旅12日目
Fiesta が終わるとともに以前の日常が戻ってきた。
品質と価格の狭間で
ひと月P2,500 で借りているメゾネット。
お湯のシャワーがない batheoom のドアや天井の一部が腐っていたので大家に修理を頼んだ。
今朝大工が一名おくられてきた。木製の骨組み部分までいたんでいたのでかなり大掛かりな作業になると思ったが、腐りかけの木材はそのまま使われその表面にベニア板が張られていった。下半分が朽ち果てていたドアはその部分だけ切り離され新しいドアが継ぎ足された。
使える物は残こす、合理的といえばたしかにそうなのだが、なんと言えばいいのだろうか、仕上がりに関しては小学生の図工程度で職人技とは程遠い。これでも一年位の耐久力はあるのだろうか。
結局単純換算で5,000円位の家賃では先進国レベルの高品質な住環境は手に入らないのだ。低家賃の借家暮らしで快適性を求めるなら、自費で部屋を改造するしかないのだろう。
幾分飛躍するがフィリピンの中流以下の人々の暮らしは全てに於いてこんなものなのだ。そしてミンダナオの一地方都市にいると殆んどの人々が中流以下の階層に属しているように見える。