「ぶらり車イス紀行」 その760
☆ おしっこの回数が寿命に関わる
就寝中(夜中)にトイレに起きるようになったという方が増えている。
それも3回以上と言う人も多い。これを
「歳が言ってきたから仕方がない」
「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけ
ではない」
などと諦めている方が多い。しかし、泌尿器科の医師に聞くと
「統計から言うと、50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに
行かれます。だから、夜中1回というのは、中年以上では『標準的』と
言い、夜中に3回以上トイレに起こされるのを『夜間頻尿』と呼んでい
る」
という答えが返ってくる。
本来のおしっこ(排尿)は、尿が十分にたまって尿意を感じて、トイ
レに行ってスムーズに尿が出るというのが、正常な排尿と言われている。
これは、あまりにも当たり前のことですが、正常でない排尿は、尿意を
急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまっ
たり、排尿に時間がかかったり、そして、尿が十分にたまらないうちに
尿意を感じたり、尿が近く間に合わない気がしたり、おなかに力を入れ
ないと出ない、残尿感があるなど、多くの人を悩ましている。
そこで、夜間頻尿を調べてみると、夜間(就寝中)にトイレに起こさ
れる回数が多いことと医学用語と書いてある。そして、夜間頻尿の方は
どのくらいいるのかを調べてみると、70代の男性で30%くらい、女
性では15%くらいいるとされる。
ところが、たかが尿の回数と侮っていると、高齢者の方の寿命や健康
に大きく関係することが分かってきた。それは、夜中にトイレに行く回
数が少ないほうが、2倍多く長生きするという。なぜなら、夜中1,2
回起きるだけで眠りが中断されて、翌日の昼間ぼんやりするのに、それ
が、高齢の方が夜中に3回ともなると、転倒して骨折する危険性が高く
なったりする。それが元で、肺炎など重篤な状態に陥りやすい。だから、
歳のせいにしないで、夜間頻尿の方は治療をする必要がある。一方、若
い人でも、夜間頻尿は他の重大な病気のサインだそうである。
たかし でした。
☆ おしっこの回数が寿命に関わる
就寝中(夜中)にトイレに起きるようになったという方が増えている。
それも3回以上と言う人も多い。これを
「歳が言ってきたから仕方がない」
「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけ
ではない」
などと諦めている方が多い。しかし、泌尿器科の医師に聞くと
「統計から言うと、50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに
行かれます。だから、夜中1回というのは、中年以上では『標準的』と
言い、夜中に3回以上トイレに起こされるのを『夜間頻尿』と呼んでい
る」
という答えが返ってくる。
本来のおしっこ(排尿)は、尿が十分にたまって尿意を感じて、トイ
レに行ってスムーズに尿が出るというのが、正常な排尿と言われている。
これは、あまりにも当たり前のことですが、正常でない排尿は、尿意を
急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまっ
たり、排尿に時間がかかったり、そして、尿が十分にたまらないうちに
尿意を感じたり、尿が近く間に合わない気がしたり、おなかに力を入れ
ないと出ない、残尿感があるなど、多くの人を悩ましている。
そこで、夜間頻尿を調べてみると、夜間(就寝中)にトイレに起こさ
れる回数が多いことと医学用語と書いてある。そして、夜間頻尿の方は
どのくらいいるのかを調べてみると、70代の男性で30%くらい、女
性では15%くらいいるとされる。
ところが、たかが尿の回数と侮っていると、高齢者の方の寿命や健康
に大きく関係することが分かってきた。それは、夜中にトイレに行く回
数が少ないほうが、2倍多く長生きするという。なぜなら、夜中1,2
回起きるだけで眠りが中断されて、翌日の昼間ぼんやりするのに、それ
が、高齢の方が夜中に3回ともなると、転倒して骨折する危険性が高く
なったりする。それが元で、肺炎など重篤な状態に陥りやすい。だから、
歳のせいにしないで、夜間頻尿の方は治療をする必要がある。一方、若
い人でも、夜間頻尿は他の重大な病気のサインだそうである。
たかし でした。