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先日、私は、野口英世の物語をビデオで見て、久しぶりに感動した。

自分が涙を流していることも忘れ、しびれていた。

英世の母(しか)が、重要なポイントになる。

英世が、自分の夢が達成されるまでは、決して、家には帰らないと決意して、柱に、小刀で、刻んだことを、母は決して忘れなかった。

英世の手が、医学の世界を拒み続けるために、英世は、自暴自棄になって、女遊びにふけっていた。

英世のいる東京へ行った母は、ごろ寝して、ふてくされている英世を励ます。

しかし、英世は、自分の手が、自分自身を苦しめて、医学の道を閉ざしてしまうことを、母に言ってしまう。

母は「ゆるしてくんちぇえ ゆるしてくんちぇえ」と言って英世にあやまる。

英世は、自分が母を責めたことが、絶えられなくなって、母に、あやまる。

この一連の行為が、私の胸に迫ってきて、母の大きな愛に、打ち震えたのである。
遠き落日

松竹

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