知って得する!トリビアの泉
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 そもそもフランス革命は、民衆の人権を王室から取り戻す戦いであった。王室の圧政に反発してフランス革命を起こしたのは民衆なのである。国の成り立ち自体が、民衆の手によって作られたのである。その思想がヨーロッパ全土に広がり、人が生きていくうえで人権は、もっとも重要であるという思想が、人々の心に定着していったのである。ところが日本では、江戸時代の将軍の政治から、民衆に戻ってきたときに、明治維新という時期があった。この時期には諸藩の藩士たちが民衆に代わって、人権思想を広める時期があった。そこで私が言いたいのは、ヨーロッパと日本では人権問題に対する感覚が違うということである。ヨーロッパの人々は、人権問題に敏感である。ところが日本人はうといのである。これは国が形成された過程で、起こったものである。
 現在中国のチベットで起きている人権問題でも、ヨーロッパの人々は、自分たちの問題のようにとらえることができる。しかし、日本人はうわのそらである。私はもっと人権問題を真剣に考えなければならないと思う。

偏見と差別のメカニズム (人権学習ブックレット)
中川 喜代子
明石書店

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