松下の社名が消えてパナソニックになる

　白物家電はナショナルの名前で、有名な松下電器も、世界的に見れば、そのブ
ランド力は下位にいるのである。韓国のサムスン電器のほうが、そのブランド力
ははるか上位にある。この違いはいったいどこにあるのか。私の妻は以前、京都
駅のみやげ物売り場にいた。京都といえば観光客のメッカである。白人、黒人、
中国人、韓国人など、さまざまな国から、やってくる。いろいろな国の人には、
さまざまな特徴が見られるが、特に目立つのが韓国の人たちである。ものを買う
ときには、必ず値切る。値切らなければ買い物じゃないようである。そのときに
発する言葉がうるさい。言い方をかえれば、元気なのである。活気があるのであ
る。サムスン電器のビジネスマンも、たぶん活気的に日本に勝っているのだと思
う。それでなくては、あれほどのブランド力を、世界に対して持てないと思う。
２１世紀をになうパナソニックとしては、持ち前の技術力を前面に出し、活気で
サムスンに負けないでほしい。