マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

神のことばを信じる信仰

2006-09-29 20:45:57 | 教会の風景
今度の日曜日の礼拝説教

創世記6:9-22

*聖書が示すノアという人物の評価(9節)
  正しい人
  その時代にあって全き人(blamless:非難すべきところのない、過失のない)
  神とともに歩んだ(ともに歩む:日常的、習慣的な神様との交わりがある)

*当時の状況と神の働きかけ
  ・神はご覧になる(神はご覧になる方、無関心ではない)(12節)
   → 道を乱していた(神への恐れと人間の尊厳を軽んじる風潮)
            (善悪の判断の基準が混乱)

  ・神はノアに仰せられた(神は語りかける方)(13-21節)
   → 「地を滅ぼそう。あなたは箱舟を造りなさい。」
   
   ノアはこの神様のことばをどのような思いで聞いたのだろう?
   世界の滅亡と箱舟の建造の命令。
   受け止めようによっては突拍子もないことだ。
   指示された箱舟の大きさは、135m×22.5m×13.5m三階建て。
   一応やってみようかという半端な考えではできない一大プロジェクト。

   ノアはその神様のことばにどのように応答したのだろう?
   「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行なった。」(22節)
   
   新約聖書のヘブル書の著者は、ノアの応答についてこのように言っている。
   「信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、
   恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、
世の罪を定め、信仰による義を相続する者となりました。」(ヘブル11:7)

   ノアは神様の言われたことを100%受けとめた。
   それは「信仰によって」とある。
   信仰とは、神様の言葉に対する純粋な信頼。

*このノアの話はどのように適用される?
   聖書を通して、神様は語りかける。
   私たちはそれを聞く準備があるだろうか?
   神のことばを聞くこと、それが信仰の第一歩。

   神様が用意した偉大な救出プロジェクトの成功の鍵は、ノアの聞く姿勢にあった。
   きちんと聞けば、どのように行動すればよいかおのずと明らかになってくる。
   信仰生活が空回りしているなぁと感じたら、見つめ直してみよう。
   聖書を通して神様に聞くという事をしているだろうか?
   祈りつつ聖書を読む習慣を大切にしよう。
   このような時代だからこそ。
   「ノアは神とともに歩んだ。」
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