6月3日15時32分配信 時事通信
理化学研究所は分析機器用化学材料メーカーの信和化学工業(京都市伏見区)と共同で、日本近海で大量発生し、漁業などに悪影響を与えるエチゼンクラゲなどから、人間の胃液の主成分とよく似た構造のたんぱく質「ムチン」の一種を抽出した。大量生産も可能だといい、製品化にこぎつけられれば、クラゲ退治が新産業につながり一石二鳥となる。
抗菌作用や保湿効果を持つムチンは医薬品や化粧品への応用が期待されるが、これまでは化学的な構造が完全には解明されておらず、合成や大量生産は難しかった。
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