正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

オメガシーマスター自動巻き時計、カルティエ婦人物クオーツ時計、グランドセイコー婦人物、シチズンベガクオーツ時計を修理です

2019年03月23日 | オメガシーマスター
今日は朝運動の日でしたので10時開店でした。

朝から少しすることが多く、日記の更新が今になりました。

昨日は1時まで残って修理でした。集中できたと思います。

はじめはオメガシーマスターの自動巻き時計です。2892A-2



N様からのお預かりです。
分解時に気が付いたのは自動巻き機構の油が少なくなっていました。









部品を点検しながら洗浄をして組み、今はランニングテスト中です。

帰る前にゼンマイだけ巻いて帰る予定です。

明日問題なければ文字盤と針を取り付けます。

次はカルティエの婦人物クオーツ時計です。






75キャリバー



電池を交換したのですが動かず。以前電池から液が漏れている個所があり、不具合の原因だと思います。






回路等交換が必要と思ったのですが汚れを落として洗浄後組んだところ発信音も消費電流も問題ない状態でしたのでそのまま組み上げました。

今も問題なく動いてくれています。

グランドセイコーの婦人物の婦人物クオーツ時計です。









キャリバー4J51


竜頭がなくなっていてお水が入った形跡がありました。









ケース内側のさびと機械、回路部分の湿気を取ってから洗浄し、さらにさびている個所の錆取りです。

鼓車が巻き芯に固着していたので交換して組み上げました。

きちんと動いてくれるか心配でしたが消費電流も問題なく正常値でした。

最後はシチズンベガのクオーツ時計です。



4A31キャリバーの時計です。Y様からのお預かりです。


分針、時針がディスクになっている時計です。















ディスクの直径が大きく中心まで針抜きが入らないので機械のほうから均等に力をかけて文字盤と機械を分離させてディスクを外しました。

曲がりなく外せました。

機械を分解しました。

歯車部分に油がたくさんついていて不具合の原因だった思います。
洗浄後少しだけ注油して組み上げました。

文字盤、時針長針、秒針のディスクも付けて針すれをチェックしました。今も時間通り動いてくれています。


しばらくこのままで様子を見る予定です。

今日はユンハンスのクオーツ時計を修理してから帰ります。

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