「ぶらり車イス紀行」 その762
☆ 郵便はがきが値上げされる
日本郵便は、2016年12月22日、22年間続けてきた郵便はが
きと定形外郵便物、それに、ゆうメールの料金を2017年6月1日か
ら引き上げると発表した。
日本郵便は、通常はがきの差し出し数が年間約2億枚減り、17年度
に営業赤字転落が確実視されていた。そこで、これまで営業努力で価格
を据え置いてきたが、流通量の減少や人件費の上昇で赤字が拡大するの
で、止むを得ず値上げに踏み切ったと言う。日本郵便は今回の値上げに
伴い、年300億円程度の増益効果があると予測している。これで、郵
便事業の黒字維持と言う。
しかし、営業努力と言うなら、これまでのサービスが維持されること
になる。ところが、1月2日の年賀状の配達は廃止される。これは、旧
郵政省時代の1974年から休止され、日本郵政公社となった後の20
05年にサービス向上を掲げて再開したが、今年(2016年)1月の配
達実績を見てみると、元日が1カ所当たり30.6通だったのに対し、
2日は2.7通にとどまり、2017年は配達の効率化を考えるなどし
て、できるだけ元日に年賀状が届くように努めると言う。でも、これで
は、価格が上がって、サービスが低下することになる。
それに、これまでにも消費税の導入時や消費税率の変更時にたびたび
価格を変更してきた経緯があるので、消費者には『またか』という嫌悪
感が存在する。でも、日本郵便は、実質的な値上げは1994年1月以
来、約23年ぶりの値上げになると言う。
今回値上げするのは、赤字幅が大きい通常郵便はがき(現行52円)
を10円値上げし、62円とする。ところが、年賀はがきについては、
12月15日から翌年1月7日の間に「年賀」と明記して差し出した場
合は、52円のまま据え置くと言う。しかし、封書のうち定形郵便物は
82~92円を維持し、定形外郵便物は規格を定め、それに収まらない
大きさのものは重量に応じて平均で1通当たり100円程度の値上げと
なる。ところが、規格内の中には、値下げされるものもある。そして、
ゆうメールも規格を超える場合に85~100円値上げされる。
競争企業がない中で、簡単に値上げが決められたら、消費者は堪った
ものではない。しかし、赤字垂れ流しのままより、ましである。
たかし でした。
☆ 郵便はがきが値上げされる
日本郵便は、2016年12月22日、22年間続けてきた郵便はが
きと定形外郵便物、それに、ゆうメールの料金を2017年6月1日か
ら引き上げると発表した。
日本郵便は、通常はがきの差し出し数が年間約2億枚減り、17年度
に営業赤字転落が確実視されていた。そこで、これまで営業努力で価格
を据え置いてきたが、流通量の減少や人件費の上昇で赤字が拡大するの
で、止むを得ず値上げに踏み切ったと言う。日本郵便は今回の値上げに
伴い、年300億円程度の増益効果があると予測している。これで、郵
便事業の黒字維持と言う。
しかし、営業努力と言うなら、これまでのサービスが維持されること
になる。ところが、1月2日の年賀状の配達は廃止される。これは、旧
郵政省時代の1974年から休止され、日本郵政公社となった後の20
05年にサービス向上を掲げて再開したが、今年(2016年)1月の配
達実績を見てみると、元日が1カ所当たり30.6通だったのに対し、
2日は2.7通にとどまり、2017年は配達の効率化を考えるなどし
て、できるだけ元日に年賀状が届くように努めると言う。でも、これで
は、価格が上がって、サービスが低下することになる。
それに、これまでにも消費税の導入時や消費税率の変更時にたびたび
価格を変更してきた経緯があるので、消費者には『またか』という嫌悪
感が存在する。でも、日本郵便は、実質的な値上げは1994年1月以
来、約23年ぶりの値上げになると言う。
今回値上げするのは、赤字幅が大きい通常郵便はがき(現行52円)
を10円値上げし、62円とする。ところが、年賀はがきについては、
12月15日から翌年1月7日の間に「年賀」と明記して差し出した場
合は、52円のまま据え置くと言う。しかし、封書のうち定形郵便物は
82~92円を維持し、定形外郵便物は規格を定め、それに収まらない
大きさのものは重量に応じて平均で1通当たり100円程度の値上げと
なる。ところが、規格内の中には、値下げされるものもある。そして、
ゆうメールも規格を超える場合に85~100円値上げされる。
競争企業がない中で、簡単に値上げが決められたら、消費者は堪った
ものではない。しかし、赤字垂れ流しのままより、ましである。
たかし でした。