えぇこと言うなぁ～～

外回りでラジオ聴きながら移動していて、
例のごとく「ごごイチ」を聴いてると、最近辰巳琢郎の番組が始まったんですよね。



「TOYOTA Presents、Feel the Mind～最上の出会い～」


辰巳琢郎がコラムとして発言していました。




「くいしん坊万才！」をはじめとし、料理番組の司会もつとめてらっしゃいましたが、ほんとうは「グルメ」って言葉、あんまり好きじゃないんだそうです。



料理番組を通じて、
美味しい食べ物を食べること、作ることへの敬意というものをとても感じたんだそうで、感謝して食べることの大切さを実感したそうで。


マスコミが使う「グルメ」っていう言葉は、料理屋食べ物をもてあそぶような印象があって、好きじゃないんだそうです。





それに続き、
ご飯を最後まで残さずに食べるよう教えられたことや、世界の食糧事情にも触れて話をしていました。




なんだか、分かるんです。

貧乏性なんじゃなく、出されたご飯は残さず食べる方なので。



ていうか、
その気持ちは当たり前のことかと。




以前、
テレビだかなんだかで聞いた、とても腹の立つ話がありました。



「こっちがお金を払ってるのに、「いただきます」って言わなきゃいけないのはおかしい」





給食費を払わないどこかのバカ親が言ったんだそうです。


怒りを通り越して呆れるとはよく言いますが、呆れも過ぎると、また怒りがこみ上げてくる。
そんな気がしました。



なんて思い上がったことか！とも思うのですが、
同時に”飽食”と言われ、食べ物についてあまりにも感謝や感動が薄れてきている世の中に
腹も立ちました。


おそらくこの親は「いただきます」のほんとうの意味を知らないんですよね。




これは、
当たり前のように食品があふれ返っている日本の現状を懸念します。






某イ○ンなんか行けば、、、
まさしく溢れかえるほどの商品の山に、それも他社を押しつぶすような低価格設定。


便利には間違いないし、安さを追求することも、決して悪いことじゃないと思うのですが、ちょっと提供者も消費者も”麻痺”してきているとしか思えなくなってきています。





”モノの価値”ってものをちゃんと分かるようになっているのだろうか。



”安いから仕方ない”なんていって、使い捨てるようにモノを扱う世の中になっていることに、誰も疑問を感じないのか。。。




道徳的な話になってしまいましたが、そうしたモノの価値観を肌で感じることも薄れてきているから、↑のバカ親のような人間も出てくるのではないのか。。。


ねぇ
↑人の”親”なんですから。

恐ろしいもんデス。。。




価値を理解しあえることから、自尊心も生まれると思うし、
自尊心が生まれれば、人を蹴落とすことばかり考えるような人間には成らないと思うし。



やっぱ、
便利になって失うもの、忘れ去られるものって多い気がするし、

食べ物ひとつとっても、
命を落として食材となった生き物。それを生産する人。
心砕いて美味しいものを作る人。

いろんな人に”感謝”するってことも忘れてしまうのか。



そんなことまで考えさせられるコメントでした。






ま
食品偽装だの、手抜きだの何だの、、、


作る人も心込めてないもんね。


安いものを求めるから、どうしても生産効率を考える一辺倒で、心を込めることも忘れてしまっているんですよね。。。




ホンモノを求める動き、現況を見直す動きも現れてきているようになってきましたが、

まず自分が生きるために大切な、食べ物を粗末にしないことや、人を敬う気持ちってものも見直していかなければいけないのかなと思いました。









この番組、
じつは昨年末まで片山右京さんがやっていた番組です。


右京さんのトークも好きだったんですが、例の遭難事故を受けてお正月前後の放送が休止に。
そして司会者が今週から辰巳琢郎さんに代わって再スタートした番組なんです。



脱線しますが、
片山右京さんは今回の遭難事故を受けて、自ら謹慎を課す判断を下したわけですが、、
ボクは、Ｆ－１見ていた頃から片山右京さんの冒険心と、同じように持ちえる責任感も含めて尊敬しているので、早く戻ってきてほしいし、また山に挑戦してほしいと思ってます。


命を落とした仲間の分も、人間にとって大切なことをたくさんボクたちに伝えてほしいと思います。







↓↓他力本願はいけない（苦笑）。自力で打ち克て！壁は高いけど。。。がんばれファイブアローズ↓↓