せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

墨攻

2007年02月28日 | Weblog
日曜日の話。

久しぶりの映画。
父親が誘ってきたので見てきました。
ちょうど封切り前後くらいに「ふしぎ発見!」でも取り上げていたので、興味ありました。

面白かったです!

戦闘シーンの迫力もありましたが、とりまく登場人物のあらゆる気持ちが複雑に、複雑~っに入り組んで、主人公、革離に取り巻いてきます。

慈愛を重んじる墨家の
国を”守る”ための戦いには、

革離は宗教家として、戦術家としての役目を果たすために、自らはいっさいの欲望や情を持たず、受け入れず、自分の仕事の”正解”を求めていきますが、理解する人、愛する人をすべて失ってしまう。

それに気づくんですけどね。。。

ラストシーンを見ていると、革離が国を助けにきて幸せになった人が誰一人いないんですよ。

ちょっと皮肉な結末を迎えるストーリー。
ボクは頭が悪いんで、もう何回か見てみると、もっともっとそれぞれの人間模様の描写を感じられるかも…って思う作品でした。

とにかく、考えさせられる作品です。
あと、もう少し時代が下っていたら、墨家の思想がどのように受け入れられていったか…とか。

時代は春秋戦国時代。
日本では卑弥呼もまだ表れていない時代。
中国のスケールの大きさを感じる。
さすが4千年の歴史だ!いつ5千年を迎えるのか(爆)!?

革離役のアンディ・ラウ。
めちゃカッコいいっすよー!