せいかつ創庫

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お祭りポスターが”セクハラ”??

2008年01月09日 | 時事ネタ
裸祭りポスター:JR東が「待った」…女性が不快感
・・・ちょっとヒドイ話だと思いました。

この岩手県の「蘇民祭」。
ボクは存じ上げていなかったのですが、要するに「裸祭り」なんだそうですが、
毎年掲示をしていたこのお祭りのポスター。

今回に限って、”ポスターの与えるイメージがセクハラに値する”ということで、JR東日本が掲示を断ったということなんです。。。


”セクハラに値する”という部分がどこなのか?
この一番手前でアップに写っているヒゲのおじさんの”ヒゲ”と”胸毛”なんだそうです。。。

たしかに、むさくるしい写真かも知れませんが(言っちゃった(爆))、ポスターとしてお祭りの勇壮な場面を切り取ったとても迫力ある作品だと思うし、胸毛やヒゲ自体が女性に対して「不快感」を煽るものではないとも思うし、裸祭りのアピールという本来の目的からは、大きく外れていますよねぇ???


これを「セクハラ」と認めたら、このおじさん、とっても可愛そうです。

だって、ヒゲや胸毛がダメ!というなら、映画やテレビでヒゲを生やしているタレントはご法度ですね。
胸毛の生えているタレントを映画のシーンで使用できませんね。

勇壮な裸がダメ!というなら、相撲は女性は見られませんね。

極端ですけど、、、


裸を見てどう思うか。
これは女性自身の好みの問題でもあると思うし、たしかに生理的に受け付けられない人もいるだろうけど、これを「一般論」としてまとめくくってしまった場合、これは文化の崩壊ですよ。
ならびに、表現の自由の崩壊だと思います。

これで、この話が通ってしまうと、一般論として「ヒゲや胸毛を露出して醜い人は、そうしていたらセクハラ」
という判例ができてしまう。事実になってしまう。

となると、人種差別と同じような偏見を持ってしまうのではないか。


スッキリ!ではおおたわ史絵氏が発言していましたが、これが小栗旬の裸だったら、女性は不快に思っただろうか??


とくに、セクハラというものの概念や、実際のトラブルでの言い分を聞いたりすると、どうしても「セクハラ」という言葉を持って、神経質になってしまう感があると思うんです。
客観的に見てね。めったなことを言うつもりはないけど。

この問題も、もっと寛容に対処できないと、ちょっとしたことで神経質になって、今後も含めて過敏な反応をしてしまいかねないと思います。
JR側も、そうした敏感な反応に考慮して対処したのかもしれません。

しかし、
苦情があったわけでもないのに、この写真を「セクハラ」と断定したことには、ちょっと納得のいかないものがあります。

”女性が不快に思いかねないデザインだから、修正してくれ…”
って、こっそり打ち合わせていればよかったかもしれないけどね(苦笑)。


ボクもね、デザインやこうしたPOPに興味を持つ人間として、とても魅力あるポスターだと思うんですよ。

だから、掲示もされる前から「セクハラ」と言って片付けたJR東日本の対応。
モデルのおじさんはもちろん、写真を選んだカメラマン、作ったデザイナーさんは不本意ですよねぇ。

そう思いません?


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