「明日でちょうど11年目になるのか」。
阪神大震災。私はこの時は大阪の高槻に住んでいた。府営住宅の3階に住んでいたのであるが、朝05:46だったと思う。ドンドンと急に縦揺れが起きた。普段は何があっても起きない私が、この時ばかりは飛び起きたので、相当な揺れだったのであろう。縦揺れの数秒後グラグラと横揺れが続いた。今まで経験したことがないほどの大きな地震だった。冷蔵庫の中身は、蓋が開き外に飛び出していたし、食器棚の食器類が床の上に無惨にも破壊されていたことを思い出した。タンスの上に乗せておいた工具箱が、子どもの寝ている横に落ちていたのには、肝を冷やした。私はこの経験を生かし、普段から災害時の行動を考えるようになった。
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