家族なのにどうして」(2014)以上のホームドラマはない、と思っていたけど、本作も、とてもよかった。この3作品が、今のところ、ホームドラマ・ベスト3、と思う。
ドラマには様々なジャンルがあるが、ホームドラマが一番安心して見られて、おもしろく感じられる。(大げさに言えば、ドラマの神髄を感じる)
大家族の日常を描くので、群像劇・長丁場となり、脚本家、監督、演出家、役者の力量が試される。また、各世代の価値観の違いも分かり、韓国事情を知ることもできる。
内容は、TVドラマ・プロデューサーのヒロイン・ユニとアメリカ育ちで孤児の医師テリーが中心となって展開する。韓国といえば、嫁入り先の義理の両親との関係が女性の結婚ハードルになっている。夫は孤児だから大丈夫、と安心していたら、大家族の長男、と判明する。しかも、小姑三姉妹が夫の実家にいる。最初、義理の父母、小姑三姉妹と険悪な関係で嫌われていたが、少しずつ和解し、親しくなる様子が描かれる。ユニが来たことにより、この三姉妹の滞っていた日常が動き出し、幸せになっていく演出がよい。
#1 笑うブタは笑わない豚より5万ウォン高い
#8 女の人生で最も重要なのは進学や就職ではなく結婚なんですね(家父長制度と儒教思想は、色濃く残っている)
#9 いつもワンパターンですから "出生の秘密”に "病気” "記憶喪失”(TVプロデューサー・ユニのセリフ)
【感想】
#35#39で、ユニとマルスクの時代劇コントが挿入されていて、こういう遊び心の演出が嬉しい。(オ・ヨンソは、2012年「棚ぼた」2014年「チャンボリ」より、2017年「猟奇的な彼女」が一番若く見える・・・どうして?・・・「猟奇的な彼女」ドラマ版は、朝鮮王朝に舞台を移して展開するので、映画版と異なる)
「黄金の私の人生」、「家族なのにどうして」より、コミカル度数が高く、一番笑った。
●オンマ・・・「ママ」セグァンは自分の母をオンマと呼んでいる、また、オクは20年近く会っていない母をオンマと呼んでいる
●オモニ・・・「お母さん」マルスクはセグァンの母をオモニと呼んでいる
●オモニム・・・「お母様」に相当。より丁寧になる為か、義理の母の呼びかけに使っている
●アッパ・・・「パパ」
●アボジ・・・「お父さん」
●アボニム・・・「お父様」ユニが義理の父にアボニムと呼びかけている
●オッパ・・・女性から年上の男性への呼びかけ、ジェヨンがイスクに、「店長」でなく、「オッパ」と呼んでくれと頼んでいる、つまり、男性にとって、女性から「オッパ」と呼ばれるのは嬉しいようだ、結婚後、ジェヨンはイスクを「ヨボ」と呼んでいる。
●ヌナ・・・男性から年上女性への呼びかけ
●アガシ・・・未婚の若い女性への呼びかけ、ユニが小姑・マルスクにアガシと呼んでいる
●オンニ・・・お姉さん、ユニが義姉・イルスクをオンニと呼んでいる
●チャギ・・・ユニ夫婦がお互いに呼び合っている「ダーリン」「ハニー」に相当?
●ヨボ・・・新婚でない夫婦が呼び合っている「おい」「ねえ」、ジャンスが妻にそう呼びかけている(電話で「ヨボセヨ」が「もしもし」に相当・・・これも関係ある?)
●イモ・・・叔母さん、伯母さん
●アジュマ・・・「おばさん」
●チャネ・・・「君」年配の人が年下への呼びかけ、ジェヨンの父がイスクに呼びかけている
*以上、ドラマからの推測なので、間違っていたら、ご指摘ください
韓国ドラマ「家族なのにどうして」をU-NEXTで観た。
2014年作品、全79話、1話41-43分
出演:ユ・ドングン(父) キム・ヒョンジュ(長女)ユン・バク(長男)パク・ヒョンシク(次男)
脚本:カン・ウンギョン
「黄金の私の人生」「いとしのソヨン」以上のホームドラマは存在しない、と思っていた。
本作品は、「黄金の私の人生」に匹敵する正統派ホームドラマだ。
日本では、この手の作品は、もう作られていないように思う。
復讐譚やサクセス・ストーリーがあっても、ホームドラマの需要がないのかも?
創作できる脚本家もいないのかも?
大家族に起きる悲喜劇、日常騒動を描いている。
昔気質の父、長女、長男、次男。父の妹、つまり、子どもから見ると叔母さんとその娘夫婦も同居。父は豆腐屋を営んでいる。(母は亡くなっていて、叔母さんが母代わりとなってくれた)
長女37歳は大企業の秘書室長、長男29歳は大病院の外科医、次男26歳はフリーター。
子どもたちは既に大きくなっており、父親を顧みない。
そんな日常が続くかと思われたが、第1話で、若い娘=カン・ソウルがすごい田舎である洪城(ホンソン)から、この一家の住む都会の下町へやって来ることから、バランスがくずれ、物語が動き出す。
#11=叔母さんの台詞
「ラブストーリーでは誤解と葛藤が交錯するの」
(この叔母さん=スングムは崇仁洞(スンインドウ)の自称・恋愛博士)
#22、23では、婚前契約書でもめる
#26=叔母さんの台詞
「朝からせっかく作ったのに 60過ぎの私をこき使っておいて何よ お膳をひっくり返してやろうかしら」(崇仁洞の星一徹か)
#35=父・スンボンが親不孝訴訟を起こす
#37=父から判事へ依頼
「人生に感謝することを教えませんでした(中略)人生で最後のお仕置きです このお仕置きが子どもたちへの贈り物となるようお助け下さい」
#55=叔母さんの台詞
「悪気なく投げた石でもカエルは死ぬ」
#56=叔母さんの台詞
「愛に完成形なんてないよ 結婚が愛の完成形なら誰も離婚なんてしない」
#56
『悪妻は孝行息子に勝る』
#61
Sex and the City のエピソード・パロディが出てくる・・・脚本家はしっかり米ドラマもチェックしている
【感想】
ホームドラマの決定版を観たいなら、本作品(全79話)はおすすめ。
もう少しドラマチックな展開が好みなら、「黄金の私の人生」全52話、「いとしのソヨン」全50話。(「家族なのにどうして」は、タイトルはさえないし、「黄金の私の人生」のようなドラマチックな要素もないのに、「面白さ」が全79話を一気に駆け抜けてる印象をもった。これだけ長いのに中だるみがない・・・とりあえず1話観てみて)以上、いずれもハズレなし。
PS
どうしても時間がなくて、もっと短くすませたいなら、「華麗なる遺産」全28話になる。
いずれも、テーマ=「家族」だ。(出来るなら、全て観てみてほしい、と思う)
【追加感想】
この物語に、必要以上に感情移入してしまうのは、舞台となる下町・崇仁洞に「昭和」を感じるからだろう。なんとなく、NHK「ひよっこ」の舞台、集団就職してくる東京下町を想起した。(役柄として、田舎から出てきて、周囲を巻き込んでいくと言う意味で、有村架純とナム・ジヒョンが少しダブる)
誤解しないよう追記しておくと、本作は群像劇なので、家族全員を丁寧に描いている。それでも、強弱はでるもので、KBS演技大賞 最優秀演技賞を受賞したのはキム・ヒョンジュ・・・たしかに巧かった。先日観た「私たちが出会った奇跡」(2018年)の ソン・ヘジン役の演技もよかった。
韓国ドラマ「愛の迷宮」をU-NEXTで観た。
2017年作品、全24話、1話38-48分
チェ・ジニョク ユン・ヒョンミン イ・ユヨン共演、
脚本、イ・ウンミ
メロドラマのようなタイトルだが、警察ミステリ。
グァンホとソンジェの刑事ペア。さらに若き女性心理学者も加わり、この3人が凶悪で知能が高い連続殺人犯を追い詰めていく。
この作品がおもしろいのは、タイムスリップの要素を持ち込んだこと。
30年の時を超えて、過去(1986)と現在(2016)が複雑に絡み合う。
主要人物の出生の秘密もみどころ。
グァンホとヨンスクの夫婦愛も、どうなるのか?と目が離せない。
想定以上の面白さだった。
#17
「母親の愛情は多すぎても少なすぎても問題が生じるものよ」
【感想】
サイコパスの造形がリアルで、よく考えてある。
相当研究した、と思われる。
【閑話休題】
イ・ユヨンが黒木華に似ている・・・観ていて、そう感じた。
韓国ドラマ「私の10年の秘密」をU-NEXTで観た。
2013年作品、全18話、1話60-65分
ソン・ユリ、ユ・ジュンサン共演、
脚本、キム・ギュワン。
「記憶喪失」、「出生の秘密」、「財閥」、と3拍子そろっている。
が、荒唐無稽な話にならない・・・そこが素晴らしい。
脚本家の腕でしょうね。
天才子役・カル・ソォンの演技も泣かせる。
ヒットはしなかったかもしれないが、良く出来た佳作、と思う。
一度見たものは全て記憶できる天才少女・イヒョンがヒロイン。
しかし、なぜか高校以降10年間の記憶がない。
そんな彼女の前に、夫と娘が現れる。
消えた記憶を探し、人生を取り戻していく物語。
韓国ドラマ「私たちが出会った奇跡」をU-NEXTで観た。
2018年作品、全18話、1話60-63分
キム・ミョンミン、キム・ヒョンジュ共演、
脚本はペク・ミギョン。
途中、中だるみはあるが、なかなかの佳作かと思う。
脚本がよく考えられている。
ifを描いた作品。
死神のミスにより、他人の身体に入ってしまった男の話。
主人公ヒョンチョルは家庭を顧みない冷酷な男、妻のヘジンは離婚を決意していた。
そんなある日、ヒョンチョルは事故に遭い意識不明に陥る。
そこに、同姓同名の男の魂が、入り込んでしまう。
この着地はまったく見えなかった。
しかし、「こうきたか!」、と。
観終わると、「まぁ、これしかないかな」、と思う。
韓国ドラマ「黄金の私の人生」をU-NEXTで観た。
2017年作品、全52話、1話66-74分
最高視聴率47.5%、長編ドラマ優秀賞、脚本家賞
脚本は「華麗なる遺産」「いとしのソヨン」と同じソ・ヒョンギョン。
今まで観た韓国ドラマで、一番面白かったかも。
ストーリーの整合性も高く、登場人物の心理も1人1人丁寧に描かれている。
特に、ジアンとジス姉妹とノ・ヒョンヒとノ・ジニ姉妹を比較して対照的に描写しているのが良い。
物語は、財閥系企業に勤める契約社員・ジアンが正社員になろうと奮闘するところから始まる。上司の無理な要求も断れない。保育園の迎えにすぐ行ってくれと頼まれ、事故を起こし、賠償金を要求される。
また、同時進行で、自宅ではその企業の行方不明になった愛娘ウンソクが、自分だと母から知らされる。
ここから、ストーリーがこじれに、こじれる。
お勧めなので、観てみて。
韓国ドラマ「黄金の私の人生」 │ 人物相関図
【ドラマで気づいた韓国事情】
気づいたこと。
例えば、ヒロインの名前が「イ・ソヨン」とすると、
相手は、「イ・ソヨン」+「シ」と呼んでいる。
日本だと「名字」+さん、「下の名前」+ちゃん、が多い。
韓国の場合、キムさん、イさん、パクさん、チェさん、チョンさんで、全人口の半分以上を占める。名字のバリエーションが少ない。だから、フルネームで呼ばないと、混乱する、と。
もう一つ気づいたのは、夫婦別姓、である、ということ。ヒロインが結婚しても、周りは「イ・ソヨン」+「シ」、と呼んでいる。つまり、「旧姓」フルネーム+「シ」、だ。旦那の家に住んでても、舅、姑は、「イ・ソヨン」+「シ」と呼ぶ。韓国は血縁を重視するから、お嫁さんは「血のつながりがない」、と意識させられる。でも、働く女性にとって便利。名刺、カード、印鑑を変えなくていい。
【韓国語になった日本語】
日本語と同じ発音の言葉があるのに、気づいた。
梅干し、約束、正直、三角関係、など。
【おまけの感想】
日本では、優れた才能がマンガ界とアニメ界に流れるが、韓国では、映画界とTVドラマ界に流れている印象を受ける。
あと、ドラマには、ターゲットとなる年齢層があるが、大きく2つに分かれるように思う。ひとつは10代の少女たち。
もうひとつが、上記以外=20代後半から30代女性、さらに視聴率40%後半に乗せようとするなら男性視聴者も獲得する必要がある。
①=「後継者たち」、「宮」、「ポンダンポンダン」 、「トキメキ☆成均館スキャンダル」・・・つまり、「花より男子」の系列・・・こちらは年齢ギャップの為、パス。(かろうじて、「後継者たち」はOK。
②=「知ってるワイフ」、「私たちが出会った奇跡」、「黄金の私の人生」、「いとしのソヨン」、「華麗なる遺産」、「私はチャン・ボリ」・・・こちらは、OK。
【ドラマの相互影響】
ドラマの影響、流れは、韓国→日本が圧倒的、と思われるが、日本のドラマ、映画も韓国に一部影響を与えている、と感じた・・・「砂時計」「Love Letter」
韓国ドラマ「いとしのソヨン」をU-NEXTで観た。
(2012年 KBS 制作)
全50話、1話63分~65分、最高視聴率49.3%
初回視聴率23.4%、平均視聴率35.8%
韓国ドラマと言うと、あり得ないような設定と展開がスタンダード、と思っていた。
でも、本作品は、普通のホームドラマ。
もちろん、平凡すぎると、ドラマとして面白くないから、適度にひねっている。
つまり、「非凡な設定・事件」と「リアルな展開」が両輪としてうまく機能している。
(その兼ね合いが難しい)
韓国ドラマにも、こんな面白い「ホームドラマ」があったんだな、と目を開かされた。
群像劇としても、登場人物1人1人丁寧に描かれている。
脚本は「華麗なる遺産」「黄金の私の人生」と同じ。(どうりで面白いはずだ・・・私の中では、「家族」をテーマにしたmust3部作、と思う)
内容は、次の通り。
ダメ父のせいで、父の借金を返す青春時代を送ったソヨン。
休学して働き、双子の弟を医大に行かせた。
自身は、お金と時間のかかる医大を諦め、法科大学に進んだ。
紹介されたアルバイトの一つが、財閥の問題児の住み込み家庭教師。
その問題児の兄との経緯も色々あるけど、結局、結婚することに。
「ネタバレじゃないか!」、と怒られそうだが、ソコは重要でない。
全50話中、早々に結婚してしまうから。
結婚してからのエピソードが、本作品のキモだから。
結婚生活がこじれてしまうのは、「私は孤児だ」と、結婚時に言ってしまったから。
(つまり結果として、親を捨ててしまった)
いったいどう展開し着地するのか?
全50話ずっと目が離せない。
【気になる点】・・・一部ネタバレなので、注意。
第43話で姦通罪が出てくる・・・韓国では2015年まで存在したようだ。
儒教思想、旧い家父長制度が色濃く残っている、と言うことか。
だから作品の中核テーマとなる、「親を捨てる」というのは儒教モラルとして大罪。許されないことだ。
「チャンボリ」でも、悪女役・ヨン・ミンジョンは、「自分は孤児だ」と偽り、親を捨て、子も捨てる。だから、堂々たる悪役として物語を最後まで牽引出来た、と言える。
「黄金の私の人生」でも、ヒロインは生みの親を選び、(結果として)育ての親を捨て、そんなことをししてしまった自分を許せず自殺しようとする。
【おまけ】第46話でソヨンが雪山に登る。ソウル近郊の山と思われるが、どこの山だろうか?調べがついたら登ってみたい。
【疑問】
途中で「100人の子供も1人の悪妻にかなわず」って言葉が出てくる。
これはどう言う意味だろうか?韓国では有名な格言なのだろうか?
1位:米ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
2位:中国ドラマ「月に咲く花の如く」
*4位、5位については、迷った。
*次に挙げる作品は、ごく僅かな差。順不同だ。
韓国ドラマ「華麗なる遺産」
韓国ドラマ「愛の不時着」
韓国ドラマ「知ってるワイフ」
韓国ドラマ「私はチャン・ボリ!」
韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」
韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」
中国ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」
中国ドラマ「花と将軍」
【雑記】1
なお、参考までに、最終回まで観た作品を示すと次の通り。(最後まで観た、と言うだけで快挙だ)以下、視聴順。
米ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル(The Marvelous Mrs. Maisel)」
中国ドラマ「月に咲く花の如く」
韓国ドラマ「愛の不時着」
米ドラマ「ブレイキングバッド」
中国ドラマ「花と将軍」
NHKドラマ「あまちゃん」
NHKドラマ「ひよっこ」
韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」
中国ドラマ「ハンシュク 皇帝の女傅」
中国ドラマ「瓔珞」
中国ドラマ「宮廷の諍い女」
中国ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」
米ドラマ「グッド・ワイフ」
中国ドラマ「武則天 -The Empress-」
韓国ドラマ「私はチャン・ボリ!」
中国ドラマ「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」
韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」
韓国ドラマ「知ってるワイフ」
韓国ドラマ「華麗なる遺産」
韓国ドラマ「相続者たち」・・・「花より男子」が好きな方なら、夢中になるかも
中国ドラマ「お嬢さま飄々拳」
*抜けも多数あり。
【雑記】2
この1年コロナ自粛で、自宅にいることが多かった。
昨年2月、Amazonと契約したのは、Amazonオリジナル「マーベラス・ミセス・メイゼル」をどうしても観たかったから。Netflixと契約したのは、Amazonだけでは、観たい作品がもれてしまうから。さらに、U-NEXTと契約したのは、次の3点、「瓔珞」「宮廷の諍い女」「ミーユエ 王朝を照らす月」を観たかったから。解約しないのは、使い勝手がいいから。
韓国ドラマ「華麗なる遺産」をU-NEXTで観た。
(現地放映、2009年4月から7月)
全28話、1話59分~65分、最高視聴率47.1%!
ヒロインのウンソンの父が破産し、事故死。継母が保険金を独占するため、ウンソンを騙して追い出す。ウンソンは露天で食べ物を売って生活する日々。そんなある日、貧しい身なりをしたお婆さんを助けたことから物語が動き出す。お婆さんは、食品会社の社長で、ウンソンを自宅に住まわせ、遺産を譲る、と言い出す。
登場人物が複雑に絡み合い、進行する。よく練られたシナリオだ。株主総会のせめぎ合いはクライマックスのひとつ。
【雑記】
先日紹介した「知ってるワイフ」で、次のようなシーンがある。
「夢じゃない夢をみたことが?」
「何だ?」
「リアルすぎて夢だと思えない夢だよ」
「もちろんあるさ ハン・ヒョジュと付き合ってた」
そのハン・ヒョジュが、本作品のヒロインを演じている。
「嫁として連れてきてほしい女優」1位、だそう。
身長170㎝、だそうだが、画面では小柄にしか見えない。
「私はチャンボリ」の、オ・ヨンソも、 身長170㎝、とある。
「キム秘書はいったい、なぜ?」の、パク・ミニョン、身長164㎝。
「相続者たち」の、パク・シネ、168㎝。
「愛の不時着」の、ソン・イェジン、165㎝。
いずれも、演技してると小柄に見える。
おそらく、周りの男優陣が180㎝以上、と思われる。
【さらに雑記】
パク・シネは、「天国の階段」のヒロイン、チェ・ジウの子ども時代を演じている。チェ・ジウと言えば、「愛の不時着」で、韓国ドラマ・オタク兵士が、目の前の大型液晶TVより、実現不可能と思えるジウ姫との会食を選んでいる。
(2018年8月から9月まで、現地で放送、原題:아는 와이프)
全22話、1話46分~57分。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「リプレイ」を足して割ったような作品。
現在の妻との結婚を後悔した夫が、過去を変えることで、人生を取り戻そうとするが・・・。
過去に戻って、現在の妻との出会いをなくし、別な女性との出会いに変えてしまう。
すると、朝起きると、ベッドで横に寝ている妻が入れ替わった!
本当におもしろくなるのは、そこからの展開。
なお、現在日本で放送の同名作品は、韓国のリメイク版。
(2021年1月28日am現在、第3話まで放送済み)
日本版と韓国版は、どう違うのか?
まず、エピソード数と長さが違う。
●妻が入れ替わっている事に驚くシーン
日本版ー第2話前半
韓国版ー第3話後半
●元妻が夫の勤める銀行に同僚としてやってくるシーン
日本版ー第2話前半
韓国版ー第4話後半
ストーリーは、細かい点は異なるが基本同じ。(細かいエピソードは半分くらい削除されているが)となると、キャスティングと演出が重要になってくる。
韓国版の方が演出が大げさになっており、コミカルな印象を受ける。(製作者側もそう意図している)日本版は、韓国版よりシリアスに展開する。
では、どちらが面白いか?
少なくとも、韓国版は最後まで面白く視聴できた。
キャスティングも良い、と感じた。
日本版は放映中なので、コメントを控える。
【印象に残った台詞】(第5話)
「銀行員は3年経てば仏の境地になると言うでしょ」
【印象に残った台詞】(第2話)
「(介護施設の)1か月の利用料は?」
「120万ウォンくらいだったと思うけど」
【雑記】
韓国の職場の様子が分かって興味深い。
舞台となるドラマの職場環境、基本、人間関係は良好だ。
そこがドラマ好感度アップに繋がっている。
【備考】
Amazon、Netflix、U-NEXT、どれでも視聴できる。
但し、Amazon、Netflixは、全16話で、オリジナルと同じ形式。
本来、韓国有料ケーブルTV「tvN」全16回に渡って、1話1時間以上で、放送されたものだが、U-NEXTは、全22話。1話が1時間以内、と編集しなおしているようだ。
【参考リンク】
知ってるワイフ | フジテレビ
韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」をNetflixで観た。
2018年6月~7月放送。
全19話、1話31分~37分。
「如懿伝」に疲れた時に観たのが、「チャン・ボリ」と本作品。
軽いタッチのラブコメで、楽しめた。
キャスティングもぴったり。
これで疲れを癒やして、「如懿伝」を最後まで観ることが出来た。
【備考】
Amazon、Netflix、U-NEXT、どれでも視聴できる。
【追記】
ヒロインが出社して間もないとき、たまたま日本から掛かってきた電話にでて、言葉が分からずフリーズする場面がある。先輩社員が電話を取り上げ、流ちょうな日本語で対応する。その後、「日本語も出来ないの」、と嘲笑される。
つまり、韓国では、英語と同様、日本語が出来るのは、ステイタス、という事だ。
また、本作品で、ヒロインの相手役「副会長」の運転するのはクラウン。
・・・けっこう日本びいきに作られている。
2010年代から日韓関係は冷え込む一方だけど、本作品や「チャンボリ」を見る限り、そう悪い(反日)印象を受けない。
Ruyi's Royal Love in the Palace
2018年放映作品。
全87話(1話=46分~50分)
これを観るのは大変だった・・・全87話だから。
最初は調子よく観ていたが、途中で2回ほど挫折。
他の作品を観て気分転換をしながら再び戻って観た。
乾隆帝の時代を扱っているので、「瓔珞⟨エイラク⟩」と同じ。
共通する登場人物多数でありながら、描かれ方が正反対。
ほぼ同時期に配信されたそうだけど、視聴者も困ったかも。
いったいどちらの味方をして観たらいいの?、と。
ただ(個人的に)言えるのは、「瓔珞」の方がずっと面白い、ってこと。
こちらは、全70話(1話47分)だけど、最後まで退屈せず一気に観たから。
【本作品を象徴する熟語】